自動醸造庫・自動倉庫システムの事例

IHI

株式会社IHI

食品・自動醸造庫・自動倉庫システム
CO2削減大賞受賞の先進工場で活躍するIHI自動倉庫システム。 ひかり味噌株式会社 飯島グリーン工場[長野]

ひかり味噌株式会社

「自然の恵み、いただきます。」——ISO9001・14001・22000認証を持つ、ひかり味噌飯島グリーン工場は、22年度食品産業CO2削減大賞を受賞。先端を行く食品工場として大きく評価されています。年間生産35,000トン。ここ数年の生産増加により、新たに自動醸造庫を導入し、さらなる飛躍を目指しています。

概要

新醸造庫は間口20m、奥行90m、高さ18m・・・2トンタンクを2,000本収容できる立体自動倉庫により構成されています。
醸造庫は醗酵庫(1,000本)と熟成庫(1,000本)に分かれており、醸造庫全体ではワンウェイの搬出入導線を持ち、ゾーン間の自由移動、先入れ・先出し方式による設計となっています。
また、ダブルリーチ方式のクレーンにより、極めて高い格納効率を誇っています。

導入目的

  • 人の合理化。
  • 在庫管理。
  • 品質の均一化。
  • 管理能力の向上。

導入効果

  • 兼任の担当者1名で管理。
  • 格段の保管効率を実現。

お客様の声

  • CO2削減大賞:CO21,255トン削減——。ボイラの燃料をA重油から液化天然ガス(LNG)に転換し、CO2を大幅に削減しました。また、工場排水処理により発生する余剰汚泥をメタン醗酵装置で再醗酵処理し、発生したメタンガスを利用することで、燃料使用量も削減しています。
  • 1棚2タンク保管のダブルリーチクレーンにより、優れた格納効率を実現しました。
  • 庫内の移動は、夜間の時間を活かし自動で効率の良いロケーションを選んで保管しています。

システム概要

取扱物:
味噌タンク
荷姿:
Mx1,500×My1,500×Mz1,645
荷重:
Max.2,400kgf/P
Ave.2,400kgf/P
棚数:
Aゾーン・1,002棚(30℃)
Bゾーン・1,002棚(15℃)
フォーク:
ダブルリーチタイプ
制御方式:
コンピュータオンライン
物流フロー
●ラックパック

●自動倉庫(ラックパック)

●入出状況

●入出庫状況

●保管状況:1棚2タンク保管

●保管状況:1棚2タンク保管

●ゾーン間移動コンベヤ

●ゾーン間移動コンベヤ

●ダブルリーチフォーク

●ダブルリーチフォーク

●製品

●製品