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業界用語集

海運・貿易関係の業界用語とその内容をご紹介します。
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あ行の業界用語

用語 略称 説明
運航委託契約   船主が所有船を自ら運航せずに、配船・運航などのマネージメントを他の船会社に委託し、所定の手数料を支払う契約のこと。船主は港費・燃料費などの運航費用を負担しますが、運航によって得られる運賃を取得します。
海の日   14番目に制定された祝日で、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」ことを趣旨としている。祝日化以前は「海の記念日」と呼ばれていた。
液化石油ガス
Liquefied Petroleum Gas
LPG プロパンやブタンを主成分とした気体燃料を、液化した石油ガスのこと。液化することにより体積が気化ガス時の250分の1になるため可搬性に優れ、液化されたままLPG船で輸送される。
液化天然ガス
Liquefied Natural Gas
LNG メタンを主成分とする天然ガスを、-162℃以下に冷却して液化したもの。液化することによって体積が気化ガス時の600分の1になり、超低温に対応した特殊なタンクを持ったLNG船で輸送される。
オフ・ハイヤー
Off Hire
  用船中に船主側の責任で本船の使用が出来なくなった場合、その期間中の用船料支払い義務を免れるというもの。例えば、帯船、検査、修繕、入渠、座礁、衝突、ストライキなどで12時間を越え本船の使用が出来なくなった場合オフ・ハイヤーとなる。また、30日を超えた場合、用船者は用船契約を解約する事が出来る。
オペレータ-   所有船または船主から船舶を用船(貸借)し、荷主からの積荷を適切に配船することで荷主から運賃を得、船主には用船料を支払う。
温室効果ガス
Greenhouse Gas
GHG 大気圏にあって、太陽からの熱を地球に封じ込め、地表を暖める働きがある。対流圏オゾン、二酸化炭素(CO2)、メタンなどが該当する。
艏(おもて)   船首(船の前の部分)のこと。船尾は「艫(とも)」と呼ばれる。

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か行の業界用語

用語 略称 説明
可変ピッチ・プロペラ CPP エンジンの回転数や回転方向を変えずにプロペラの翼の傾きを変えることで船の前後進、増減速を行う方式のプロペラのこと。従来の固定ピッチプロペラと比べ運転制御・操船性能に優れている。
喫水
Draft
  船が水に浮いているときの、船体の最下端から水面までの垂直距離のこと。
共有建造制度   (独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構と船主が費用を分担し、船舶を共有建造することをいう。竣工後も両者の共有として船主が船舶を使用・管理する。機構が負担した資金は、船主が共有機関を通じて、毎月船舶使用料を支払う。
艤装   船の船殻を除いた各種機器類・設備類のこと。またそれらの取付工事のこと。
高度船舶安全管理システム   情報技術を活用して船舶の推進機関等の状態を陸上から遠隔監視・診断し、故障予知及び適切な陸上からの支援によって船舶の安全管理の高度化・最適化を図るもので、機関部職員1名+機関部員1名(部門間兼務可)」の乗組み体制による運航を認められる
固定ピッチプロペラ FPP 固定ピッチプロペラとは羽根がボスで固定され、ピッチ(羽根の角度)を自由に変える事ができないプロペラのこと。固定ピッチプロペラを採用している船は、前後進の切り替えの度に機関の回転方向を逆転させなければならない。
航海速力   実際に貨物を積んだ状態での最高速力。
国際総トン数
Gross Tonnage
G/T 主に客船などの大きさを示すときに使われる。
黒油   残油を含む燃料油(原油、重油など)のことで、見た目が黒っぽいことから黒油といわれている。

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さ行の業界用語

用語 略称 説明
サブスタンダード船   現行の国際条約の安全基準を満たしていない船のこと。ポートステートコントロール(PSC)における立入検査で改善命令や出港停止などの処分の対象となる。
シーマージン   シーマージンとは、常用出力と最大出力との差の比のことをいう。「常用出力」は航海速力時の主機出力である。一般的なシーマージンは15~20%程度で設定されており、常用出力は最大出力の80~85%程度となる。
仕組船   日本の外航海運会社が海外(リベリア、パナマなど)に設立した子会社経由で、船舶を建造し、それらの国の船籍で登録保有させ、外国人船員を配乗した上で用船チャーターし運航する船舶のこと。
進水式   造船所で新造船舶を初めて海水に浮かべる作業・儀式のこと。通例進水式と同時に命名式を行う。また、艤装(各種機器の設置・調整、船員室の中の装備)は進水式後に行われる。
純トン数
Net Tonnage
N/T トンを単位として船の大きさを表示したもので、純トン数は純粋に貨物を積むことができるスペース(容積)を表す。
スラスター   船舶の推進装置の1つで、プロペラを水平方向に360℃回転させるアジマスラスターと船を横方向に動かす為のサイドスラスターがある。また設置場所によって船首ならバウスラスター、船尾ならスターンスラスターと呼ぶ。
数量輸送契約
Contract of Affreightment
COA 一定の期間に一定量の特定貨物を一定の運賃で特定の積地から特定の揚地へ輸送する契約のこと。
載貨重量トン数
Deadweight Tonnage
DWT 載貨重量トン数とは、満載喫水線の限界まで貨物を積載したときの全重量から、船体の重量を差し引いた値である。この値には運航に必要な、燃料・水・食料の重量も含まれるので、積載できる貨物の量を示す目安として、船舶の売買や用船契約などの取引の基準として用いられる。
船級   船の安全性を客観的に評価する検査機関である船級協会が機関・船体・艤装品などを、一定の規定に基づいて検査し証明する、船舶の資格・等級のことを船級という。保険や売買などのための国際標準となる。船級協会の検査を受けて「船舶検査証」が発行されないと、海上保険が得られない。世界で50以上の船級協会があり、日本では日本海事協会(NK)がある。
船台   造船所で船体を建造・修理する場所と設備のこと。陸から海岸の適当な深さまで長い滑り台状の構造になっている。造船所には船台の他にドック設備がある。
ソックス SOx SOxとは硫黄酸化物(SO、SO2、SO3など)の総称のことで、大気汚染や酸性雨の原因とされてる。
総トン数
Gross Tonnage
G/T 船舶の大きさを示すのに用いる指標。G/Tの他にG.T.やGTと表記されることもある。総トン数には「国際総トン数」と「国内総トン数」があり、単なる「総トン数」は、日本国内のみで適用される。船舶内の合計容積から除外場所の容積を差し引いたものに係数を掛けた値。

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た行の業界用語

用語 略称 説明
ダブルハル   衝突や座礁などで損傷を受けても内殻が破れない限り荷油が流出しないように、タンカーの船体を二重構造にすること。1992年に国際海事機関(IMO)の海洋環境保護委員会(MEPC)は、1996年以降の新造タンカーに対してダブルハルタンカー、またはミッドデッキタンカーと呼ばれる構造を義務付ける内容の海洋汚染防止条約(MARPOL条約)の改正案を採択した。
デマレッジ
Demurrage
  デマレッジとは用船者(荷主)が船主に対して支払う超過期間の保管料のこと。用船契約において用船者と船主間で一定停泊期間で貨物の揚積みを行うことを取り決める。
トン数標準税制
Tonnage Tax
  外航海運業者の法人税について、実際の利益ではなく積載能力に基づいて「みなし利益」を算定する方法。欧米などの導入により日本との間で大きな税負担の差が発生したため、2009年に日本も導入した。
ドック   船体の清掃、塗装、検査、修理、建造などを行うための施設のこと。通常ドックといえばドライドックのことを指す。

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な行の業界用語

用語 略称 説明
ノックス NOx 窒素酸化物の総称。一酸化窒素 (NO)、二酸化窒素 (NO2)、亜酸化窒素(一酸化二窒素)(N2O)、三酸化二窒素(N2O3)、四酸化二窒素 (N2O4)、五酸化二窒素 (N2O5) など。これらは、光化学スモッグや酸性雨などを引き起こす大気汚染原因物質である。
ノット Knots 船の速力の単位で、1時間に1海里進む速さ。1knotは時速約1,853m。

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は行の業界用語

用語 略称 説明
排水量
Displacement Tonnage
  船を水上に浮かべた際に、押しのけられた水の重量をトン単位で表したもので船の重量と等しい。排水容積を立方メートルで求め、海水の比重1.025を乗じたもの。排水トン数は、積荷によって船の総重量がほとんど変化しない艦艇などの大きさを表すのに使用される。
白油   燃料油は白油と黒油に大別されており、白油とは、ガソリン、灯油、軽油等、無色透明な色相の軽質石油類の総称。
裸用船契約
Bare boat charter contract
  船員などが含まれず、船体のみを賃貸借する契約のこと。用船者は船員を配乗して運航するか、再用船に出す。
バラスト水問題   船舶のバラスト水とは、船体の姿勢の制御や復原性を確保することを目的とした海水である。バラストタンクに蓄積されており、貨物の積出し港で積荷の進行に合わせて排出される。バラスト水は船舶を運航するのに安全上欠くことができない重要なものである。
バラスト水中にはバクテリアやプランクトンなどはもちろん、魚類等の卵や幼生等も含まれ、4500種類以上の生物が存在し、それらの生物が異なる環境の海域に放出された場合、その海域の生態系や水産業に影響を与える。また、病原菌が人体に影響を与えると言われ、2009年にIMOは新造船に対し、バラスト水処理装置の搭載義務化を決めた。(2016年全面義務化予定)。
バルチック海運指数
Bultic Dry Index
BDI "ロンドンのバルチック海運取引所が発表する外航不定期船の運賃指数のことで、海運会社や船舶ブローカーなどから鉄鉱石・石炭・穀物などの乾貨物(ドライカーゴ)を運搬するドライバルク船(ばら積み船)の運賃を聞き取り、同指数を算出し発表する。営業日(月~金)のロンドン時間13時に発表される。
バルバス・バウ   船の造波抵抗を打ち消すように、船首に設けた球状の突起こと。船舶が推進時水を掻き分けて作り出す波とバウが作り出す波とが相殺し、波の抵抗を最小化することで、速度向上や燃費効率の向上を果している。
バレル   樽の容積を由来としており、原油・石油類を計量する容積の単位のこと。記号はbbl.(石油用バレルのみ)と表記する。1バレルは約159リットル。
ファンネルマーク   船舶の煙突に描かれた模様や塗装のこと。船舶会社などの識別にも利用される。
便宜置籍(船)
Flag of Convenience
FOC FOCは船の所有者や管理者が、掲げている旗の国と違う国である場合の船のことをいう。登録税や固定資産税の軽減(タックスヘイヴンの一種)や人件費の削減を行い、運航コストを下げる目的がある。パナマ・リベリア・キプロスなどの諸国に便宜的に置籍した先進国の船主が保有する船舶をいう。
ポッド推進器   ポッド(繭状の構造物)の先端にプロペラが取り付けられている。エンジンと軸で直結された既存のプロペラは方向が変えられないが、ポッド推進器は方向を360°自由に変えることができるので、操船性能が優れている。また、エンジンと直結されたプロペラの同軸後方にポッド推進器を設けることでCRB効果が得られ、大幅な省エネルギー効果が得られる。

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ま行の業界用語

用語 略称 説明
マイル   海上での距離を表す単位のこと。海と陸で使用されるマイルは異なっており、海での1マイル=約1.852m。陸での1マイル=約1,609m。
水先人   水先案内人・Pilotともいい、港湾や狭い運河などの危険な水域を通行する際、船長に代わって操船することを業務としている。
モーダルシフト   貨物や人の輸送手段を、トラックや貨物機での輸送から低公害で効率的に大量輸送できる貨物船やJR貨物に転換すること。

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や行の業界用語

用語 略称 説明
用船
Charter
  荷主や海運会社など船を運航するオペレーターが船の所有者である船主から船を借りること。用船には一定期間船員付きで借りる定期用船(タイムチャーター)と船のみを借りる裸用船がある。

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わ行の業界用語

用語 略称 説明
ワールドスケール WS ワールドスケール・レートとも呼ばれる。現在最も一般的に使用されているタンカーの運賃指標である。この指標は、ロンドンとニューヨークにある業界団体(タンカーの海運ブローカーの非営利組織)のワールドスケール協会(Worldscale Association)が共同で算定しており、1969年に初めて刊行された。タンカーの標準船は以下として取り決め、航路別に基準運賃を算定している。
・輸送能力:75,000M/T
・平均航海速力:14.5knot
・燃料消費量/日:公開中 55ton、停泊中5ton
・燃料油のグレード:380cst
・停泊時間:一港積み一港揚げで4日
・固定用船料:12,000$/日
実際のマーケットではFLAT RATEの50~60%といった運賃を、契約当事者間で取り決めている。

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ローマ字の業界用語

用語 略称 説明
A重油   軽油の一種で軽油90%に少量の残渣油を混ぜたもの
重油はJIS規格にもとづき、動粘度によって1種(A重油)、2種(B重油)、3種(C重油)に分類される。
C重油   90%以上が残渣油。粘度が高く使用する時に加熱が必要となる。

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