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産業システム・汎用機械事業領域

株式会社IHI機械システム

会社紹介

設計統括部 各務原設計部 機械設計グループ

  • 嶋田 嵩久
  • Takahisa Shimada

2006年入社
航空整備科 卒

嶋田 嵩久

事業の概要をご説明ください。

当社では真空中で熱処理加工を行なう装置の設計・製造・販売・メンテナンスを手掛けています。主な装置として真空熱処理炉、真空浸炭装置、真空脱脂洗浄機、そして特殊な仕様の装置も製作しています。その中でも真空浸炭装置は、独自特許により従来技術のガス浸炭炉に比べ、技術的に優位であると言われています。
国内外で特許を取得し、一部海外企業へ技術供与も行なっています。

入社を決めた理由は?

航空機整備を専攻し、航空機分野でも製造、修理の工程で「熱処理」が行なわれていることを知り、その装置に興味を持ったことが第一の理由です。入社してから分かったことですが、学生時代にはあまり聞かなかった「真空熱処理」は、航空機産業や自動車産業などには欠かせない技術であると知りました。また、この会社の独自開発による真空浸炭という技術にさらに魅かれました。自分が世の中にないものを創造してみたいとも考えました。

現在のお仕事の内容を具体的に教えてください。

私は、設計・開発に携わっています。通常の設計業務ではお客さまからの引合案件に対して受注前に、技術説明、仕様確認、設置場所の調査などを行ない、受注後契約仕様に基づき設計します。また、新製品の開発も担当しています。 お客さまの要求が高く、それを満足させるのに苦労しますが、それを達成することにやりがいを感じています。

やりがいを感じたエピソードや魅力を教えてください。

自分のアイデアが実際に採用され世の中に出て、多くの人に必要とされ、そして使用していただいたときの喜びは何物にも代えがたいものです。時には自分が設計した装置がお客さまの要求を満足させることができないこともありますが、その問題点を分析し、解決したときには大きな充実感があります。このような時に、自らの成長を実感することもでき、とてもやりがいを感じます。

社風や職場の雰囲気について教えてください。

常に産業機械技術の水準を高め、お客さまが満足する製品、技術の開発、地域環境の保全に努めています。職場では、上司や先輩に何でも相談しやすく、個人の意見を押さえつけるのではなく尊重し合える環境です。こうした環境が新たな技術や装置を生み出す基礎であると考えています。
その他、教育にも力を入れており、毎年様々な分野の講習を各自で選択することができ、能力向上に努めています。

今後の目標は何ですか?

自らの技術力を高め、高度多様化するお客さまのニーズにお応えするとともに、一歩先を行く真空熱処理設備を開発・設計することを目標にしています。さらに今あるスキルや知識を後輩へ伝え、上司や先輩のように「頼れる存在」に一歩でも近づけるようになりたいと考えています。

就職活動中の学生に向けて、IHIグループや御社の魅力をアピールするメッセージをどうぞ。

当社は様々な苦難を乗り越え、日本一の真空熱処理装置メーカーとなりました。現在はグローバル戦略を打ち出しており、海外での異なった環境で苦労しながら装置の製作を進めています。今世界一の会社ではなく、これから世界一になる会社で一緒に働き、会社が成長する楽しみを共感しましょう。

嶋田 嵩久