アイ・エヌ・シー・エンジニアリングは,1977年(昭和52年)4月1日にIHIグループの防音・防振事業を担当する会社として創設され,その基盤技術を活用して今日に至っています。航空機用・航空機転用型ガスタービンエンジンの試運転設備や防音・防振装置等の設計・製作・据付工事に加え,騒音・振動防止対策のコンサルティング,更には各種試験設備・環境保全装置など多方面の分野にわたり活動を行うエンジニアリング会社です。つまり,私たちは防音・防振に係る幅広い知識と技術(音響・機械・構造・熱・流体・建築等)を有した「専門家集団」です。
現在,社会環境は,急激に変化しています。国際的な「サステナビリティ」の重要性の高まりや,デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進,新型コロナウイルス感染拡大により,社会・経済や価値観は変貌するとともに,ビジネスモデルや働き方の変化が加速しています。
このような中で,40年以上に亘り培った防音・防振に係る基盤技術を維持・高度化するとともに,社会環境の変化を捉え,お客さまの立場で考えてAI,IoT,クラウドなど新たな技術を加えるとともに,環境に優しい工事遂行などを行い,防音・防振に関するコンサルティングを通じて価値あるソリューションの提供及びイノベーションさせた製品の提供を目指しております。
これら社会環境の変化に追随するためには,従業員の力を高めることも大切な要素であります。そのためには,コロナ禍での感染対策の観点のみならず,時間や空間にとらわれない柔軟な働き方への転換を推進するとともに,多様で複線的なキャリア形成に向けた人材育成と登用を進めています。さらに,事業にかかわる全てのバリューチェーンにおける人権尊重も常に留意し,一人ひとりが活躍できる環境を整え,皆が挑戦することを奨励しています。
アイ・エヌ・シー・エンジニアリングは,私たちが提供するサービスと製品をお使いいただくお客さまの安全,それに繋がるすべての皆様へのご安心を第一に考え,全てのステークホルダーの皆様に誠実であり続けることを宣言します。私たちはIHIグループの一員として,「技術をもって社会の発展に貢献する」の経営理念のもと,「脱CO2」「防災・減災」という社会課題の解決を目的とした成長事業に資するため,防音・防振事業に真正面から取り組みます。