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サムスン重工業にLNGタンク技術を供与

-2004年3月17日-

プレスリリース

 アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド(以下IHIMU、社長:津田 尚輝 本社所在地:東京都港区芝浦)はこのほど、IHIMUの独自技術である(*1)LNG(液化天然ガス)貯蔵用の自立角型タンクシステムを技術供与する契約(ライセンス契約)をサムスン重工業と締結しました。
 
 この契約締結により、IHIMUによるライセンス供与の下、サムスン重工業は世界各国の顧客向けにステンレス鋼製(*2)SPB方式を搭載したLNG船およびLNG(*3)FPSO(LNG 浮体生産積出設備)などの海洋構造物の建造、販売が可能となります。
 
 近年、世界中で天然ガス需要は急速に高まっており、大量のLNG輸送が求められる中、LNG船は大型化が進むと見られています。現在、世界のLNGのタンク技術はモス方式、メンブレン方式とSPB方式がありますが、20万立米クラスの大型LNG船を建造する場合には、タンクの形状が自由自在なためスペースのロスが少なく、スロッシングが防止でき(SPBの技術の特徴②を参照)、また、タンクを船体内部に納めることで風圧抵抗を少なくすることが出来るSPB方式が適しています。SPBタンク技術は、マイナス162度の極低温に耐えるLNGのタンク技術として、日本海事協会(NK)、米国船級協会(ABS)、ノルウェー船級協会(DNV)、ロイズ船級協会(LRS)と米国沿岸警備隊(USCG)、フランス船級協会(BV)、ドイツ船級協会(GL)、イタリア船級協会(RINA)から、基本承認を取得しています。なお、国際海事機関(IMO)から非常に強固で安全なタンクである証のタイプBの承認を受けており、以下のような特徴を活かして、LNG船だけでなく、世界で唯一、洋上での(*4)LPG FPSOを実現した実績を持っています。
 

SPBの技術の特徴
1. タンク形状を自由に変えることが出来るので、船形をした浮体の内部に納めることで、甲板上を有効に利用出来、大規模プラントの搭載
  が可能となる。また風圧抵抗が少ないので安定性に優れている。
2. タンク壁面を破壊する恐れがあるスロッシング(船の揺れによる液体の揺れ)を防止する内部隔壁をもった構造であるので、LNG/LPGの
  積み付け液量に関わらず貯蔵積み出しが可能。
3. 浮体構造とタンクの間に常温の空間が確保されているので、貨役を積んだ状態でも船体ホールド内に立ち入ることができ、点検・保守が
  安易。

 
 今回の技術供与先であるサムスン重工業は、LNG船において世界でも最大手の会社の一つであり、これまでメンブレン方式を採用していました。今回、同社がSPB方式のライセンスを取得したことは、今後のLNG船の動向にも影響を与えていくと考えられます。
 今後、サムスン重工業はLNG船のラインナップを増やし、幅広い営業活動を行うことが可能となります。またIHIMUは、同社がSPB方式のLNG船を建造することによりライセンス収入を得ることが出来ます。更に、現在注目が高まっているLNG業界において、SPB方式の認識を広め、普及を促すことが期待出来ます。

 *1 LNG・・・Liquefied Natural Gas(液化天然ガス)の略。マイナス162度で気化する。
 *2 SPB・・・Self-supporting Prismatic shape IMO type Bの略。IHIが独自に開発した唯一の純国産LNGタンク技術。タンクの材質がステンレス鋼製である為、特殊な溶接技術やアルミ合金専用の加工設備などは 不要。
 *3 FPSO・・・Floating Production, Storage and Offloading Unit(浮体式生産・貯蔵・積出設備)。LNG、LPGなどを海上で生産(液化)、貯蔵し、タンカーなどに積み出す設備。
 *4 LPG・・・Liquefied Petroleum Gas(液化石油ガス)の略。マイナス42度で気化する。




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