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石川島播磨重工(IHI)は、乗降部と中間部の速度を変えられる可変速式の動く歩道「アクセルライナー」の実用機をIHI豊洲地区(東京都江東区豊洲)に設置し、建築基準法の規定に基づき安全上支障がない構造として建設大臣認定を取得しました。
「アクセルライナー」は、空港施設内や駅周辺その他の移動手段として、利用者を連続的に搬送する高速で快適な交通システムをコンセプトに開発したものです。乗降部は従来タイプの動く歩道と同じ速度(30〜40m/min)で運転し安全に乗り降りできるようにし、徐々に加速して中間部を乗降部の3倍(高速部90〜120m/min)に上げることで移動所要時間の大幅な短縮を図ることができます。また、駆動ユニットの追加により長距離化も可能です。
IHIでは、平成10年にIHI東二テクニカルセンター内(東京都江東区豊洲)にプロトタイプを設置したのに引き続いて、昨年、実用機を設置しました。
大臣認定の取得により、公共および民間施設への「アクセルライナー」の設置が可能となります。
今回認定を取得した「アクセルライナー」は、意匠・デザインを重視したほか、老人、子供などの弱者にも配慮した安全設計となっており、スムーズな加速、減速など、プロトタイプと比べより安定感のある快適な乗り心地を実現しています。
現在、空港・鉄道駅周辺や地下街などに導入されている動く歩道は、毎分30〜40mの一定速度で、一基の長さが50m前後のものが一般的です。これは歩く速度よりも遅いため利用者は動く歩道の上を歩いて移動するケースがほとんどでした。また、1基の長さも短いため長距離の移動には適していませんでした。これらの問題を解決し、より快適な社会生活を提供できるのが「アクセルライナー」です。
IHIでは、今後各方面で計画中の拠点開発地区や交通ターミナル向け、商業施設や行楽施設、あるいは快適性や高齢化社会への対応を考えた新しい街作りを進めている地方自治体などに対して、「アクセルライナー」の試乗会を開催するなど積極的に営業活動を展開していきます。
| <アクセルライナー仕様> |
| 形 式 |
: |
往復路型可変速式動く歩道 |
| 踏 板 幅 |
: |
1.1m |
| 機 長 |
: |
50m〜数km |
| 乗降部速度 |
: |
毎分30/40m |
| 高速部速度 |
: |
毎分90/120m |
<アクセルライナーの機構>
乗降口の下部に設けられた駆動軸にらせん状に溝が切ってあり、パレット(踏み板部)の下部に取り付けたローラが溝に案内されて送られる構造で、溝のピッチを変えることによって加減速を行うもの。駆動ユニットの追加により搬送距離の長距離化が可能となる。
| <特長> |
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乗降部と移動部の間に加速および減速機構を設けて、乗降部の走行スピードが従来の30〜40m/分であるのに対し、移動部は3倍(高速部90〜120m/分)の速度での運転が可能。これにより、所要時間の大幅な短縮が図れる。 |
| A |
パレットを水平に循環させる往復路型歩道。行きと戻りの歩道を一体型とした無駄のない設計となっている。パレットの方向転換部は乗降部の床下に納めているため人の流れを妨げることなく運転できる。 |
| B |
直線移動のみでなく曲線移動(カーブ)や最大8度までの傾斜への適応も可能。 |
| C |
中間部に駆動ユニットを追加することにより、搬送距離を自在に伸ばすことができる。 |
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