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「マリンエンジニアリング・オブ・ザ・イヤー(土光記念賞)2018」を受賞しました。

2019年5月28日

 

 当社は,日本マリンエンジニアリング学会より,「マリンエンジニアリング・オブ・ザ・イヤー(土光記念賞)2018」を受賞しました。
この賞は,マリンエンジニアリング分野において優れた技術開発成果を表彰するもので,このたび,株式会社IHI(以下,「IHI」)および当社の2社が連携して開発した「舶用大型機関用可変圧縮比機構」(以下,「VCR機構」)が選出されました。当社は昨年も「希薄予混合燃焼式舶用大型2ストローク・デュアルフュエル機関」において同賞を受賞しており,2年連続の受賞となりました。

 

 従来から圧縮比を可変とすることによる効果は周知されていましたが,複雑な構造による様々な制約のため,技術的に開発が困難でした。IHIおよび当社は,1948年から大型舶用低速エンジンの製造に携わっており,今まで培ってきた豊富な経験と,多岐にわたる産業分野で蓄積された最新の油圧,シール,潤滑,構造強度,制御などの卓越した技術を十分に応用し,様々な要素試験の積み重ねにより,実機同様の世界最大級の大型舶用低速の試験専用エンジンにVCR機構を搭載して実証試験にも成功しました。この技術を確立できたことが,今回の受賞理由として挙げられます。

 

 授与式は本年7月12日,日本船舶海洋工学会,日本航海学会とともに開催予定の海事三学会合同表彰式(後援 国土交通省)にて行われます。

 

 なお,IHIと当社は,当社が製造する大型舶用低速エンジンのライセンサーであるウィンターツール・ ガス&ディーゼル社(所在地:スイス)と共同で,このVCR機構を搭載した舶用エンジンの商用化に向けた共同開発を既に進めており,早期の製品化を目指しています。今後も当社は,舶用エンジンの性能改善に努めるべく関連技術の開発に取り組んでいきます。

 

 VCR機構
【VCR機構搭載のエンジン断面図】

 

*参考記事

 2018.05.10 「マリンエンジニアリング・オブ・ザ・イヤー(土光記念賞)」を受賞しました。

 2017.10.18 世界初の大型舶用低速エンジン向け可変圧縮比機構を開発しました。

 

 

*日本マリンエンジニアリング学会(The Japan Institute of Marine Engineering:JIME

船舶のエンジン・機器に関する技術を中心に, 広く海洋開発や海洋環境を含む領域について,学術的・技術的な調査・研究を推進する公益社団法人の学会。
1966年の設立以来,船舶の安全運航にとって最も重要な舶用機関の安全性・信頼性向上問題に積極的に取り組む一方,省エネルギー,排ガス問題,海洋汚染の防止等の環境問題について精力的に研究活動している。

 

*マリンエンジニアリング・オブ・ザ・イヤー(土光記念賞)

本賞は,1990年度に初代会長:土光敏夫氏の功績に敬意を表し始まった土光記念賞と,2004年度に始まったマリンエンジニアリング・オブ・ザ・イヤーの二賞を,2017年度表彰より「マリンエンジニアリング・オブ・ザ・イヤー(土光記念賞)」として一本化されたもの。

 

 

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