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社会性報告
サプライチェーンマネジメント

調達企画本部長メッセージ

お取引先との共存共栄を目指していきます

常務執行役員
調達企画本部長

水本 伸子

IHIグループは2012(H24)年度に「IHIグループ調達基本方針」を制定しました。「公平・公正な取引」「お取引先との相互繁栄」「法令の遵守と社会的要請への対応」を3つの柱としています。
制定以降,調達基本方針の浸透を図るために,国内の主要なお取引先へのアンケート調査を実施し,回答いただいたお取引先には改善の支援などのフォローを実施しました。2016(H28)年度は海外IHIグループへの周知徹底をはかっていく予定です。
サプライチェーンを通じた環境問題や人権問題(紛争鉱物・現代奴隷法(英国))など刻々と変化する社会からの要請に応えるためには,調達担当者が正しい知識を持ち,関係者にしっかり伝えることが不可欠です。こうした要請を従業員に教育するとともに,お取引先とも共有し,共存共栄を目指していきます。

調達に関する基本方針

IHIグループにとって,資材やサービスを提供いただく国内外のお取引先は,相互繁栄を目指す重要なパートナーです。
IHIグループでは,国内外の法令遵守と社会的要請への対応を調達関係者の基本的心得の一つとし,また公平かつ公正なお取引先の選定・評価を通じて,相互の競争力強化と繁栄を理念とした調達活動を展開しています。

<関連リンク> IHIグループ調達基本方針

IHIグループのサプライチェーンにおける責任

IHIグループ調達基本方針を通してお取引先と調達活動における社会的要請の共有を図ってまいりました。
国内調達に関しては,請負のお取引先とは二次以降のサプライチェーンの共有も行い,震災発生時等においてもお取引先と被災情報の把握に努めています。
海外調達に関しては,東南アジアを中心に世界各地域に調達拠点をおき,グローバルマルチソース化による最適調達網の構築に取り組んでいます。新興国のお取引先には技術支援や品質指導を行い,相互繁栄に努めています。

CSR調達の推進

IHIグループは,2012(H24)年度に「IHIグループ調達基本方針」を公表し,それ以降浸透を図るため主要なお取引先に対し方針の配布やアンケート調査を行ないました。
その結果を踏まえ,2014(H26)年度以降,お取引先には改善の支援などのフォローを実施しています。今後も,対応が難しいお取引先に対し支援を継続実施していきます。
IHIグループ内向けには調達に関わる従業員約4,700名を対象にした下請法や適正請負,情報セキュリティなどのCSR調達に関するe-ラーニングを行ない,調達コンプライアンスの徹底を図っています。また,グローバル調達要員向けには,各国の法令や税制,社会状況についての知見をさらに深めていくことを重点テーマに揚げ,調達講座を開催しました。2016(H28)年度はグロ-バル調達の強化を進めていくにあたり国内外関係会社の更なるCSR調達の徹底を推進していく予定です。
こうした社会的要請への対応をお取引先にも賛同いただき,また調達関係者の基本的心得とすることで,相互の競争力強化と繁栄を図っていきます。

紛争鉱物への対応

「IHIグループ調達基本方針」の一部として「紛争鉱物に関するIHIグループ基本方針」を制定しました。IHIグループは,コンゴ民主共和国およびその隣接国で産出される紛争鉱物を使用する材料,部品,製品の調達は行なわない方針です。なお,本方針は主要なお取引先にも通知し,IHIグループのお客様から情報開示の依頼があった場合などには,対応へのご協力をお願いしています。

公正かつ適正な取引

IHIグループでは,公正かつ適正な取引を行なうことにより社会的責任を果たすことに努めています。
社会の求める製品・サービスを提供すべく,お取引先に対しては,技術・品質・価格を正しく評価したうえで,必要に応じて技術・管理面についての助言を行なっています。
また,各地域の調達拠点を中心にグローバル調達を推進するにあたり,輸出入関連規制,環境,人権・労働・安全衛生に関する社会的要請に応えるため,グループ内で教育・啓蒙活動を進め,国際基準やルールを遵守しています。

調達関連法規に関する教育と点検

IHIグループでは,下請代金支払遅延等防止法(以下,下請法)や建設業法などの調達関連法規に関する教育や内部監査に注力し,コンプライアンス強化を図っています。
教育に関しては,調達関連法規の遵守を目的として,IHIグループ内で教育講座を実施しています。この講座では,業務上,下請法や建設業法の理解が必要と考えられる部門へも門戸を広げ,IHIグループ全体の,法の理解と適正な業務運営に対する意識向上に努めました。2015(H27)年度開講の下請法講座には354名,建設業法講座には85名が参加しました。
その他にも海外調達関連法規については,輸入事後調査の自主点検をIHIの対象部門において一斉に行なうことにより,輸入申告の適正化および標準化に努めています。さらに,重点新興国の調達関連法令・税制講座や現地調達要員育成講座を開設し,グローバルでの調達コンプライアンスを徹底する取り組みを行なっています。
また,点検については,IHIグループの調達部門を対象に下請法に関する内部監査,指導を行なっています。2012(H24)年度より自主点検活動を促進し,改善活動の徹底を図っています。

反社会的勢力への対応

IHIグループでは,調達活動において,従来より反社会的勢力と一切関係を持たないよう徹底し,お取引先にも,反社会的勢力との関係遮断を取引条件の一つとして明確に提示しています。
特に反社会的勢力との繋がりが指摘されやすい業界のお取引先に対しては,条件の提示を徹底し,反社会的勢力の排除に向けた一層の取り組み徹底を図っています。

お取引先さまとの関係構築に向けた取り組み

IHIグループでは,お取引先と情報や方針を共有することで,よりよい調達活動の実現に向けて取り組んでいきます。これまで以上にパートナーシップを強め,共存共栄を図っていくために,お取引先と協働しVE活動などを通して品質・コスト・納期の改善効果を共有し強固な協力関係の構築に努めています。

VE:VE(Value Engineering)とは,製品やサービスの「価値」を,それが果たすべき「機能」とそのためにかける「コスト」との関係で把握し,システム化された手順によって「価値」の向上をはかる手法です。

サプライヤーからの声

私たち常州常宝精特鋼管有限公司は中国ではトップクラスの高圧ボイラーチューブメーカです。特に高圧ボイラーライフル管の研究開発に専念しています。
2010年の取引開始以来,IHIの指導のもとに,製品品質を常に改善し,柔軟な納期対応などのサービス体制を構築しました。その結果,IHIから信頼を得て,当社も成長することができました。
2016年には「迅速な納期対応に対しての感謝状」を授与され,緊密な関係を築いています。今後も“品質第一”の経営理念を継続し,かつ両社のWINWINの関係を実現できるようすばらしい将来を創造します。

サプライヤー(常州常宝精特鋼管有限公司)の表彰

2016年度の計画

グローバル企業として調達コンプライアンスを徹底するために,・国内外IHIグループへの調達方針の周知徹底 ・調達担当者への調達コンプライアンス教育の実施 ・海外関係会社向け調達コンプライアンス講座の開設について,取り組みを進めます。

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