HR MESSAGE人事メッセージ

真のダイバーシティの下、
多様な価値観を受け入れ、
変革を実現する

人事部 採用グループ グループ長

社会課題の解決のため、
従来の事業領域の枠を超え新たな成長事業の創出へ

IHIは1853年に石川島造船所が創設されて以来、約170年にわたり造船に由来するコア技術を拡張・発展させ事業拡大を図ってきました。現在、「資源・エネルギー・環境」「社会基盤・海洋」「産業システム・汎用機械」「航空・宇宙・防衛」の4つの事業領域を柱に事業活動に取り組んでいますが、近年急速に進展するデジタルトランスフォーメーションや新型コロナウイルスの影響など、大胆に変化する社会情勢に対応するため、企業として自らの姿勢を顧みる必要に迫られています。

IHIでは2020年に、事業変革への取り組みである「プロジェクトChange」をスタートさせました。従来の事業領域の枠を越えた新たな成長事業を創出するため、我々は新しいチャレンジが求められています。「プロジェクトChange」で目指すのは、社会課題である「脱CO2」「防災・減災」「暮らしの豊かさ」の実現です。しかし従来のIHIが持つ技術や知識だけでは、この大転換は成し得ません。新たな企業価値が求められる今、IHIの従来の考え方や手法を覆すような、異なる視点や価値観を持つ人材が必要と考えています。

当たり前に捉われることなく、
IHIの社内常識に疑問を投げかけて欲しい

IHIは、日本のモノ作りを支える企業の一角として成長を続けてきました。目の前の技術課題に実直に取り組むエンジニアが多く、技術にこだわる真摯な姿勢は社風として古くから醸成されてきました。また、IHIが扱う製品は受注生産によるものが多く、その規模や求められる技術は、ひとりの力で作り上げられるものではありません。お客さまのニーズを形にし、納品した後もメンテナンスを継続しながらお客さまに寄り添い続けるIHIのビジネス・スキームは、あらゆる部門が力を合わせることで成し遂げられています。お客さまを含めた社内外の関係者が力を合わせて技術や製品を生み出し続けてきた歴史は、意見を交換し尊重しあえるIHIの柔軟な文化を形作ってきました。

その文化は、自分たちとは異なる価値観を受け入れ、最善の策を模索する企業風土として定着しています。他社での就業経験を持つキャリア入社者の方から見れば、IHIのやり方に「なぜこのやり方をしているのか」「もっといい方法がありますよ」と、疑問を投げかけたくなるかもしれません。IHIでは、当たり前とされてきた手法を疑い、より優れた方法や新しい価値を生み出す人材を、これまでも、そしてこれからも強く求めています。

分け隔てのない活躍の場は、
次世代を見据える真のダイバーシティ

長い歴史を持つIHIに対し、古くさく凝り固まった印象を持たれるかもしれません。古い会社の色に染められてしまうのではないか、と危惧される方もいるでしょう。いくつもの会社統合を経てきたIHIはダイバーシティという言葉が意識される以前より、多様なバックグラウンドをもつ人材が活躍してきた歴史があります。また、女性の活躍もめざましく、社員全体における女性の比率こそ小さいものの、子育てしながら第一戦で活躍する女性社員も多く、管理職として組織マネージメントに携わる女性エンジニアも珍しくありません。彼女たちは、異口同音に「仕事をする上で女性であることを気にしたことはない」と語ります。もちろん家庭と仕事を両立させた彼女たちの努力と家族や職場の協力の賜物ではありますが、彼女たちの姿は、性別による分け隔てをすることなく、活躍の舞台やチャンスを提供し続けたIHIの姿勢の証明といえるでしょう。

女性を一例に挙げましたが、国籍や年齢などの他の属性や、新卒入社かキャリア入社かといった違いについても同じことが言えます。IHIは、女性や外国人の採用といったアイコンとしてのダイバーシティではなく、違う世界から何をもたらしてくれるのかという、革新に繋がる多様性に期待しています。今、IHIが求めるのは、日々当たり前だと感じている社内常識を壊し、次の世界を見せてくれる人材なのです。もちろん、IHIの一員として活躍していただくためには、IHIのミッションや価値観を共有していただくことも必要です。キャリアで入社される方々の多様な視点や価値観を大切にしながら、同じ目的意識を持ったIHIの一員として溶け込んでいただくために、人事部としても最大限のサポートをいたします。身につけた知識や技術を思う存分発揮しながら、IHIの仲間たちとともに変革を成し遂げる瞬間に、ぜひ一緒に立ち会ってみませんか。