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資源・エネルギー・環境 電気・電子系

櫻庭陽介

プラントエンジニアリング部
制御・電気グループ
2010年入社
理学研究科 物理学専攻 修了

櫻庭陽介

世界を視野に入れて、プラントづくりに情熱を懸ける。

櫻庭陽介

LNGプラントの安全を守る、制御コントロール系統を設計。

IHIのエネルギー・プラントセクターがメインで扱うLNG(液化天然ガス)の貯蔵タンク全体を、安全かつ正常に作動させるための制御システムプランニングを主に担当しています。制御は人間でいう五感神経のようなもの。人間が暑さを感じると汗をかいて体内の温度調節をするように、計器類が感知した情報に対してプラントが最適な作動をするようコントロールするのが制御の役割です。その中で、私は主に計器やバルブ類の設計に取り組んでいます。
ひとつとして同じ条件のエネルギープラントはありません。毎回、内部を流れるLNGの流量、圧力、温度などを十分に考慮して、常に正常に作動するよう最適な設計をしなければなりません。また、計器類も新しいタイプが次々と出てくるため、最新の情報を把握しておく必要があります。常に状況が変わる中で、最適な設計を探していくことが、制御設計の苦労する部分であり、同時に楽しい部分と言えます。自分が設計した通りにうまく作動した場合は、苦しんだ分だけ嬉しさもひとしおです。

入社4年目で、大手都市ガス会社LNGプラントの増強化プロジェクトをメイン担当。

入社4年目の現在は、大手都市ガス会社のLNGプラントの改修工事を担当しています。ガス供給量の増加を目的としたLNG払出ポンプ・気化器の増設で、今まで以上にガスを高圧化させることで一度に送り出せるガス量を増やそうというプロジェクトです。私は計器やバルブ類の設計のメイン担当として、流量計・圧力計・温度計やバルブの設計を行いました。各種計器類はプラント制御装置にてプラントの運転状態を監視する目として作動します。とくに今回は、ガスの高圧化に伴い、計器類も高圧力・低温度に耐えられる部材で設計。単に強度を高めるのではなく、コスト意識を持ちながら十分な強度・性能が得られるものを提案でき、お客様にも喜んでいただけました。やはり、自分が最初から設計したバルブや計器類が現場で作動しているのを見た時は、最高に嬉しかったです。

櫻庭陽介

櫻庭陽介

世界という大舞台で活躍するプラントエンジニアをめざして。

現在、日本国内の電力市場は十分な設備が整い、発電量や電力も足りている状態です。今後はアジアを中心とした海外市場が電力設備需要の中心になってくると考えられ、エネルギー・プラントセクターのグローバル化もさらに活発になることが予想されます。私自身も将来的に、グローバルに活躍できるエンジニアになりたいという想いがあり、ベトナムの現地企業で3ケ月間働き、英語の習得、国際文化への理解を深めることができる経産省主催の国際インターンシップ事業への参加を決意しました。応募する際にも上司をはじめ会社として積極支援をしていただき、やりたいと言えばチャンスを与えてくれる環境の素晴らしさを改めて感じています。これらの経験を通じて知識や技術に磨きをかけ、自分の設計したプラントで世界中の人々の生活を豊かにしていきたいと考えています。

就活中の学生へのメッセージ

皆さんには、これからの生き方次第でどんな人間にでもなれる可能性があります。自分の可能性は無限大だという意気込みで、いろいろなことに興味を持ち、興味を持ったらどんどんチャレンジしてください。自分から選択肢を狭めるのではなく、いろいろな業界の人と話し、自分の可能性を広げていってほしいですね。そうすると就活はもっと面白くなると思いますよ。

櫻庭陽介

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