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プレスリリース
航空・宇宙・防衛 研究開発

次世代航空機開発に向けた電力制御及び熱・エアマネジメントシステムの技術開発が NEDOグリーンイノベーション基金事業に採択
~環境にやさしく経済的な航空機電動化の技術開発を加速~

CS

 IHIは,国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO:理事長 斎藤 保)の「グリーンイノベーション基金事業(*1)/次世代航空機の開発プロジェクト」に対し,電力制御及び熱・エアマネジメントシステム技術開発に関する事業を応募し,このたび,採択を受けました。

本事業に用いるMWクラスのエンジン内蔵型電動機(写真はプロトタイプ)
本事業に用いるMWクラスのエンジン内蔵型電動機(写真はプロトタイプ)

 このたび採択された事業では,航空機電動化のコア技術としてMWクラスの発電機や,航空機用として世界最大級の出力をもつ電動ターボ機械等の技術開発に取り組みます。
 また,これらのコア技術を適用して,ハイブリッド電動推進システムを含む電力制御システムや,機体の空調システムを含む熱・エアマネジメントシステムを構築し,従来航空機に比べてより燃料消費の少ない機体システムコンセプトを確立するとともに,地上実証を行うことで,社会実装の確度をさらに高めていきます。
 事業期間は2024年度から2030年度までの約7年間です。

 IHIは,2050年カーボンニュートラルの実現に向け、本事業で取り組む航空機電動化をはじめ,差別化された独自の軽量化技術の開発や水素燃料の適用,および合成燃料の開発と事業化に向けた取り組みを強化することで,環境に優しく,経済的な航空機におけるカーボンニュートラルの実現に貢献してまいります。


【事業の概要】

【事業の概要】

出典:NEDO採択事業概要(https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101735.html
 
 
(*1) グリーンイノベーション基金事業
「2050年カーボンニュートラル」に向けてエネルギー・産業部門の構造転換や,大胆な投資によるイノベーションといった現行の取り組みを大幅に加速するため,NEDOに約2.8兆円の基金を造成し,官民で野心的かつ具体的な目標を共有した上で,これに経営課題として取り組む企業等に対して,最長10年間,研究開発・実証から社会実装までを継続して支援する基金制度。グリーン成長戦略において実行計画を策定している重点14分野を中心に支援が行われます。
 
(*2) TRL
Technical Readiness Level。TRL6は,システムモデルあるいはプロトタイプの相当環境での実証を実施。

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