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中国が開発する航空機に独占搭載されるジェットエンジンの開発に参加

-2003年12月24日-

 石川島播磨重工(IHI)は、このたび、中国の航空機メーカーが開発を進めている小型ジェット機「ARJ21」に独占搭載される米GE社のジェットエンジン「CF34−10A」の開発事業に参加することを決定しました。

 中国が開発する小型ジェット機「ARJ21」に搭載が決まったジェットエンジン「CF34−10A」は、米GE社が主体となって開発・販売するエンジンで、すでに商業運航を開始している「CF34−8シリーズ」と現在開発中の「CF34−10E」をベースにしたエンジンです。IHIは、これらのエンジンの開発にも参加しており、今回も日本航空機エンジン協会を窓口に()RSPとして約30%のシェアで設計・開発・エンジンテスト・製造の事業に参加します。2004年から開発が開始され、エンジンの正式な完成となる型式承認を2006年11月に取得する予定です。IHIは、シャフトを含む低圧タービンモジュールや高圧コンプレッサの一部などジェットエンジンの主要な部位を担当します。
 
 「ARJ21」は、中国の中航商用飛機有限公司(英文名ACAC:AVIC T Commercial Aircraft Co.,Ltd.)が、2007年の就航を目標に開発を進めている地域間航空機(リージョナルジェット機)であり、座席数は79〜99席を想定しています。

 現在、リージョナルジェット機は、世界的にも大きな市場になっていますが、中国においても、2008年の北京オリンピック、2010年の上海万博を控え、国内の交通インフラ整備を急速に整えており、今後7年間に100ヶ所の空港建設が計画されるなど確実に伸びるとされています。リージョナルジェット機の中でも中国で開発・製造される「ARJ21」は、中国国内で優先的に導入されることが予想されます。

 また、IHIが既に開発に参加しているリージョナルジェット機用エンジン「CF34−8シリーズ」と「CF34−10E」は、カナダのボンバルディア社とブラジルのエンブラエル社の70〜110席クラスのリージョナルジェット機に開発中の機体も含め独占的に搭載されることが決まっており、オプションも含め既に2500台以上の受注を得ています。

 今回、中国が開発・製造するリージョナルジェット機に独占的に本エンジンの搭載が決定されたことは、中国での高い市場占有率の確保が可能となり、本事業に参加するIHIの事業規模の拡大と中国におけるエンジン整備事業などの足がかりにすることが期待できると判断しました。

 整備事業を除く、本エンジンの新造およびスペアパーツに関するIHIの売上高は、20年間で約1000億円を見込んでいます。
 IHIは、今後とも市場規模が期待できる民間エンジンの国際共同事業を通じて、ジェットエンジン事業の拡大を図っていく方針です。



RSP(Revenue Sharing Partner)・・・開発作業の一部を担当し、その割合に応じてエンジンおよびスペアパーツの販売収入を得る収入配分方式の事業参加者。

<IHIが開発に参加しているリージョナルジェット機用エンジン>
対象エンジン 機体(メーカー) 席数
CF34−8C1/5 CRJ−700/900(ボンバルディア社) 70〜80人乗り
CF34−8E EMBRAER170(エンブラエル社) 70人乗り
CF34−10E EMBRAER190/195(エンブラエル社) 90〜110人乗り
CF34−10A ARJ21(ACAC社) 79〜99人乗り
  
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