


豊洲IHIビルは、大手町の本社部門と豊洲の設計部隊、そして関連会社を一つに集約したIHIグループの戦略本部として2006年に誕生しました。オフィス利用を主目的にした25階建ての高層棟、オフィスサポート施設として社員食堂、診療所、研修室、商業テナントが入っている3階建ての低層棟、及び、その両棟を結ぶ屋内アトリウムが一体となったつくりとなっています。
2000年代前半までのIHIは、体質改善が進まない重厚長大型企業という経営課題を抱えており、新しい企業風土・意識への脱却と技術力の伝承が不可欠でした。そこで、本社移転を契機として「従来の執務形態を変え、IHIグループ全体に業務改革を伴う意識改革を喚起する拠点となる」ことを当時の経営方針に掲げ、初心に帰るために企業発祥の地へ戻る「原点回帰」と組織の壁を取り払う「組織統合」に取り組みました。この目標を達成するために、迅速かつ組織の壁を越えた「意思の疎通(コミュニケーション)」、トップマネージメントと強いリーダーシップに欠かせない「決定の迅速化(デシジョン)」、一人ひとりが問題意識と主体性を持つ「自立・自己責任(コミットメント)」の3つをオフィスコンセプトとして掲げ、オフィスレイアウトとITインフラで具現化していきました。
オフィスの最大の特徴は、いつでもどこでも働けるユビキタスオフィスです。具体的には以下の5つの特徴を有しています。
これらが評価されて、2006年度に「日経ニューオフィス推進賞」を受賞しました。
元々豊洲は、1939年にIHIの前身である東京石川島造船所が近代化された造船所を開設して以来、約70年間にわたりIHIの研究・設計・製造の重要な拠点として事業を続けてきた場所です。再び豊洲に本社を置き、IHIグループの新しい時代を切り拓く積極的な事業展開を図っていきます。
