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国内初となる独自開発の二重反転プロペラを搭載した電気推進船を受注 ~大型船の省エネ技術転用で高効率のハイテク内航電気推進船を実現~

-2006年3月15日-

プレスリリース

 株式会社アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド(IHIMU、所在地:東京都港区、社長:今清水 義紀)はこのたび、新島物産株式会社(所在地:東京都新島村、社長:木村 吉一)から内航船として国内初となるラインシャフト二重反転プロペラを採用した電気推進方式の貨物船兼油タンカー1隻、国鵬汽船有限会社(所在地:香川県 小豆郡、社長: 竹下 雅博)から同電気推進方式の液体化学薬品ばら積み船兼油タンカー1隻を受注しました。新島物産向け内航船舶は、(株)讃岐造船鉄工所(所在地:香川県、社 長:松田 英輝)で、また国鵬汽船有限会社向け内航船舶は興亜産業㈱(所在地:香川県、社長:眞砂 徹)で下請け建造の予定。両船とも独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)の船舶共有建造方式を活用し、同機構との共有船として建造されます。また、国鵬汽船向け内航船舶は上野トランステック(株)(所在地:神奈川県、CEO:上野 孝)に長期貸船される予定です。

 電気推進化した場合、一般には、発電機、制御装置および電動モータなどによるエネルギー伝達ロスがあり、通常船に比べて燃費が悪化するため、特殊用途の船舶などに限定して採用されることが多い。今回の計画では、高効率の電気推進システムを採用することにより、このロスを最小限にするとともに、燃費改善のために、IHIMUが長年大型船で培ってきた二重反転プロペラや省エネ船型の設計技術などを採用することにより、逆に在来船に比べて約3~5%の燃費改善が可能となりました。

 今回受注した電気推進船の特徴は以下のとおりです。

.省エネ、環境負荷低減に貢献
  省エネ装置や省エネ船型を採用することにより、エネルギー伝達ロスのある電気推進船において、従来船と同等以上の燃費を達成。NOx排出量が約35%削減、CO2排出量が3~5%削減できる。
.運航の信頼性向上
  内航電気推進船向けに開発した二重反転プロペラは、前プロペラと後プロペラを別々の電気モータ、減速歯車、プロペラ軸、プロペラの系列で船を推進しているので、いずれか一方の推進系列が故障しても、もう一方の推進系列での運航が可能であり、3台の発電機で電力を供給することを含めて運航の信頼性が向上する。
インバータ制御の電動モータ駆動のため、低船速でも強い推進力が出せる、荒天海域でもプロペラの過回転が抑制されるので、運航の安全性が高まる。
.船内作業の省力化、保守メンテナンス費の低減
  同じ大きさの発電機3台で推進用と船内の電力を供給するシステムを採用しているために、(1)運航状態に合わせて運転台数の調整による省エネ運航が可能(2)電気駆動の荷役用甲板機械、ポンプ、スラスタなどの採用による大きな船内電力需要に対して、十分な給電が可能(3)同じタイプの発電機エンジンに揃えるため、運転操作の習熟性が高まると共に保守作業の省力化ができる(4)エンジン部品の共有化ができるため保守経費の低減が可能となる。
.船内居住環境の改善
  従来船に比べてエンジンからの振動、騒音が少なく、居住環境が改善する。

 今回受注した電気推進船2隻は、地球環境保全、物流効率化及び内航海運の活性化を図ることを目的として、国が推進している次世代内航船(スーパーエコシップ)の普及促進制度に基づき建造されるものです。両船は、電気推進化により、航行中に船舶のエンジンから排出されるCO2やNOxなどの排出量低減による環境負荷軽減に寄与することが期待されます。また、今回の計画では燃費改善や省エネ運転によって省エネルギーに貢献できるため、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「エネルギー使用合理化事業者支援事業」の助成制度も併せて適用しています。

 IHIMUは、石川島播磨重工が中心となり、現在開発中の超電導モータの採用を含めて、今後より一層効率の高い電気推進船を開発・供給することにより、内航海運の近代化に取り組んでいきます。また、省エネ効果の高い内航船舶向け二重反転プロペラユニットを他社建造船向けに販売していく計画です。

<新島物産向け貨物船兼油タンカー船の要目>
船種 貨物船兼油タンカー船
長さ×幅×深さ 55.0m×9.8m×3.5m
総トン数 約480トン
載荷重量 約663トン
航海速力 11.9ノット
推進システム 発電機  400kW×3式
推進装置  インバータ制御電動モータ500kW×2基
ラインシャフト二重反転プロペラ×1基
     
<国鵬汽船向け液体化学薬品ばら積み船兼油タンカーの要目>
船種 ケミカルタンカー
長さ×幅×深さ 61.8m×10.0m×4.5m
総トン数 約499トン
載荷重量 約1,200トン
航海速力 10.5ノット
推進システム 発電機  350kW×3式
推進装置  インバータ制御電動モータ370kW×2基
ラインシャフト二重反転プロペラ×1基



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