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英国・ヒースロー空港ターミナル管制塔用新型ハイブリッド制振装置2台を受注 ~海外向け初のIHI制振装置~

-2003年5月23日-

プレスリリース

 石川島播磨重工(IHI)はこのほど、英国・Rowen Structures社経由で英国・BAA(British Airport Authority)向けにヒースロー空港第5ターミナル管制塔用ハイブリッド制振装置2台を受注しました。入札にはIHIの他、海外メーカー2社が参加しましたが、IHIの行った技術提案内容及び納入実績が高く評価され今回の受注に至りました。IHIの所掌範囲は設計・製作・据付から1年間のモニタリング完了までで、引渡時期は2006年3月の予定です。IHIが海外向けに制振装置を受注するのは今回が初めてです。

 現在、ヒースロー空港では、既存の第1~第4ターミナルに加えて、2008年春竣工予定で第5ターミナルの新設工事を行っていますが、本ターミナル近傍に2005年4月竣工予定で高さ87mの管制塔を建設中です。管制塔が強風によって揺れるのを低減するために、今回IHIが受注した制振体重量5トン/台(装置の全重量8トン/台、高さ:約1.3m、幅:約1.8m、奥行:約1.2m)の制振装置2台が設置されます。

 IHI製ハイブリッド制振装置は、受動式のバネとダンパーで構成されたパッシブ機構(建物の(*)固有周期にチューニングした受動式の減衰機構)をベースに、コンピュター制御によるメカニカルな制御力を加えるアクティブ機構をそれに付加し、錘を能動的に制御することによって、風による管制塔の揺れを低減させる装置です。錘は、水平なリニアーガイド上に設置され、サーボモータとボールネジによって駆動され、錘が揺動することによって制振機能を発揮します。

 今回IHIが新たに開発し受注した一軸(一方向)ハイブリッド制振装置は、上記機構に加えて、バネを垂直方向に設置することにより、装置をコンパクトにできるのが最大の特長で、メンテナンスも容易に行えます。装置の固有周期の調整は、垂直方向に設置したバネを調整することで容易に行えます。本新型ハイブリッド制振装置の導入により、あらゆる風況下において管制塔加速度を大幅に低減することが可能になります。

 IHIは1988年に世界で初めてハイブリット制振装置の開発に成功して以来、これまで超高層ホテルの新宿パークタワービル(全重量110トン×3台)を始めとした建物や橋梁の主塔等、大型構造物の制振装置やゴンドラ・リフト用制振装置、クレーンの振れ止め装置、船舶の減揺装置など国内向けに数多くの納入実績があり、パッシブ機構のみの制振装置を含めた納入台数は約80台になります。

 IHIは上記受注を契機に、制振装置のトップメーカーとして今後とも国内のみならず、香港、中国を始めとした海外向けにも拡販をすべく、積極的な営業展開を図っていきます。

固有周期:物体はある任意の振動周期で揺れる特性を持つ。この物体固有の揺れ振動周期を固有周期(物体が一周期する時間)という。固有周期の値は、振動する物体の性質によって異なり、物体がもつ固有周期と、地震や風による振動周期とが合うと、共振と呼ばれる状態になり物体が大きく揺れる。




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