鉄構
防波堤・岸壁・護岸に使用されるケーソン、荷積み陸揚げ用の浮体式係船岸、沖合に浮かせて使用する浮消波堤、海岸浸食防止用の斜板堤、海底トンネル建設に使用する沈埋函など、鉄構と機械を組合わせた大型の鋼構造物などの分野で、IHIは多くの納入実績があります。鋼とコンクリートの特徴を兼ね備えたハイブリッド構造物にも力を注いでおり、すでにハイブリッドケーソンやハイブリッドポンツーン(浮桟橋)などを実用化しています。
ハイブリッドケーソン
浮消波堤
沖合に浮かせて消波、防波を行います。海洋構造物技術に支えられたデザインが安定した性能を生み出しています。大水深・軟弱地盤の海域に対して、経済性・施工性で有効な防波堤であり、海水交流を阻害しない環境にやさしい構造物です。
浮桟橋
高低差に関わらず、水面からの天端高さが一定で、船と岸壁の間の段差を解消できます。また杭係留なので浮体の動揺が小さく、荷積み陸揚げ作業もスムーズにできます。
沈埋函
海底トンネルを築造するための1エレメント(函体)であり、その大きさは曳航・沈設作業において支障のない大きさに分割されています。構造型式は、鋼コンクリート合成構造、鉄筋コンクリート構造等があります。(写真は鋼コンクリート構造)