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低コストな溶接部可視化装置「iL Viewer-F」を開発

-2004年7月13日-

プレスリリース

 石川島播磨重工(IHI)は、従来困難とされていた、レーザ溶接などによる溶接・溶断時の溶融部とその周辺部分の様子を同一画面上に映し出し、リアルタイムで溶接状況を確認することができる溶接部可視化装置「iLViewer」を開発し販売してきましたが、この度、同装置の技術を元に、価格を従来の約3分の1に抑えた低コストでコンパクトなフラッシュランプ型溶接部可視化装置「iLViewer-F」を開発しました。

 レーザ溶接やプラズマ溶接は加工時の散乱光が非常に強く、通常のカメラで撮影してもハレーションを起してしまい映すことはできません。ハレーションを防ぐためにフィルターを通して撮影を行うと、溶融部以外の照度の低い(=暗い)周辺部分が映らなくなるため、周辺部を含めた溶接(溶断)状況をリアルタイムで観察しながら行うのは困難でした。
 IHIでは、平成11年にパルスレーザ光源(瞬間的に閃光するレーザ)と高速電子シャッターとを組み合わせリアルタイムで同時撮影が可能な溶接部可視化装置「iLViewer」を開発し、各地の工業試験場や大学、自動車関連メーカといったユーザーへ15台以上を販売、製品管理や溶接技術の向上に貢献してきました。

 今回新たに開発したのは、この装置の技術を元に照明用光源をパルスレーザからフラッシュランプに置き換えたシステムで、レーザを使わないことにより取り扱いやメンテナンスを容易になりました。また、低価格、コンパクト化を実現し、いつでもどこでもリアルタイムな観測を行うことが可能となりました。

 本装置は、以下の二つの方法を用いることにより、鮮明な画像を得ることができます。

 1. 溶接の高輝度部分(溶接で発生する強い光を放つ溶融部等)の明るさを押さえるため、減光フィルターと高速な電子シャッターを持つカメ
  ラを併用することで、ハレーションを抑える。
 2. 暗い部分を照明するため、カメラの電子シャッターに同期した短パルス(閃光時間が短い)のフラッシュランプ光を強力なストロボ光源とし
  て採用している。

これにより、パルスレーザを光源に用いた装置とほぼ同等の溶接画像が得られ、溶接・切断時のリアルタイムな観測が可能となり、製品管理や溶接技術の向上を図ることができます。

 近年、YAGレーザ加工機は高出力化・高品質化が進んでおり、精密加工分野のみでなく厚板の溶接や切断技術への応用など適用範囲が広がってきていることから、今後、溶接部可視化装置も需要の伸びが期待されます
 価格は標準価格500万円の予定。今後、自動車産業界や大学・工業試験場といった研究開発機関などへ装置単体、また、IHI溶接加工システム、()IHI製レーザー発振器とともにシステムとして年間十数台程度の販売を目標に営業活動を展開していきます。

<装置の特長>

1. 本装置はレーザ溶接、プラズマ溶接を始めアーク溶接、ガス溶接などほとんどの各種溶接装置への適用が可能。
2. 今までのレーザ型と比較すると非常にコンパクトで低価格を実現。

-基本構成-
構 成:可視化ヘッド、ランプ光源、制御ユニット、モニタ等

※ IHI製レーザ発振器
 「iLS-YC Lシリーズ」:高効率、高品質ビームを実現したLD励起方式高出力YAGレーザ発振器、出力は2.5、3.0、4.0kW




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