事業を通じたCSR

IHIグループの重要な社会課題

IHIグループは、「ものづくり」技術で社会課題の解決に貢献していきます。
重点的に取り組む社会課題を以下4つのテーマに整理し、各事業領域ではテーマとの関わりを考えながら、課題解決に注力した事業活動を推進していきます。

事業を通じて取り組む社会課題

IHIグループが解決に
貢献する社会課題
事業領域
資源
エネルギー
環境
社会基盤
海洋
産業機械
システム
汎用機械
航空
宇宙
防衛
新事業の
推進

低炭素社会の実現と環境負荷の低減
  • 事業活動での環境負荷の低減
  • 環境に配慮した製品・サービスの提供

エネルギーの安定供給
  • さまざまなエネルギー資源からの電力供給を
    可能にする製品・サービスの提供

社会の産業化・高度化と都市化への対応
  • 都市機能の充実
  • 社会の安全・安心を高める製品・技術の提供
  • 産業の生産性向上
  • 生産プロセスの確立・改善

医療・食料・水
  • 医療・食料・水に関する課題を解決する
    新たな製品・技術の提供

重要課題の設定のプロセス

社会課題と主な活動テーマ

社会課題 主な活動テーマ
低炭素社会の実現と
環境負荷の低減
省エネルギー ・エネルギー効率の向上
・天然資源(燃料)使用量の抑制・削減
GHG削減 ・CO2をはじめとする温室効果ガス排出量の抑制・削減
省資源
(燃料を除く)
・天然資源(原料)使用量の抑制・削減
環境リスク低減 ・公害対策(典型7公害)
・製品に含まれる化学物質の環境への放出を防止
生物多様性の保全 ・地域在来生物の保護
エネルギーの
安定供給
電力需要拡大への対応
(発電)
・既存のエネルギー創出技術の効率改善
エネルギー資源開発
(LNG・再生可能エネルギー)
・新たなエネルギー資源・エネルギー創出技術の開発
社会の産業化・
高度化と
都市化への対応
都市化に伴う
社会基盤の整備
・国土保全および都市機能の創出
既存社会基盤の
更新・長寿命
・防災、国土保全、利便性向上
・社会的コストの低減
人・モノの輸送量拡大への対応
※交通(移動・輸送)の
進化・発展
・モビリティの向上
産業化・産業構造変化への対応
※工業技術の高度化、
科学技術の発展
・製造プロセス改善、技術開発、省力化、先端(要素)技術研究
医療・食料・水
医療 ・医療提供機会の拡大
食料 ・農業・漁業生産量拡大のための生産の効率化
・水の利用効率化
・水資源開発

SDGs(持続可能な開発目標)への取り組み

国連では2015 年に「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択されました。SDGsを達成することは、社会からの期待であるととらえています。持続可能な社会の実現を目指して、わたしたちは「IHIグループ基本行動指針」にしたがって行動し、事業を通じてSDGsの達成に貢献していきます。

持続可能な開発目標(SDGs)

社会課題の解決に貢献する事業

「低炭素社会の実現と環境負荷の低減」に貢献する事業

GE Passport 20(提供:GE社)

GE Passport 20(提供:GE社)

大型ビジネスジェット機向け「GE Passport 20」エンジンの型式承認を取得

IHIが国際共同開発に参加しているビジネスジェット機向け「GE Passport 20」ターボファンエンジンの型式承認が米国連邦航空局より交付されました。IHIはプログラムシェア約30%で参画しており、ファン静止部・低圧タービン・ギヤシステムなどの開発・製造を担当しています。
IHIは、先進的な空力設計技術により高効率を発揮する低圧タービン翼やファン出口案内翼とファンケースの構造支柱の2つの機能を備えた統合ファン案内翼などの開発を行い、軽量・高効率化による燃料消費率の大幅な改善を実現しました。IHIグループは、今後も環境性能に優れた民間航空エンジンを提供するとともに、世界中の航空機の安心・安全・快適な運航に貢献していきます。

コンピテンスセンターのコーティング設置

革新的なクロムコーティングのプロセス技術を開発

IHI Hauzer Techno Coating B.V.(ハウザー)は、このたび新しいプラスチック・クロムコーティング技術(Cromatipic®)を開発し、自動化された加工ラインを設置したコンピテンスセンターをスペインに開所しました。Cromatipic®は、従来のクロムメッキに用いられる有害な六価クロムを使用しない、環境にやさしく高品質な技術です。ヨーロッパでは六価クロムの使用制限が始まっており、今後クロムメッキに代わるコーティング技術の大きな需要拡大が見込まれます。今後、ハウザーでは設備の製造・販売のほか、コーティングの受託加工ビジネスも開始します。幅広いプラスチック製品に加工できるCromatipic®の特性を生かし、従来の自動車エンジン部品のほか、自動車のインテリアやエクステリア、家電、サニタリー用品、装飾用途など、さまざまなコーティング分野での事業拡大を推進していきます。

「エネルギーの安定供給」に貢献する事業

インドネシア向け 超々臨界圧石炭火力発電ボイラを受注

IHIは、住友商事株式会社から、インドネシアの国営電力会社であるPT.PLN向けの超々臨界圧石炭火力発電ボイラ(出力315MW×1基)に関する本体機器供給の業務を2016年3月に受注しました。本件は、PLNの所有するロンタール石炭火力発電所の既設1-3号機の隣接地に4号機を建設するプロジェクトであり、運転開始は2019年の予定です。今回受注した超々臨界圧ボイラは、日本が誇る石炭火力発電技術を用いて、蒸気を超高温・超高圧化することで発電効率を高め、燃料の使用量とCO2排出量を抑制するとともに、ボイラをダウンサイジングすることにより、中規模の電力需要と環境負荷低減を同時に実現することが可能となりました。
IHIグループは、今後も著しい成長が見込まれるインドネシアをはじめとするグローバル市場において、高い発電効率と優れた環境性能を誇るボイラを中心とした発電機器・システムの提供により、安定的かつ効率的な電力供給に貢献していきます。

納入予定地

納入予定地

福島県・相馬港向け大容量LNG貯蔵タンクを受注

LNG貯蔵タンク建設予定地(福島県・相馬港)

福島県・相馬港向け大容量LNG貯蔵タンクを受注

IHIは清水建設株式会社と共同企業体を組み、福島ガス発電株式会社から、地上式LNGタンク(貯蔵容量23万kl)1基の設計・調達・建設業務を受注いたしました。
本受注は、福島県・相馬港におけるLNGタンクとして、石油資源開発株式会社(JAPEX)の相馬LNG基地に建設中の地上式LNGタンクに続く受注となります。建設にあたっては、IHIが開発した新工法を適用することにより、建設工期の大幅な短縮を実現していきます(2017年建設を開始、2020年運転開始予定)。

「社会の産業化・高度化と都市化への対応」に貢献する事業

オスマン・ガーズィー橋(イズミット湾横断教)

トルコ最長の吊橋 オスマン・ガーズィー橋(イズミット湾横断橋)が開通

(株)IHIインフラシステムが、トルコで建設を進めていたイズミット湾横断橋(トルコ名:オスマン・ガーズィー橋)の開通式が2016年6月30日に執り行なわれました。本橋は、世界第4位の吊橋であり、IHIグループが手掛けた海外橋梁の中で最長のものとなりました。本橋の開通後、通行に要する時間は車やフェリーによる現行の1時間から6分に短縮され、物流の効率が大幅に改善されています。

イプシロンロケット2号機

イプシロンロケット2号機の打ち上げに成功

(株)IHIエアロスペースが機体システムの開発・製造を担当した国立研究開発法人宇宙研究開発機構(JAXA)のイプシロンロケット2号機が2016年12月20日に打ち上げられ、ジオスペース探査衛星を正常に分離しました。
今回の成功によって、今後の打上げ需要に対応するためにわたしたちが取り組んできた打ち上げ能力の向上、衛星搭載スペースの拡大といったロケットシステム関連の技術開発の成果が実証されたものと捉えております。

「医療・食料・水」の課題解決に貢献する事業

高精度高速施肥機「GPSナビキャスタ」

GPSナビキャスタ

高精度高速施肥機「GPSナビキャスタ」で持続可能な食料生産に貢献

(株)IHIスターは、高精度かつ高効率に化成肥料の散布を行う施肥機「GPSナビキャスタ」の開発・製造・販売を行っています。
農作物の生育に欠かせない施肥作業には、正確に肥料を散布するために、トラクタを一定の速度で圃場全体を等間隔に走らせる技量が必要とされてきました。また、持続的農業のためには過剰施肥による環境負荷の増大を防止することも重要となります。「GPSナビキャスタ」ではGPS情報との連動により、トラクタの速度および肥料の流動性に応じて散布量を自動制御するとともに、経路誘導装置がトラクタの走行をサポートすることで、高精度な施肥を誰でも簡単に行えるようにしました。
先進国の農業者の高齢化や新興国の人口増加により、農業の重要性が高まる中、IHIグループは農業機械のICT化により農作物の品質向上や収量の安定化を図ることで、低コストで安定的かつ環境に調和した食料生産の実現に貢献していきます。

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