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「低圧ガス焚き大型舶用エンジン」の市場投入について

-2014年4月10日-

プレスリリース

 IHIの関係会社である、株式会社ディーゼルユナイテッド(以下DU、社長:中西孝志,本社:東京都千代田区)は、重油からガス燃料への転換により燃料消費量低減と国際海事機関(IMO)の環境規制に対応するため、バルチラ社との守秘義務契約に基づき、舶用2ストローク型の「デュアルフューエルエンジン(DFエンジン)」の研究・開発に取り組んでいます。

 このたび、DUが取り組むDFエンジンはDUのライセンサー・バルチラスイス社(本社 スイス)が開発した、大型LNG運搬船などに採用される大口径のDFエンジン”Wärtsilä-X72DF”型(72センチボア)で、DU相生事業所内に約20億円を投資し、世界最大となる6シリンダータイプのフルスケールテストエンジンを設置し試験を行うものです。
 これまでDUは、相生事業所にて小口径であるDU-Wärtsilä RT-flex50型(50センチボア)実機の1シリンダーを流用し一連の試験を進めてきましたが、今回その要素技術を取り入れ、大口径2ストロークエンジンでは難しいとされていた予混合・希薄燃焼(*1)技術を大口径エンジンにても実証し、商品化を進めていくものです。

 DUがIHI、バルチラスイス社と共に市場投入するデュアルフューエルエンジンの特徴は以下のとおりです。

燃料用のガスを比較的低圧で供給することにより、運航コストを抑えられる。

 
SCR(選択触媒還元)やEGR(排気再循環)等の脱硝装置なしで、IMOのNOx3次規制をクリアし、
環境への負荷を大きく減らすことができる。
エンジンの主燃料を重油からLNGへ変更することによりSOx排出および粒子状物質をほぼゼロにする。

 
高圧コンプレッサーおよびポンプ、大型の再液化装置等を必要とせず船内プラントコストの低減が図れる。
 

今回テストエンジンを設置し商品化を進める大口径エンジン“W-X72DF”は、2017年以降に本格化する米国からのシェールガス輸送にあわせ就航が見込まれる100隻規模のLNG運搬船建造計画をターゲットとし、投入初期は4-6台/年、以降は同マーケットのメジャープレーヤーを目指します。

比較的小口径の“Wärtsilä 5RT-flex50DF”においては既に5隻の受注が決まっており、小型エンジンについては、中口径の”Wärtsilä-X62DF”も併せ、今後一般的なバルクキャリヤーなど向けにも販売活動を行っていきます。

 今回、相生事業所に設置する大口径の舶用2ストローク型デュアルフューエルエンジン” Wärtsilä-X72DF”は、ライセンサーであるバルチラスイス社の支援を得ながらIHIおよびDUの資金で導入します。なお、DU独自のガス燃焼に関する要素技術開発については、国土交通省の技術開発支援事業および一般財団法人日本海事協会との共同研究テーマとして採択されています。

 DUは、これからも、環境負荷を低減した舶用エンジンの開発を進めていき、安全でかつ環境に優しい舶用エンジンを提供していきます。

*1 予混合・希薄燃焼は、天然ガスと空気を予め均一に混ぜることにより、天然ガスの濃度のムラを無くします。また、同時に混合する天然ガスの割合をできるだけ希薄にすることにより、燃焼室内は低く均一な温度分布が得られ、大幅にNOxの排出量を削減することができる。


「低圧ガス焚き大型舶用エンジン」の市場投入について
W6X72DF型エンジンのイメージ

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