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調達

吉川詩生

調達企画本部
グループ資材部 材料グループ
2009年入社
政治経済学部 国際政治経済学科 卒

吉川詩生

社内・取引先との信頼関係がより良い調達を実現する。

吉川詩生

一括大量購入でコストを抑え納期の調整でプロジェクトに貢献する。

IHIの調達には大きく分けて2つの機能があります。1つは主に工場や事業部が製品特有の資材を仕入れるもの、もう1つが本社にある私たちグループ資材部が担当しているもので、IHIグループ全体でまとめると、大きな調達規模や価格になる資材や機器の手配です。窓口を一本化しまとめて仕入れることで、購入価格を抑え調達業務の効率化を図ることができます。中でも私は、所属するグループ資材部 材料グループで、LNGタンクおよび化学プラント向けリアクター用の鋼板と形鋼(H形鋼など形成された鋼材)の調達を担当しています。現在、LNGタンクでは国内とインド、タイで進んでいる計5プロジェクトの材料調達を行っていますが、価格交渉はもちろん、各プロジェクトの全体スケジュールや実際の進行状況に合わせた納期調整も、私たち調達担当の重要な役割です。国内外の様々な鉄鋼メーカー、商社、鋼材問屋と交渉し、より良い品質の材料を工場や建設現場に、安くタイムリーに届けることで、各プロジェクトに調達の立場から貢献できるよう努めています。

モノづくりの面白さを実感できるのが調達の魅力。

私は、以前兵庫県にある相生工場で調達を担当していたときに、モノづくりの面白さを実感できるこの仕事に惹かれ、よりスケールの大きな調達に携わりたいと自ら手を挙げて現在の部署に移りました。調達の仕事では、資材の品質確認や納期調整などのため、仕入先の製造現場やIHI社内・関係会社の工場に足を運ぶことが少なくありません。とくに新たな取引先を開拓するときには、より細かいチェックが必要になります。相生工場時代にも、取引実績のない新規の海外メーカーに発注することを決め、何度も現地を訪れました。初めての取引での無理なお願いにも、最後は「何とかしましょう」と答えてくれたメーカーの心意気に心を打たれたこと、資材を入れた工場の方に「良い買い物をしたね」と言葉をかけてもらったときの嬉しさは今も忘れません。調達の役割は取引先と社内をつなぐことですが、ただ右から左へと情報を流すだけでは自分たちが介在する意味がありません。社内とサプライヤー、それぞれのモノづくりの実情を理解することで信頼関係を築き、難しい依頼にも間に入ってうまくコーディネートすることすることが、私たちの付加価値であり、この仕事の意義だと考えています。

吉川詩生

吉川詩生

IHIの製品と購入する材料・機器の知識を磨いて調達のプロになりたい。

私の目標は、IHIのプロの調達パーソンになること。IHIの製品、購入する材料・機器それぞれについて深い知識を備え、製造の流れも把握し、トラブルの際には瞬時に判断して解決を図る。そうしたことを、調達の立場からできる人こそが、私の思い描くプロの調達パーソンです。そのためには、IHIグループだけでなく、日本のモノづくり全体にどうしたら貢献できるかと考えることも重要な視点だと思っています。IHIの製品は世界中で使われていて、海外に調達先を広げるのはもちろん大事なことです。しかし、そのために国内メーカーが事業を続けることが難しくなれば、日本のモノづくり全体が沈んでしまいます。私たちにできることは限られるかもしれませんが、大きな視野を持ち小さなことからコツコツと取り組んでいくことが、プロの調達パーソンには必要なのではないかと考えています。

就活中の学生へのメッセージ

どんな会社に入っても、どれほど活躍できるか、充実した仕事ができるかは自分次第だと思います。例え就職活動で自分の希望が叶わなかったとしても、それがすべてではありません。最終的には入社後、自分がどれだけ前向きに努力するかによって未来は変わるんですよね。ただ、自分らしく活躍できる業界や社風は人それぞれなので、その辺りの雰囲気は会社の知名度や規模に惑わされず見極めた方が良いと思います。その点で、私はIHIに入社して本当に良かったと思っています。IHIは、若手にも「こんな仕事を」と驚くほど大きな仕事を任せてくれ、私が自ら手を挙げて今の部署に異動したように色々なチャンスを与えてくれる会社です。

吉川詩生

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