「マリンエンジニアリング・オブ・ザ・イヤー(土光記念賞)」を受賞しました。
2018年5月10日
IHI,ウィンターツール・ガス&ディーゼル(WinGD)および当社の3社は,日本マリンエンジニアリング学会より,「マリンエンジニアリング・オブ・ザ・イヤー(土光記念賞)2017」を受賞しました。
この賞は,マリンエンジニアリング分野において優れた技術開発成果を表彰するもので, IHI,ウィンターツール・ガス&ディーゼル(WinGD)および当社の3社が連携して開発した「希薄予混合燃焼式舶用大型2ストローク・デュアルフュエル機関」が選出されました。
デュアルフュエル機関(X-DF)は,低圧ガス噴射方式を採用することで,安全で,かつLNG燃料供給設備のコストを抑えられるなど多くの特長があります。また,大気汚染物質排出規制海域(ECA)内外問わず,機関単体でIMO(国際海事機関)の窒素酸化物(NOx)3次規制をクリアできるなど,優れた環境性能を有していることが受賞理由として挙げられます。
授与式は今年7月13日,日本船舶海洋工学会,日本航海学会とともに開催予定の海事三学会合同表彰式にて行われます。
![]() |
試験機:W6X72DF
|
*日本マリンエンジニアリング学会(The Japan Institute of Marine Engineering:JIME)
船舶のエンジン・機器に関する技術を中心に, 広く海洋開発や海洋環境を含む領域について,学術的・技術的な調査・研究を推進する公益社団法人の学会。
1966年の設立以来,船舶の安全運航にとって最も重要な舶用機関の 安全性・信頼性向上問題に積極的に取り組む一方,省エネルギー,排ガス問題,海洋汚染の防止等の環境問題について精力的に研究活動している。
*マリンエンジニアリング・オブ・ザ・イヤー(土光記念賞)
本賞は,1990年度に初代会長:土光敏夫氏の功績に敬意を表し始まった土光記念賞と,2004年度に始まったマリンエンジニアリング・オブ・ザ・イヤーの二賞を,2017年度表彰より「マリンエンジニアリング・オブ・ザ・イヤー(土光記念賞)」として一本化されたもの。