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48 IHI 技報 Vol.54 No.3 ( 2014 ) ( 1 ) アイソレータを使用して模擬ろ過乾燥機からの粉 体のかき出し操作 ( 2 ) アイソレータやSBV を使用して模擬反応槽への 粉体投入 ( 3 ) ファイバードラムからアイソレータへの粉体搬 入,ひょう量作業,BI/BO ポート・SBV を使用した 搬出 6. 結    言 IPEC では設備を納めるだけのエンジニアリング会社で なく,自らがユーザとなることで,各種操作時における封 じ込め設備の運用の理解を進め,より多くの実績に基づ く,そして実際に封じ込め機器を使い込んだお客さま目線 による設備提案の実施を進めている.言い換えれば,運用 について理解するということは,操作手順の確認はもちろ ん,ハザードリスクアセスメントの際の課題の抽出や推奨 対応策の立案など,想像ではなく実際の経験から得られる 内容を設計に盛り込むことが可能である. 当実験室ではUser Oriented Containment Technology を 合言葉に,封じ込め機器の使用者を志向した,お客さまに 優しい封じ込め技術の提供をすることによって,この設備 を活用されることで生まれた最新の薬が患者さんに届くこ とを目指し活動している. 参 考 文 献 ( 1 ) 藤川 誠:アンメット・メディカル・ニーズに対 する医薬品の開発状況 − 2013 年の動向 −  政策 研ニュース No. 41 2014 年3 月 ( 2 ) ISPE 日本本部 Containment COP:医薬品製造に おける封じ込め技術紹介 第1 章 ベースとなるリス クマネジメント  PHARM TECH JAPAN Vol. 25 No. 3 2009 年3 月  pp. 417 − 421 ( 3 ) 木須直子,上田朋恵,寺田 竜,宮台 博,山内 幹人:製薬機器の粒子封じ込め( コンテインメン ト)性能評価  SCAS NEWS 2013-I Vol. 37