
事業用大型ボイラ
国内最大出力の105万kW級火力発電設備用石炭焚きボイラを始め、IHIは、国内外で、電力安定供給の一翼を担う電力事業用ボイラのサプライヤーとして、プラントの高効率化を目指した蒸気条件の向上に努め、世界最高レベルの蒸気条件を達成しました。


IHIは、火力、原子力、水力発電分野で主要機器を提供し、電力の安定供給に寄与しています。
火力発電設備の中核をなすボイラでは、IHIは国内三大ボイラメーカーの一つであり、多数の国内電力事業用ボイラの供給実績を有するほか、豪州への66万kWx10缶の納入実績をはじめとして、豪州・東南アジア・北米・欧州・中東・中国を中心として海外各国に発電用ボイラの供給を行っており、電力事業用として1基あたり100万kWを超える超大型ボイラを製作、建設しています。また、CO₂排出量の削減を目指し、高蒸気条件適用による高効率化、酸素燃焼などにも技術開発と実用化を進めています。
また、この分野での豊富な経験により蓄積された技術を活かして、産業用(自家発電用)やIPP(独立電気事業者)用のボイラも提供しています。
燃料としては、石炭、石油、ガスに加え、石油コークス、残渣油、有機性残渣といった廃棄物系燃料やバイオマスまで、多種の燃料を扱う技術と実績を有しています。
また、低品位炭である褐炭を用いたガス化技術である二塔式ガス化炉の開発も進めています。
更には、さまざまな工場で熱源、蒸気源として使用されるボイラをコンパクトにパッケージ化、シリーズ化して提供しています。

国内最大出力の105万kW級火力発電設備用石炭焚きボイラを始め、IHIは、国内外で、電力安定供給の一翼を担う電力事業用ボイラのサプライヤーとして、プラントの高効率化を目指した蒸気条件の向上に努め、世界最高レベルの蒸気条件を達成しました。

IHIでは小型の亜臨界圧ボイラから大型の超臨界圧ボイラまで、石炭・重質油・ガスなどの各種燃料に対応できるラインナップを揃えており、事業規模とニーズに適合した計画が可能です。

中・小型の産業用ボイラ。各種産業用(工場蒸気送気用)、自家発電用に使用されています。

国内同様、海外向けボイラでも多数の実績を有しています。
IHIボイラは、高効率・稼働率を誇っており、各国の電力安定供給に貢献しています。

国内初の大型タワー型ボイラ。コンパクトな設置が可能であり、既設ボイラ運転中に並行して建設しました。IHIは新しい技術の導入に常に取り組んでいます。
〔写真提供:J-POWER(電源開発(株))〕

複合発電設備(コンバインドサイクル)用の排熱回収ボイラ。
ガスタービン発電設備の排熱を回収して蒸気をつくり、蒸気タービン発電設備を駆動します。

製油所で副生物として生成される減圧残渣油と副生ガスを有効活用し、発電用蒸気と工場プロセス蒸気を発生するボイラ。環境保全装置にも万全の配慮を払っています。

既設石炭火力発電所に酸素燃焼技術・CO₂回収・地中貯留という画期的な技術を適用し、燃焼時大気に排出されるCO₂の量をほぼゼロに削減するという実証プロジェクトにおける世界初の発電用酸素燃焼ボイラ。

砂などの流動媒体とともに、燃料を炉内で媒体と混合させながら燃焼するボイラ。
バイオマス燃料、廃棄物系燃料や低品位炭等を燃料に利用できます。
CFB:Circulating Fluidized-bed Combustion Boiler


原子力の分野では圧力容器、格納容器、配管システムなど主要機器を供給するほか原子燃料サイクルに関連したシステムの面でも、その開発、建設に参画しています。原子力発電用機器については、従来の沸騰水型(BWR)、改良型BWR(ABWR)のみならず、加圧水型(PWR)機器の供給も開始しました。

原子炉圧力容器と周辺設備を包み込む鋼製の容器です。
最近では内側を鋼板でライニングした鉄筋コンクリート製容器が使用されています。

高レベル放射性廃液をガラスと一緒に溶融し、キャニスタというステンレス鋼製容器に注入し固化する設備です。

炉心を収める圧力容器。極厚の鋼板が使用され、内側はステンレスでライニングされています。

我が国の電力会社が海外に再処理を委託した際に発生した高レベルガラス固化体を受け入れ、貯蔵するための設備です。
IHIは高効率・高信頼性の原動機(航空エンジン転用型ガスタービンおよびガスエンジン,ディーゼルエンジン)を用いたシンプルおよびコンバインドサイクル発電設備,熱電併給設備,非常用発電設備を国内外に提供しています。
高信頼性のシステム設計により安定したエネルギーを供給する発電設備を提供しています。また,高効率・低NOx型ガスタービンをプラントコアに採用することで,CO2とNOxの排出量の削減を実現しています。

世界最高水準の発電効率と優れた環境性能・信頼性を誇るLM6000ガスタービン(2台)と排熱回収ボイラ(2台)、蒸気タービン(1台)を組合せた100MW級発電設備です。


独自開発した高効率・低NOx型のガスタービンIM270と排熱回収ボイラを組み合わせ、2MWの電力と時間あたり6トンの蒸気供給を行う省エネシステムの代表的設備です。

電力と熱(蒸気)の需要に応じそれぞれの出力を変化できるガスタービンコージェネレーションです。蒸気が余る場合には電気出力に変換してエネルギー回収ができます。

圧縮機の空力特性を進化させ,さらなる高性能・高出力を実現しています。
水噴射またはSoLoNOxの燃焼(希薄予混合燃焼システム)により,排出NOx低減を実現しています。

水噴射またはSoLoNOxの燃焼(希薄予混合燃焼システム)により,排出NOx低減を実現しています。デュアルフューエル対応可能で,高い効率と信頼性による電力と熱(蒸気)を提供します。

400~5,800kWのガスエンジンシリーズは天然ガス・都市ガスのほかガス化溶融炉で発生するガスなどの低カロリーガスでも高効率で運転でき、CO2削減に大いに寄与します。
