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芝生のプロフェッショナル

手押し式芝刈り機の刃調整

写真:手押し式芝刈り機 GSハイカットモアプレミアムGSH-250P-T

校庭芝生を管理する機械の主役と言ったら手押し式芝刈り機(手動式芝刈り機、ハンドモア)でしょう。

手押し式芝刈り機は、いずれもタイヤの回転する力を使ってリール刃を動かす仕組みを備えています。刃を水平に回転し、鉈で叩ききるような仕組みのロータリー式芝刈り機と比べて、リール刃はハサミで丁寧に刈るのと同じように芝生を刈るため、刈った後の芝生の質も良いと言われています。

リール刃はきれいな切れ味を発揮する分、ロータリー刃に比べ繊細な性質を持ち、抜群の切れ味をいつまでも維持するためには、メンテナンスを欠かさず行うことが大切です。

まずご購入戴いてから最初に使用される前には、輸送中の回転刃と下刃(受刃)の摺り合わせ調整が変わっている場合がありますので、必ず点検を行ってください。

手押し式芝刈り機の刃調整方法

調整ツマミ

回転刃と下刃の調整は調整ツマミで行います。調整ツマミを右方向に回すと摺り合わせが強くなり、左方向に回すと摺り合わせが弱くなります。

摺り合わせ調整は、必ず左右平均にわずかに摺り合う程度にしてください。回転刃と下刃の隙間が開きすぎていると芝草を切ることができないので、ご注意ください。

また摺り合わせが強すぎると刃の寿命が短くなり、機械にも負担が掛かり故障の原因となる可能性もあります。

回転刃と下刃の確認

正しく調整ができているかどうかを確認するためには、機械本体を裏返し、紙切れを回転刃と下刃の間に挟みこみ、回転刃を手で回したときに、刃の左から右までどこに於いても紙がきれいに切れれば、調整は良好になされています。芝刈り作業を3~4回された後には、上述の手順を繰り返して、常に最良の刃調整がなされた状態で本機をご使用ください。

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