INTERVIEW転職者インタビュー

ニーズを掘り起こし
新たな貢献の可能性を切り開く。
ターボチャージャー開発
から事業化への挑戦

産業システム・汎用機械事業領域
車両過給機SBU 技術統括センター 設計部
乗用プロジェクトグループR.K.

行き詰まりを感じ転職活動へ、
直感を信じIHIの門を叩く

医療用・食品用の小型コンプレッサーを開発する会社から転職し、2014年6月にIHIへ入社しました。車両過給機SBUに所属し、入社からずっと国内自動車メーカーのエンジンに搭載するターボチャージャーの設計を担当しています。

前職の環境では、一人で一製品を担当する体制でした。仕様設計から作業手順の説明書作成、現場の工事手順作成など、最初から最後まですべて自分一人で担当していました。開発・設計部門に必ず配属してもらえるという条件で入社し、充実した日々を送っていたのですが、技術的な向上に行き詰まりを感じたことと、一人ではなくチームで難しい仕事にチャレンジしたいという思いがあり、転職を決意しました。

転職活動時には何社かの採用面接を受けていたのですが、その中でIHIに決めた理由は直感でした。面接中の雰囲気から「IHIは相性がよさそう」と感じたんです。今思えば、もっと挑戦して新しい技術を身につけたい、新しい環境のチームで働きたいという希望に対する答えを、面接官の方から滲み出る雰囲気より感じ取れたんだと思っています。

実際に入社してみると、前職から違和感なく今の職場になじむことができました。裁量が大きいため一人一プロジェクトを担当する体制ではあるものの、上司や先輩の細かいサポートに加えて、高度な知見を持ち合わせた技師長や技術研究所の方々との協力体制もあるため、プレッシャーは大きいものの、安心しながらのびのびやらせてもらっています。

お客様のニーズから社会のニーズへ、
目指すは事業化への挑戦

我々設計に求められているのは、お客様の開発をスムーズにストレスなく進行すること。そのためには技術力の高さ、知見の広さ、アプローチ方法の豊富さなど、あらゆる要素が求められます。ヒアリングを通じてお客様の要望を引き出し、最新技術のトレンドを踏まえて新しい課題に対して解決策を導き出していく。そのための設計検証や評価を考え続ける日々は、挑戦と成長を実感できるスリリングで刺激的な仕事であると感じています。

7年間IHIで働く中で、お客様の問題を解決するあらゆる方法を考えてきました。その経験は、お客様が何を求めているかを想像し、IHIが持つ高い技術力でお客様のニーズに応えていく力に繋がったと考えています。そうした目の前にあるお客様のニーズから、さらにその先にある社会のニーズを捉え、IHIのさまざまな技術やアイディアで何ができるのか、どう貢献するのかを考え、そこから事業化につなげる挑戦をすることが今の目標です。自分の視野を広げて強みを伸ばし、お客様や世の中に大きく貢献することが、この先のミッションだと思っています。そのためにも、まずは経営視点を身につけることがキャリア上の課題と捉え、社内の制度であるビジネスリーダープログラムや社内副業などを活用し、目標に向かって取り組んでいます。

ゼロベースで課題に向き合う、
技術に誠実な”野武士集団”の一員へ

IHIは、一言で言い表すなら「技術に対して誠実な企業」です。社員の誰もが、自社の技術に誇りを持っており、担当する業務に対してしっかりと深掘りを行っています。これは社員だけでなく幹部の方も同じ感覚を持っていると感じます。あるプレゼンテーションの場で、IHIの技術的に果たす役割はなにかと質問をいただいたことがあります。その質問に対して、しっかりとした技術的な説明をすると、みなさんワクワクし始め、目がキラキラし始めるんですね。自分たちの技術に対して真摯に熱中し、誠実に向き合う社風は、IHIの大きな魅力だと感じています。

この技術に向き合う社風は、常に変化をし続ける会社の姿勢に繋がっています。かつて評された「野武士集団」のような風土は今でも残っており、個人に与えられる裁量は強めです。このことからも、どんどん新しいことにチャレンジしようという姿勢は歓迎されますので、変化し続けたい人にとっては最高の環境といえます。

一方で、変革を求めている最中ということもあり、未知の領域や新しい課題への挑戦に抵抗感が強いと、活躍の機会は少なくなるでしょう。今まで積み重ねてきたことを一度捨て、ゼロベースで目の前のことを受け入れて、やりきる。そうした思い切りの良さを持つ人の参画が求められています。新しい挑戦へためらわずに取り組める方と一緒に働けることを、私自身も楽しみにしています。

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