お客さまとともに

責任者メッセージ

取締役 常務執行役員 営業本部長 桑田 敦

取締役
常務執行役員
営業本部長
桑田 敦

IHIグループの全営業パーソンに対し今年度の重点施策として、まず、お客さまと「同じ方向を見つめ、お客さまに寄り添う営業活動の実践」を掲げています。わたしたちは、主としてお客さまからの個々の引合への対応を通して、お客さま満足度の向上を目指して活動していますが、「モノ」を売る視点から一歩踏み出し「お客さまの中長期の方向性、事業戦略をより深く理解し、IHI全体の技術力によってお客さま価値の創造をいかに実現していくか」を大きな目標としています。

お客さま満足のために,営業パーソンの行動指針として以下の 4 点を掲げ,全営業パーソンの意識、行動改革を進め、結果としてグループ全体の受注、利益目標を達成することを推進しています。

  1. 「モノ売り」脱却の意識改革と実行
  2. 国内と海外の壁を取り払った総合営業活動の加速
  3. IHIファンのお客さまを1社ずつ増やす活動の展開
  4. お客さまに信頼される営業人材の育成

お客さま満足への取り組み

IHIグループは、お客さま満足度の向上の視点から、営業のあり方、営業活動の方法、マナー、礼節などの基本の理解の徹底、また事業部門における品質管理の徹底、製品安全の充実に向けた教育・研修を実施しています。全社共通の階層別教育をはじめ、事業部門ごとにも随時教育・研修を継続しています。
新入営業パーソンへの研修では、お客さま視点の大切さをより早い時期から身に付けるように、心構えと具体的アクション、両面での研修を毎年開催しております。今年度は、約60名の新人および営業部門への転入社員への研修(計4日間)で、営業実務の習得に加え、営業の幹部、先輩からの経験談の講話や、各部門の営業部門長によるパネルディスカッションを通した営業の考え方の理解などを目的として実施しました。また、各事業部門での工場研修を通したわたしたちの“ものづくり”の理解、各製品のコスト構成や安全、コンプライアンス遵守の重要さの理解も進めており、多面的な教育を通してお客さま満足の向上を目指しています。

品質向上への取り組み

IHIグループでは、「お客さまから満足と信頼の得られる社会的に有用な製品・サービスを、安全性に十分配慮して積極的に開発・提供し、技術をもって社会の発展に貢献すること」を基本として、事業を展開しています。

全体的な取り組みとして、グループ会社も交えて、品質委員会を実施しています。2016年度は、品質管理プロセスの再構築、品質監査体制の強化、品質を支える事業運営の強化 の3点に重点的に取り組みました。

品質管理プロセスの再構築については、製造プロセスを詳細フローに表現し直しリスクアセスメントを行ないました。アセスメントの実施の際には製造以外の生産技術、設計、調達部門も参加しました。また個別対応だけでなく経営的視点での品質改善・水平展開にも努めました。

品質監査体制の強化については、複数の関係会社の内部監査に参加し、経営全体、品質システムの状態を評価するとともに、監査内容や監査手順のベストプラクティス・Lessons learnedを水平展開しました。監査力強化のために内部監査員教育もグループ横断で実施し、500名弱が受講しました。

品質を支える事業運営の強化については、前年度発生の不適合要因から溶接・熱処理・塗装などの重要工程の不適合流出歯止め、実作業と手順書の不一致撲滅など水平展開課題を設定し、各事業部門でブレークダウンして現場で使えるルール・手順書・QC工程表の見直し、教育、および活用に取り組みました。その実施内容や有効性評価を品質に関連する会議や品質マネジメントシステム内部監査などを通して確認し、新たな課題を抽出しました。

品質保証・品質管理の具体的な活動は、それぞれの事業部門が担当しています。
品質委員会では、事業部門で取り組んでいる重点施策の成果・課題を確認し、有益なノウハウの蓄積・普及を図るなど、グループ内の連携をいっそう深めて、全社的によりよい品質保証・品質管理が実践されるようPDCAサイクルを回しています。

品質保証推進体制図

品質保証推進体制図

2017年4月1日現在

品質マネジメントシステムの運用

IHIグループの事業部門ではISO9001などの品質マネジメントシステムを業務に取り込んでいます。外部審査機関による審査を毎年受けて、システムと業務の改善を続けています。グループ会社(子会社)においても、国内グループ会社の31社/部門と、現地で継続的に設計・製造・サービス提供を行なっている海外グループ会社の35社がISO9001などの認証を取得し、運用しています。
なお、 2016年度は製品・サービスに関する規制に関して重大な違反・不適合はありませんでした(IHIおよび調査実施済みのグループ会社)。

ISO9001:2015年版への移行期限(2018年9月)に合わせ、認証を取得している事業部門では品質マネジメントシステムの再構築の完了あるいは再構築中の状態にあります。移行に関わる教育講座を2016年度に新設し、約20回の開催で400名弱が受講しました。

従業員への教育・研修

入社3年目社員研修:品質マネジメント・製品安全

入社3年目社員研修:品質マネジメント・製品安全

入社3年目社員研修:品質マネジメント・製品安全

班長研修:QC手法を用いた問題解決

IHIグループでは、品質管理の徹底、お客さま満足度の向上、製品安全の充実に向けた教育・研修を実施しています。全社共通の階層別教育をはじめ、事業部門ごとにも随時教育・研修を実施しています。
新入社員研修では、お客さま視点の大切さをより早い時期から身に付けられるように、マインドと実践、両面でのマナー講座を開催しました。入社2年目社員を迎えた研修では品質、知的財産に関する講義を実施しました。入社3年目社員向けの研修では、技術者倫理、安全に力を入れ、中堅社員へはものづくりに関する研修を設けました。これらはグループ会社も含めて実施され、各研修に400名以上が参加しました。昨年度は新たに、入社3年目社員向けに品質マネジメント・製品安全の重要性を再認識するための講座と、製造部門の新任職長・班長向けに品質マネジメントにおける問題解決・課題達成の2講座を設定し、それぞれ約200名、約100名が参加しました。
2016年度に開催した品質および製品安全関連の教育は5講座、合計13回で、約200名が受講しました。

安全設計の実践と品質向上への取り組み

IHIグループでは製品の安全性向上に取り組んでいます。
開発段階では、製品が使用される状況とそのライフサイクルを考慮してリスクアセスメントを行ない、可能な限りリスクを低減するよう設計上の対策を講じ、それでも残留するリスクの情報をお客さまに提供するよう努めています。また、設計変更を行なうときには変更箇所に関連してその影響範囲も含めてリスクアセスメントを実施することにしています。
量産品において、グローバル化、環境規制および安全への強化、性能向上などの外部環境のニーズ変化にお応えするため、より一層の安全設計の実践と製造品質の向上を目指す活動をしています。具体的には、標準ラインアップを整理し、設計標準化を推進する専門設計組織を設置しました。設計段階では、設計検討項目を徹底して見直しました。調達先については、評価項目を見直し、評価と指導を開発段階から実施して品質の作り込みを行なっています。
また、グループの品質委員会でこれらの取り組み事例を共有し、他の製品、機種にも展開を図っています。
なお、2016年度は重大な製品事故はありませんでした(IHI単体および調査実施済みのグループ会社)。

2016年度の活動TOPICS

アメリカ航空宇宙局(NASA)さまから特別功労賞を受賞

アメリカ航空宇宙局(NASA)から、明星電気(株)が開発したイオン観測装置DIS(Dual Ion Sensor)に対し、特別功労賞が授与されました。
本装置は、明星電気(株)と米国NASAゴダード宇宙センター(GSFC)、米国サウスウエスト研究所(SwRI)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所が連携し、2008年より開発を行ってきました。
2015年3月、ケープカナベラル空軍基地から打ち上げられた地球磁気圏を観測する衛星MMS(Magnetospheric Multi Scale)に本装置が16台搭載され順調に稼動し、高品質なデータ観測を続けています。
MMSは磁気圏プラズマ観測において、はじめて時間分解能・空間分解能の両面で電子の運動論物理の観測を可能にした衛星であり、明星電気(株)はこの分野の研究発展に向けて、今後も貢献していきます。

NASAさまからいただいた特別功労賞の賞状

北海道ガス株式会社さまからの感謝状を受領

北海道ガス株式会社さまからいただいた感謝状

北海道ガス株式会社さまからいただいた感謝状

プロセスプラントSBUは、元請となる東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社さまより受注した北海道ガスさまの石狩LNG基地におけるNo.2貯槽工事機械工事の施工に際して、豊富な経験と優秀な技術を発揮し、誠心誠意をもって工事の完成の為に尽力したことがお客さまに評価され、2016年10月、北海道ガス株式会社さまより感謝状を受領いたしました。
北海道で消費される天然ガスの多くが、道内唯一の大型LNG受入基地である石狩LNG基地から出荷されています。No.2LNG貯槽は、将来増加が予想される北海道の天然ガス需要への柔軟な対応とLNG調達の多様化に備えて建設されたもので、石狩LNG基地の安定操業に貢献することで北海道の暮らしを支えることが期待されています。
わたしたちは、これからもクリーンエネルギーの安定供給を支える技術をもって、持続可能な社会の実現のために貢献していきます。

東北電力株式会社さまからの感謝状を受領

東北電力株式会社さまからいただいた感謝状

東北電力株式会社さまからいただいた感謝状

プロセスプラントSBUは、新仙台火力発電所第3号系列LNG燃料設備新設工事において、LNGタンクやLNG気化設備からなるLNG受入基地設備の建設にあたり、豊富な経験に基づく施工能力の発揮や最新技術の適用による工事完遂をご評価いただき、2016年11月に東北電力株式会社さまより感謝状を受領いたしました。
東日本大震災により被災した東北地方の復興に寄与すべく早期の設備完成を目指すお客さまのご期待にお応えし、IHIが開発したタンクの短納期工法であるJCM工法を初めて適用して、LNGタンクの工期短縮を実現しました。
東北電力さまはこの第3号系列新設工事が、大震災からの「復興」「発展」の先駆けとなると共に電力業界全体の発展に資するものであるとのご評価を受け、米国エジソン電気協会よりエジソン賞を受賞されています。
わたしたちは、安全、品質、環境負荷低減を高いレベルで両立するような技術をもって、持続可能な社会の実現のために貢献していきます。

製品・サービスに関する情報開示

IHIグループは,広く社会の皆さまにわたしたちのことをより身近に感じていただけるよう,テレビCM,新聞広告,ウェブサイトなどを通した各種媒体による発信を積極的に実施しています。このような施策にあたっては,事実に基づいた正確な情報発信のため,社内関連部署と連携し,お客さまなど関係する社外の皆さまにもご理解をいただくとともに,著作権法や商標法といった関連法規・関連業界の規定に則った対応に努めています。また,定期的に効果測定を実施し,施策の改善に努めています。
なお,2016年度において広告宣伝活動に関する関連法規違反に該当する事例の報告はありませんでした。

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