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IHIは、日本のジェットエンジン生産の業界トップシェアを担うリーディングカンパニーとして空の交通を支えている。また宇宙開発分野では、ロケットエンジンの心臓部となるターボポンプに加え、次世代固体燃料ロケット「イプシロン」の開発・製造を手掛けている。

IHIは日本のジェットエンジン生産でトップシェアを担うリーディングカンパニー。防衛省が使用する航空機のほとんどのエンジンの主契約者となり、その生産を担っている。大型から小型まで各種民間機用エンジンの国際共同事業にも参画し、エンジンモジュールや部品を開発・供給している。種々の最先端技術を活かし、また次世代エンジンの研究開発も進めている。

IHIは日本の宇宙開発に当初から参画し、人類の夢に挑み続けている。ロケットエンジンの心臓部となるターボポンプや、ガスジェットという装置を開発・生産し、日本のロケット開発に貢献。また宇宙ステーション建設においても、日本宇宙実験棟「きぼう」の船外実験プラットフォームなどの開発、生産において重要な役割を担っている。
そして今、大きな期待を集めているのが新時代の固体燃料ロケット「イプシロンロケット」である。IHIはそのイプシロンロケットの機体システムを担当している。イプシロンロケットは打ち上げに向けた射場準備を、世界のロケットの中でも最短わずか一週間で行えるように革新。需要が広がる小型衛星の打ち上げに柔軟に対応可能となった。2018年1月には3号機の打ち上げが成功し、宇宙をもっと身近に感じることができる時代が拓かれる。