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航空・宇宙・防衛 電気・電子系

瀬戸大作

航空宇宙事業本部 技術開発センター
制御技術部 電子技術グループ
2010年入社
工学部 電気電子工学科 卒

瀬戸大作

夢や情熱も大切にしながら、人に喜びや感動を与え続けたい。

瀬戸大作

最先端の航空エンジンを安全かつ正常に制御する。

私は、航空エンジンを常に安全かつ正常に作動させるための電子制御装置の設計・開発を行っています。エンジンが飛行機の心臓部だとすれば、電子制御は飛行機の脳にあたる部分。外気温・気圧・風向きなどを敏感に感知して、エンジンが効率良く最適な状態で作動するようコントロールする役割を担っています。私の具体的な業務は、新しく開発される最先端のエンジンの機能に合わせ、その制御に必要なハードウェアや電子回路を設計することです。
航空エンジンに搭載される電子制御装置は、エンジン内部1,000℃以上、上空の外気温-50℃という過酷な環境にさらされる性質上、熱や振動に強い構造でなければなりません。そのため電子制御の知識だけでなく、機械的な構造、熱・材料評価方法まで幅広い知識が必要になります。もちろん、一人ですべてをカバーするのは難しいので、多くの人の力を借りてひとつの製品に具現化していきます。そのプロセスも含めて大勢の人とつくりあげていく楽しさが、この仕事の醍醐味と言えるかもしれません。

失敗を乗り越え学んだことで、エンジニアとして成長。

私が初めて主担当として任された仕事は、既存製品を現状のニーズに合わせて改修し、出荷まで行うというものでした。必要な試験装置を取引会社と共同で製作し、動作確認・性能評価試験を行う中で、さまざまなトラブルや不具合が起きて困惑することもありましたが、すべてをやり終えて出荷できた時には大きな達成感がありました。自分が手がけたものが製品として完成した姿を見ることができ、非常にうれしかったのを覚えています。この経験を通じて得たものは、失敗してもそれを乗り越えることで自分が成長できたということ。責任ある仕事を任され、良いことも悪いことも含めて経験から学んだことが、エンジニアとしての現在の業務に活かされていると実感しています。

瀬戸大作

瀬戸大作

次世代エンジン開発で広がる、電子制御の役割と活躍フィールド。

省エネや環境配慮の観点から、電気化やハイブリッド化の動きがあらゆる分野で見られ、航空業界においても私たち電子制御に求められる役割が高まりつつあります。次世代のエンジン開発もスタートしており、これまで以上に新しい考え方や技術が必要になってくるでしょう。電気制御の専門家としてどんな要望にも応えられるよう知識や技術を磨き、IHIの強みになる事業として積極的に動き活躍しなければならない時期に来ていると感じます。そういう意味でも、これからが非常に楽しみですね。
飛行機に関わる仕事は技術的に面白い部分がたくさんある一方で、夢や情熱など気持ちの部分も大切にしなければならない仕事だと考えています。自分が関わった製品で人に喜びや感動を与えたいという気持ちをいつまでも忘れず、新しいことに挑戦していくつもりです。

就活中の学生へのメッセージ

今までの研究や専攻にとらわれ過ぎることなく、興味ある企業があれば積極的に調べてみることをお勧めします。ひとつの製品にいろいろな知識や技術が関わっているように、自分がこれまでやってきたものと関係ないと思っても、どこかに自分の強みを活かせる場面があるかもしれません。会社に入ってから学ぶことはたくさんあります。興味のある企業で今までの経験がどんなふうに活かせるのか、一度じっくり考えてみることも大切だと思います。

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