物流システム事例 血液センター埼玉製造所 | IHI物流システム

IHI

株式会社IHI

食料
「自然を届ける流通」を支えるIHIピッキングシステム。 株式会社オルター(大阪)

血液センター埼玉製造所[埼玉]

「いのち・自然・くらし」を守るということをテーマに掲げたオルター。消費者の皆様へお届けする物はすべてにおいて、高水準の安全性が保たれています。その流通においても、「いのちを運ぶ・自然をお届けする」という発想が基本にあります。近代的な物流システムとは一見すると馴染みにくい生鮮青果の流通を、IHIピッキングシステムが効果的にサポートしています。

概要

高水準の安全性を保ちながら、お客様のニーズにきめ細かく応えていくため、ピッキング行程をシステム化しました。「ドライ」「青果」「冷凍」「冷蔵」の4つのピッキングラインを設置し、業務の効率化、確実化、省スペース化を追求しています。

導入目的

  • 品質管理の更なる徹底
  • ピッキングのシステム化による合理化
  • 人為的過誤の防止

導入効果

  • 品質管理のレベルの向上
  • 入荷・保管・ピッキング・出荷のコンピューター一元管理の実現
  • 省力化、省スペース化の実現

システム概要

自動倉庫

流動棚:
27基 [w1800] +(流用)12基[w1500](計39基)
ドライ:15 棚(8間口×4段)= 480 アイテム
青果: 12 棚(4間口×3段)= 144 アイテム(※1)
冷凍: 6 棚(8間口×4段)= 192 アイテム
冷蔵: 6 棚(8間口×4段)= 192 アイテム※コロコン(青果を除く) = 1728本 [1間口2本]
門型:
3基[w3200] (かご車3台分)
ドライ:1 スパン(6間口)= 6 アイテム
青果:1 スパン(3間口)= 3 アイテム
冷蔵:1 スパン(6間口)= 6 アイテム
中量棚:
12基[w1800]
ドライ:6 棚(8間口×5段)= 240 アイテム
冷凍: 3 棚(8間口×5段)= 120 アイテム
冷蔵: 3 棚(8間口×5段)= 120 アイテム※仕切り板(3枚/段) = 180 枚
コンベア1式:
4ライン
備考:
駆動無し、ローラーコンベア扉部分に掛かる箇所は蛇腹タイプを採用パソコンラック=4台[w1000]
※1:青果について、流動棚は既存の棚(幅1500mm)を流用

お客様の声

  • 全てを人力で行っていたピッキング工程をシステム化したことで、業務の効率化と正確性がさらに高まりました。導入間もない時期でもあり、さらなる効率化を目指して、日々作業行程の改善を行っており、その成果も出ています。
  • オルターの扱う個性的な製品群やお客様の細かなニーズは「規格化」と相反しており、システム化しにくいと思われましたが、我々の業務内容を理解して頂きながら、カスタマイズすることで、導入しやすいシステムになりました。
  • 「お客様の細かな要求」と「生産者のこだわり」をつなぐ物流システムとして、さらに進化していけるよう、IHIの協力のもと、次のステップを計画しています。
物流フロー
不定貫に対応するピッキングライン(冷蔵)

不定貫に対応するピッキングライン(冷蔵)

表示板、ランプにピッキング指示を表示

表示板、ランプにピッキング指示を表示

ピッキングライン(ドライ)

ピッキングライン(ドライ)

出荷頻度の低い製品は別の棚を用意

出荷頻度の低い製品は別の棚を用意

ピッキング作業はコンピュータで一元管理

ピッキング作業はコンピュータで一元管理

ピッキングライン(青果)

ピッキングライン(青果)