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航空・宇宙・防衛事業領域

株式会社IHIエアロスペース・エンジニアリング

会社紹介

ロケット技術部

  • 杉本 星也
  • Seiya Sugimoto

2014年入社
工学部 ロボティクス学科 卒

杉本 星也

事業の概要をご説明ください。

当社は1988年に創業し、我が国の宇宙開発に多大な貢献を続けるIHIエアロスペース社と一体となって、人工衛星打ち上げ用ロケットの「イプシロンロケット」や、「H-ⅡAロケット」のブースターロケットである「SRB-A」等の各種ロケットの開発や、防衛用ロケットの開発、国際宇宙ステーションの日本実験モジュールに関連した機器の開発、「はやぶさ」、「はやぶさ2」等の小惑星探査機の開発等々、ロケット飛翔体並びに宇宙開発の最前線を、設計や解析等の技術力で支えるエンジニアリング会社として事業を展開しています。

入社を決めた理由は?

当社が航空宇宙分野の会社ゆえ高度な技術に触れる機会が得られること、また、「ものづくり」の会社ゆえ、学生時代に得られた「ものづくり」の感動が会社の中でも得られると思いました。私は学生時代にロボットの製作を行い、自分で設計した3Dモデルが実際に形になったり、計画通りに動作したことに大変感動しました。当社ではロボット等の機械装置なども設計しており、学生時代と同じ様に感動が得られると思い入社を決めました。

現在のお仕事の内容を具体的に教えてください。

製造図の作成やロケットの燃焼試験におけるサポート等が現在の仕事です。3DモデルをもとにCADを用いて製造図を作成しますが、これにより個々の部品の形状や使用箇所、出来上がりの寸法や公差等を把握出来るので、ロケット等の設計に必要な知識を吸収できます。また、燃焼試験におけるサポートでは、当社で設計した製品の組み付け等も行います。現場の仕事はCAD上では分からない実際の世界を見聞出来るので、とても勉強になります。

やりがいを感じたエピソードや魅力を教えてください。

極めて特殊なコンテナの概案設計を担当したことです。アイデアのトレードオフや設計計算、3Dモデルの作成を行い、これらを通して報告書が出来上がった時にやりがいを感じました。また、技術検討のディスカッションの中で自分の考えを主張することが出来ました。どんな製品にしていくかは、自分の仕事が左右していると言う実感が持てます。当社は「ものづくり」を色々な面から経験できるので、技術者として成長していくには良い環境です。

社風や職場の雰囲気について教えてください。

当社はON・OFFの切り替えがしっかりしています。休日を趣味の時間に充てている先輩も多く、私も入社してから野球部に入ったり、釣り好きの先輩から釣りを教えて頂いたりと、趣味の幅を広げることが出来ました。趣味を通じてリフレッシュできています。職場の雰囲気は、気さくに声を掛け合うことが出来る明るいもので、私も入社してすぐに職場に慣れることが出来ました。毎週チームミーティングがある風通しの良い職場です。

今後の目標は何ですか?

当社は航空宇宙分野が中心の会社ですが、ロボット等の設計製造も行っていることから、例えば、月面ローバーなどの探査ロボットの設計を行える様な技術者になりたいと思っています。そのために、今は自分の思い描いたものを形にできるように広く知識を蓄え、設計の経験を増やし、一つ一つの仕事を確実にこなしてスキルアップに努めたいと思います。将来はスキルの証として機械設計技術者試験等にもトライしていきたいと思っています。

就職活動中の学生に向けて、IHIグループや御社の魅力をアピールするメッセージをどうぞ。

IHIグループでは合同の新入社員教育がありますが、この他にもグループを横断した色々な研修があり、様々な専門分野の多くの人々と意見を交換する機会があります。グループという枠組みでつながっていることは、ものをつくる上では大いに強みだと思います。当社の魅力は、色々な機会を通じてロケットを間近に見ながら働くことが出来る点です。この様な貴重な体験は当社で働いたならばこその事です。一緒に働ける日を待っています!

杉本 星也