株式会社IHIエアロスペース

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2001年ニュース一覧

2001年

2001/12/12
M-Ⅴロケット用第一段M -14モータの第3回目大気燃焼試験実施

12日、秋田県の能代ロケット実験場で、文部科学省宇宙科学研究所( JAXA )が、 M-Ⅴ 型ロケット用第一段M -14モータの第3回目の大気燃焼試験( M -14-3 TVC ) を実施しました。
今回の試験では、ノズルスロートを従来のグラファイト材から3D - C/C 材(*)に変更 したことによる焼損特性や推進性能への影響などを、実機仕様で確認することを目的とし、 平成14年度に打ち上げを予定しているM-Ⅴ型5号機の設計に結果をフィードバックします。
M-14モータは、全長約13.7m、最大径2.61m、全重量約83t、最大真空推力約3910kN、全燃焼時間約96秒の国内最大の固体ロケットモータで、(株)アイ・エイチ・アイ・エアロスペースは、M -14モータおよび姿勢制御装置、並びに3D - C/Cのノズルスロートの設計・製造を担当しております。

(*)3次元織りカーボン・カーボン・コンポジット材

2001/11/04
ロケット発祥之地記念碑の除幕式

11月4日、旧日産自動車(株)荻窪事業所跡地(東京都杉並区桃井)の一角で、ロケット発祥之地記念碑の除幕式が行なわれました。戦後、日本のロケット研究がスタートしたのは、昭和28年9月。東京大学生産技術研究所からの要請があり、当時の富士精密工業(株)荻窪工場 内で少量の無煙火薬系推進薬を用いたロケットモータの地上燃焼実験を実施したのが始まりです。
昭和30年には、ペンシルロケット(直径1.8cm、長さ23cm、重さ200g)を完成させ、同年4月に第1回目の水平飛しょう実験が行われました。ペンシルロケットは、その後、カッパー、ラムダ、ミューといったロケットへと発展し、H-ⅡAに代表される現在の大型ロケットにもその技術は継承されています。
荻窪工場は、その後、荻窪事業所としてプリンス自動車(株)、日産自動車(株)宇宙航空事業部へと受け継がれましたが、平成10年5月に群馬県富岡市に移転し、半世紀以上に亘る歴史に幕を閉じました。そして、建立された記念碑をもって、日本のロケット発祥の地として足跡を残すことになりました。
平成12年7月に(株)アイ・エイチ・アイ・エアロスペースが、日産自動車(株)宇宙航空事業部を譲り受け、現在、ロケットの開発製造を行なっています。

2001/10/29
ロケット祭り開催

研究開発センター祭りを13日に開発研究センター(埼玉県川越市)で、富岡ロケット祭りを27日に富岡事業所(群馬県富岡市)で開催しました。両日とも天候にめぐまれ多数の参加をいただきました。

2001/08/29
H-ⅡA ロケット試験機一号機打ち上げ

H-ⅡA ロケット試験機一号機( 標準型 )が、29 日午後 4 時、種子島宇宙センターから打ち上げられ、 衛星を計画の軌道に投入することに成功しました。
H-ⅡA を上昇させる推力の約 90 %( 4500kN )を分担している左右 2 本の固体ロケットブースター( SRB-A )は、点火 1 分 50 秒後、燃焼を終え高度約 50km の上空で、予定通りロケット本体から同時に切り離されました。
(株)アイ・エイチ・アイ・エアロスペースが宇宙開発事業団とともに開発を進めてきた SRB-A は、最新式の固体ロケットブースターで、一体型の CFRP 製モータケースや、推力方向制御のための電動アクチュエータなどに特徴を持っています。 国際的な大型ロケット打ち上げ市場に参入する H-ⅡA では、性能・品質・価格などバランスのとれ たパフォーマンスが要求されています。
当社は固体ロケットブースターの開発において、より高い信頼性の確保やコストの削減など、あらゆる面での検討を重ね、全員一丸となって取り組んだ結果、当初の目的を達成することができました。

2001/08/21
次世代型 無人宇宙実験システム( USERS )高空落下試験実施

(財)無人宇宙実験システム研究開発機構( USEF )が開発している次世代型 無人宇宙実験システム( USERS )の高空落下試験を20日、北海道大樹町で実施し ました。 高空落下試験は、宇宙空間から地球に帰還させるための再突入モジュール ( REMRe Entry Module )を、安全に回収することが目的です。
試験では、ヘリコプターを使って地上5Kmの上空から投下させ、パラシュートの 開傘、所定海域への着水、浮き袋による浮遊など一連の回収作業を実証しました。
(株)アイ・エイチ・アイ・エアロスペースは、再突入モジュール( REM )の設計、 製造を担当しており、開発の一環として今回の試験を実施しました。

2001/07/16
うつくしま未来博出展

(株)アイ・エイチ・アイ・エアロスペースは、福島県須賀川市で開催中の "うつくしま未来博"( 7月7日~ 9月30日 )に、月探査装置(ペネトレータ)などを 提供し「IHI そらの未来館」に展示協力しています。

2001/06/18
パリエアショー出展

(株)アイ・エイチ・アイ・エアロスペースは、6月17日から24日まで フランスで 開催してる『第44回 パリ・エアーショー2001』に出展しています。

2001/05/22
小惑星探査機ミューゼス C

小惑星探査機ミューゼス C ( MUSES-C Mu Space Engineering Spacecraft )用 キックモータとして開発中の試作1号機( KM-Ⅴ2-1 )の真空燃焼試験が21日、 能代ロケット実験場にて実施されました。
(株)アイ・エイチ・アイ・エアロスペースは、 KM-Ⅴ2-1 の開発・製造に携わりました。ミューゼス C は平成14年11月に M-Ⅴ ロケット 5号機で打ち上げられる予定です。

2001/05/11
火山投下式観測装置(ペネトレータ)報道発表

茨城県つくば市の気象研究所で11日、火山観測関連装置の報道発表が行なわれました。
(株)アイ・エイチ・アイ・エアロスペースが、 開発・製造した火山投下式観測装置(ペネトレータ)は、通常の観測装置を据え付けることの難しい危険区域に、無人ヘリコプターから投下させ地表で観測を行なうものです。

2001/03/21
MT-135P 型ロケット最終打ち上げ

岩手県三陸町の気象ロケット観測所で21日、気象ロケット MT-135P 型 ( R1119号機 ) が、打ち上げられました。 MT-135P 型ロケットは、昭和45年7月15日に同所からR1号機が打ち上げられて以来、30年以上に渡って、高層気象の観測に貢献してきましたが、今回の R1119 号機をもって最後の打ち上げとなり、連続 1119 回の打上げ成功という輝かしい記録を打ち立てました。
(株)アイ・エイチ・アイ・エアロスペースは、前身である日産自動車宇宙航空事業部の頃から、国産の気象ロケットとして、MT-135P の設計・開発・製造を担当してきました。

2001/03/08
NAL-735 ロケットの 地上燃焼試験実施

宇宙科学研究所 (JAXA) と航空宇宙技術研究所 (NAL) が共同開発してきた NAL-735 ロケットの 地上燃焼試験を3月7日、能代ロケット実験場で行いました。 NAL-735 ロケットは、次世代超音速機 の実用化に向けた、小型超音速実験機 (ロケット実験機) の飛行実験に用いられます。
(株)アイ・エイチ・アイ・エアロスペースは、 NAL-735 ロケットの設計・製造および当試験の作業に携わりました。

2001/02/20

宇宙開発事業団が、「きぼう」日本実験棟の船外パレットを報道関係者に公開しました。
(株)アイ・エイチ・アイ・エアロスペースが設計・製造を行なってきた船外パレットは、2005年1月に打上が予定され、国際宇宙ステーションのモジュールとし て組み立てられる予定です。

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