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エンジン用語

海運・貿易関係のエンジン用語とその内容をご紹介します。
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か行のエンジン用語

用語 略称 説明
ガイスリンガー   オーストリアにある軸継手/ダンパのメーカー。ねじり振動応力低減のため軸系にガイスリンガーダンパを装備することがある。内部は板バネと油の往復流れによるダンピングが行われる構造となっている。
過給機
ターボチャージャー
TC 過給機は、タービンとコンプレッサで構成されており、エンジンの排気ガスのエネルギーによりタービンを高速回転させ、同軸にあるコンプレッサにより空気を圧縮して機関のシリンダに充填する。これにより、内燃機関本来の吸気量を超える混合気を吸入・燃焼させることで、見かけの排気量を超える出力が得られる。
カムシャフト   一般に円板カムと呼ばれる中心から円周までの距離が一定でない(卵形に代表される)板をカムと言い、このカムを備えているシャフト(軸)をカムシャフトと言う。燃料噴射、排気弁駆動のタイミング調整及び動力源となる。
空気冷却器   過給機付きエンジン用の補機で、過給機の圧縮により温度が上がった空気を冷却する熱交換器。酸素の充填効率が上がり、燃費効率と出力(トルク、仕事率)が向上する。
クランク   ピストンの往復運動を回転力に変換するための軸。エンジンに支持されている軸の部分をクランク・ジャーナルといい、ピストンと接続されたコネクティングロッドと繋がっている所をクランクピン、その二つをつなぐ部分をクランクアームと言う。ピストンおよびコネクティングロッドの振動により生じる慣性力を軽減するためのバランスウェイトがつけられている。
クランクアングルセンサー   各種制御に使用するためのクランク角度を計測するセンサー。WECSはCASの信号をもとに、燃料噴射や排気弁開閉のタイミングなどを制御している為、flex機関の心臓部品である。センサーは2個装備されており、TDCの位置は別の近接スイッチで検知している。これらの偏差は常時監視され、異常時にはアラーム、スローダウンもしくは危急停止となる。
クランクケース   クランクケースは下半分の台板と上半分のフレームボックスで構成。台板にはクランク軸を支持する軸受(主軸受)とその軸受台が装備されている。フレームボックスには中に人が入って点検するためのドアが各シリンダに装備されている。
減速機   エンジンの回転数を減速してプロペラを回転するために用いる。主に4ストロークエンジンで多く使用される。
コモンレール   最新の排出ガス規制に対応したディーゼルエンジンでは主流となる燃料噴射方式で、燃料の加圧は燃料ポンプが行い、噴射制御は電子制御による燃料噴射制御装置が行う分業となっている。
燃料噴射制御装置は開弁行為のみを受け持つため、従来の噴射方式と比べ噴射時期の自由度が大幅に向上し、1行程中に複数回の噴射が可能となるなど、NOxの発生を抑え、かつ、PMも少ない、完全燃焼のための理想的な噴射を実現する制御が可能である。
コモンレールは、1960年代後半にスイスのRobert Huberがその原型を開発、スイス工科大学が中心となり研究された。

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さ行のエンジン用語

用語 略称 説明
シーケンシャルインジェクション   燃料弁毎に噴射開始時期をずらし、燃焼圧の急激な上昇を緩和する。これにより、燃費悪化を最小限にし、Nox生成を抑制する。
シリンダーライナー   ピストンとの機密性を保ちつつ、ピストンを滑らかに往復する為の筒状の部品。
エンジンの内壁としてピストン、ピストンリングとの摺動面を形成する。シリンダライナの最も重要な機能は、耐焼付性が高いこと、ライナ自身の磨耗が少ないこと、ピストンリングの磨耗が少ないことなどの摺動面として優れた特性を持つ必要がある。
清浄機   清浄機は大型の遠心分離機で、毎分数千回転の高速回転体に油を入れ、遠心力で水分や固形物を回転体の外周部に集める。中心部分に残る油は、固形物や水分がほぼとり去られた純度の高い燃料になる。
全塩基価
Total Vace Value
TBN 試料1g中に含まれる塩基性成分を中和するのに要する酸と当量の水酸化カリウムのmg数のこと。石油製品では試料のpHが非水塩基性緩衝液のpHより大きいとき、そのpHまで中和するのに要する酸と当量の水酸化カリウムmg数を強塩基価という。シリンダ油、システム油等の性状を示す一つの指標として用いる。

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た行のエンジン用語

用語 略称 説明
チューニングホイール   軸のねじり振動軽減のため、主軸艏側に設ける重鋳のこと。
調速機
ガバナー
  機関の回転速度を一定に保つための制御装置の一種。 燃料の噴射量を回転数に応じて自動的に調整する。現在は電子制御された電子ガバナーが主流である。
電動バランサー   エンジンのアンバランス力を打ち消す目的で設ける電動式のバランサのこと。エンジンから発生するアンバランス力と反対の力を出す。

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は行のエンジン用語

用語 略称 説明
排気ガスマニホールド   舶用大型2ストロークディーゼルエンジンにおいては、シリンダから排出された排ガスを過給機に送る前に一度、ここに集める。これを静圧過給方式といい、圧力の脈動を抑えた排ガスで過給機を回転させる。
パルス注油システム PLS シリンダ油を任意のタイミングで注油することによって効率化をはかる注油システム。注油率の低減が可能。
ピストンビューア   機関運転中でもピストンリング状態を観察でき、ガスブロー状態の観察が可能。DU独自開発商品。
フライホイール   フライホイールとは、はずみ車のこと。エンジンのクランクシャフト後端に取り付けられた円盤状のオモリ。エンジン回転を細かく見ると、吸入・圧縮・燃焼・排出の各行程でスピードが違い、そのままでは滑らかな回転が得られない。そのためフライホイールをクランクシャフトに取り付けることで、回転速度差を吸収し滑らかな回転を実現している。
補助ブロワ   エンジンスタートから低負荷域で、シリンダ内に空気を送り込むため、掃気圧を上げる電動送風装置のこと。

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や行のエンジン用語

用語 略称 説明
ユニフローディーゼルエンジン   2ストロークエンジンの掃気方式で、吸排気がぶつかり合うループフローや、U字形の流れとなるクロスフロー方法とは異なり、シリンダー下側から排気弁への一方的な流れで掃気が確実になることから、排気の残留が無くなり、燃焼が安定し、出力を高めることができる。
新気と燃焼ガスが混ざりにくく、掃気効率が高くできるという特徴を持つ。また、シリンダライナ下端に掃気孔を等間隔で配置できるため掃気孔の面積を大きく取ることができ、シリンダの温度分布を均一にできることから熱歪みが発生しにくくなるという特徴を持つ。

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ら行のエンジン用語

用語 略称 説明
連結棒
コネクティングロッド
  ピストンとクランクシャフトを連結し、直線往復運動を回転運動に変換、伝導する役目を持つ部品。
ピストン側を小端部、クランクピン側を大端部と呼ぶ。

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ローマ字のエンジン用語

用語 略称 説明
2ストロークエンジン   2ストロークエンジンとは、ピストンが2回ストロークする間(クランク軸が1回転)に、1サイクル(吸入、圧縮、燃焼、排気)を完了するエンジンのこと。
4ストロークエンジン   4ストロークエンジンとは、ピストンが4回シリンダー内をストロークする間に吸入、圧縮、燃焼、排気の1サイクルを完了するエンジンのこと(またその間クランク軸は2回転することになる)。発明者の名前(ニコラス・オットー)からオットーサイクルとも呼ばれる。舶用大型ディーゼル機関においては、同出力の2ストロークエンジンに比べコンパクトであり、重量も軽くすることができる。
Automatic Filter   自動逆洗浄フィルター。flex機関のサーボシステムを保護する。メッシュサイズは6μm。
Control Oil Pump   ICUを駆動するための油圧源をつくる。電動ポンプ。
Control Oil rail   コントロールオイルポンプから供給されたコントロールオイルを高圧(201bar)のまま保ち、各cyl.のICUへ駆動油として供給している。
Exhaust Valve Control Unit EVCU 排気弁制御装置。各cyl.に1つ備えられている。rail valveの開閉によって排気弁の開閉を制御する。
Flex Control Module FCM WECSを構成する制御モジュール。各cyl.毎に1つと、オンラインスペアが装備されている。各FCMは設置されたWECSからの信号により、担当cyl.の燃料噴射量・排気弁開閉などの制御を行う他、cyl.No.によって別途役割を担っている(fuel railの監視、燃料アクチュエーターへの指令など)。全てのFCM(オンラインスペアを含む)はシステムバスによって常時コミュニケーションを取っている。
flex Expert System   flex エンジン は多くの状態監視を行っており、通常、何らかの不具合が発生した場合には、多くのアラームが発生します。このシステムは、その複数のアラームより自動的に診断を行い、損傷の可能性の高い部品とその対処方法をリストアップするシステム。
flex View   flexエンジンに多く設置されているセンサーをもとにエンジンの状態(エンジン起動・停止、各部の圧力や温度、警報など)をモニターする装置。また、燃料噴射や排気弁開閉のタイミングなどを直接入力によって変更できる。
Fuel Pump   燃料を加圧してfuel railへ供給するポンプ。fuel railに設置された圧力トランスミッターからの情報をもとに必要な量の燃料を供給するように制御されている。
Fuel Quantity Piston   供給された燃料をICU内から噴射させるピストン。
Fuel Quantity Sencer FQS 燃料噴射ピストンのストロークを監視することによって、実際の燃料投入量をモニターするためのセンサー。フィードバック制御に利用される。
Fuel Rail   燃料ポンプから供給された燃料を高圧(500bar~1001bar)のまま保ち、各cyl,のICUへ供給している。
Injection Control Unit ICU 容積型燃料噴射制御装置。各cyl.に1つ備えられている。燃料弁と同数のrail valveを有し、各cyl.のFCMがrail valveを励磁することによって、個々の燃料弁について制御が可能。
Rail Valve   切り替え時間1ms以下の高速2方向電磁弁。ICU・EVCUのサーボ油入口に取付られ、WECSからの信号により弁の開閉を行う。開になれば燃料(排気弁駆動油)はICU(EVCU)を介してシリンダ内(排気弁内)へ投入され、閉になれば投入は終了する。
Servo Oil Pump   サーボオイルを加圧してservo oil railへ供給するポンプ。通常運転において、全負荷域で各々のポンプが等しく負荷を分担するように制御されている。Servo oil railに設置された圧力トランスミッターからの情報をもとに、負荷に相応してサーボオイルシステムの圧力を調整する。
Servo Oil Rail   サーボオイルポンプから供給されたサーボオイルを高圧(200bar)のまま保ち、各cyl.のEVCUへ供給している。なお、flex50ではEVCUとICUのサーボオイルは同一ラインである為、ICUへも供給されている。
Supply Unit   サーボシステムと燃料供給システムより成り、エンジンの駆動および調整システムを備えている。
Valve Exhaust Close VEC 各負荷で最適なタイミングとなるように排気弁の閉時期を調整、燃費を向上させることが出来る。WECSで計算された推定負荷に応じて、あらかじめ設定されたタイミングで排気弁を閉めるように電磁弁を制御する。
Valve Exhaust Open VEO 各負荷で最適なタイミングとなるように排気弁の開時期を調整、燃費を向上させることが出来る。WECSで計算された推定負荷に応じて、あらかじめ設定されたタイミングで排気弁を開けるように電磁弁を制御する。
valve stroke sensor   排気弁棒の開閉の動きをセンシングするセンサー。フィードバック制御に利用される。
Wartsila Engine Control System WECS 機関全体とシリンダ毎の制御を行う。Flex機関の頭脳。

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