新世代・海外まき網漁船「日本丸」に新規開発のハイブリッド型ラダープロペラ(RP)を搭載

 水産庁の推進する漁船構造改革モデル船「日本丸」(744総トン型海外まき網漁船)が 10月初めに清水港で竣工しました。同船には当社製 2647kW主機関1台及び 956kW発電機関 4台の他に新規開発のRPを搭載頂きました。

 この新しいシステムは三保造船所殿(静岡市)と共同開発したもので、従来式主機関駆動の可変ピッチプロペラのトモ側にタンデムに電動モーター駆動式RP(ZP-41RP型) 1基を配置し二重反転効果を持たせ、従来比15%の省エネ効果の他、水中放射雑音の軽減、運転性能の向上等により優れた経済性・運航性・省人化を実現しました。

 日本近海で操業試験を終えた後にミクロネシア海域、インド洋でのカツオ、マグロ漁の操業に臨みます。

ZP-41RP 横断面図
システム系統図