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日本ヘイズが生産性に優れた新概念のトンネル式連続真空浸炭炉「Vプレスト」を開発

-2006年7月10日-

プレスリリース

 石川島播磨重工(IHI)の100%出資関連会社である株式会社 日本ヘイズ(以下「日本ヘイズ」)は、自動車のトランスミッション用などの金属部品の表面に炭素分を注入(浸炭)することによって高品質に硬化処理できるトンネル式連続真空浸炭炉(※1)「Vプレスト(※2)」を開発、本格販売を開始しました。本装置は、従来の連続ガス浸炭設備との置換えが可能な全く新しい概念の連続真空浸炭炉であり、生産性に優れ処理コストの大幅な削減が可能になります。

 本装置は、複数(最大3室)の浸炭室を1つのトンネル形状のチャンバー内に設け、浸炭室同士を真空シール扉ではなく断熱扉だけで仕切る構造(国内特許取得済)を採用。従来のバッチ炉の製造コストアップ要因になっていた真空シール扉を最少としたことで、イニシャルコストを 20%削減しました。また、設置スペースは全長が従来の2/3以下、浸炭室を高温で一定に保持することができる熱ロスが少ない省電力設計でランニングコストは50%以下と大幅に改善することが可能になりました。
 昨年秋に大手自動車部品メーカに本装置の初号機を納入し、同機は試運転を経て現在では量産体制に入り、大幅なコストダウンを見込めることが実証されています。

 日本ヘイズでは、自社用としてVプレストを導入し7月7日(金)に客先に公開、今後は自動車産業、建設機械メーカ・軸受メーカ・工作機械メーカなどを中心に年間5-10基を目標に販売を展開していくと同時に、各種自動車部品、建設機械部品、省力機械部品、軸受部品などの受託加工も行っていきます。

 「Vプレスト」の主な特長は、以下のとおりです。

多室浸炭室構造で処理量を大幅に増強可能。
浸炭処理工程における昇温、浸炭、拡散(※3)、降温で常に最適条件の設定ができる。
省資源(使用アセチレンガス・電力量など)・省スペース設計で保全性にも配慮し斬新かつ低コストが可能となった。
浸炭室の両サイドを開閉可能にし、トンネル式真空浸炭炉で難しかった炉内点検掃除、断熱材修理などのメンテナンス性を大幅に改善(炉体の大がかりな前後移動なく保守点検が可能で炉停止・復旧も短時間で可能となる)
浸炭ムラが少なく均一な熱処理が可能で、複雑形状、荷姿においてもプロセス自体の変更は原則不要かつ作業の熟練度は不要。また再現性に優れ安定した工程能力が得られる。
アセチレンを浸炭ガスとして使用していることからCO2の排出が大変少なく、作業環境に優れている。

 
-標準仕様(浸炭室が2室の場合)-
最高使用温度 :1100℃
有効寸法    :H600mm×W600mm×L1200mm
最大処理量  :650kg/チャージ

※1 真空浸炭炉 真空熱処理炉内で素材を加熱し分子レベルで活性化させ、炉内を均一な浸炭性ガスの雰囲気にすることにより、ガス中のカーボン(炭素)が鉄鋼材料に固溶し、耐摩耗性を向上させるもの。
※2 Vプレスト VはVacuumのV、プレスト(PRESTO)はイタリア音楽用語で「快速に」の意。

※3 拡 散

 

金属内の炭素原子が炭素濃度の高い方から低い方へ拡散則により移動する現象で、浸炭直後には炭素濃度が1.2~1.5%の過剰な炭素濃度にてアセチレンガスの供給を停止し、加熱を続け炭素を金属表面から内部に拡散させ、表面炭素量を所定の炭素濃度まで下げる処理工程。

 

株式会社日本ヘイズ
社 長 田中 精治
本 社 愛知県丹羽郡大口町秋田2-110
事業内容 真空浸炭炉・真空熱処理炉・真空脱脂洗浄機の製造および熱処理受託加工

日本ヘイズが生産性に優れた新概念のトンネル式連続真空浸炭炉「Vプレスト」を開発

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