私たちIHI原動機は、舶用・陸用エンジンの設計やガスタービンの自社開発から、メンテナンスまで一貫して手がけ、社会の動力を支えています。
日本国内にとどまらず、世界でも活用されているIHI原動機の技術や特徴、魅力について紹介しています。
私たちIHI原動機は、舶用・陸用エンジンの設計やガスタービンの自社開発から、メンテナンスまで一貫して手がけ、社会の動力を支えています。
日本国内にとどまらず、世界でも活用されているIHI原動機の技術や特徴、魅力について紹介しています。
Everyday Life
私たちは船舶や発電所で使われるような、大きくて力強いエンジンを自分たちで設計し、つくって、届けて、動かしています。普段の生活ではなかなか目にすることのない製品ですが、私たちの暮らしの"当たり前"を守る大切な役割を担っています。
1920年に日本で初めて舶用ディーゼルエンジンを開発して以来、現在も遠洋漁船へ主機関を納入しています。IHI原動機は、魚を求めて世界をぐるりと一周する航海を通し、黒子として陰ながら日本の食文化を支えています。
広大な海で囲まれた日本では、海難事故から海上犯罪など様々な事案が発生しています。IHI原動機は、国内唯一の大型高速エンジンのメーカーとして巡視船に数多くの主機関を納入し、日々の領海警備活動を支えています。
大型の外航船にとって安全な離着岸は容易ではありません。IHI原動機は、エンジンのみならず360度旋回するプロペラをタグボートに納入しています。国内シェア9割のZペラは、大型船の安全な離着岸をサポートしています。
島嶼国である日本、離島ではディーゼルエンジンでの発電により電力が供給されています。 IHI原動機は、離島発電所へディーゼル発電装置を納入し、離島で暮らす方々の生活を休むことなく支え続けています。
自然災害が多い日本では、停電に備えたバックアップ電源の有無が命に直結します。IHI原動機は、病院、公共施設からデータセンターまで、数多くの非常用発電装置を納入し、ライフライン施設の機能維持を支えています。
1933年に国産初の気動車用ディーゼルエンジンの開発に成功させて以来、鉄道車両へ数多くのエンジンを納入しています。船舶のみならず、陸上でも人と物の移動の動力源として日本中で活躍しています。
燃焼してもCO2を排出しないアンモニアは、地球温暖化対策として注目されています。IHI原動機は、アンモニアを主燃料とするエンジンの開発・製造を世界に先駆けておこなうなど、持続可能な社会の実現に向けた取組みを進めています。
当社では、1920年に日本で初めて舶用向けのディーゼル機関を漁船向けに搭載して以降、数多くの漁船用エンジンを製造し続けています。 陽の目を浴びることは少ないけども、日本の食文化を支えているのは当社のエンジンです。
広大な海で囲まれた日本では、領海・排他的経済水域を守る警備活動や海難や密輸・密航といった海上犯罪など様々な事案が発生しています。私たちは、唯一の国産大型高速ディーゼル機関の製造メーカとして、海上保安庁の巡視船向けに数多くの高速機関を納入し、日々の領海警備活動を支えています。
タグボートは、馬力のある主機関とプロペラが360度旋回出来るアジマススラスターを搭載した船舶です。 海に囲まれた日本は、海外から多くの物資を船舶で運んできます。これらの船舶は大型であり、港湾内で方向転換や離着岸するのは容易ではありません。これをタグボートにより押したり引いたりすることで、安全に離着岸出来るようにサポートします。 一般的には広い認知度があるわけではありませんが、日本を支えるすごい奴です。
日本には多くの離島がありますが、その多くがディーゼル機関による発電により島内の電力を賄っています。 IHI原動機では、離島発電所向けにディーゼル機関を原動機とする発電装置を納入し、離島の住民の方々の生活を休むことなく支え続けています。
災害の多い日本において、病院や庁舎といった公共施設、オフィスビルなど停電時のバックアップ電源は非常に重要です。また、昨今ではデータセンターなども日本国内において続々と建造されており、バックアップ電源の重要性は増しています。 当社では、ディーゼル機関やガスタービン機関を用いて、非常時にバックアップ電源を供給する発電装置を納入しており、非常時に各種施設の機能が維持できるように支えています。
1933年に日本で最初の国産気動車用ディーゼル機関の独自開発に成功させて以降、数多く納入し続けてきました。船のみならず、陸上でも移動の動力源として日本中で活躍しています。
アンモニアは、燃やしても二酸化炭素を出さないため、地球温暖化対策として注目されています。私たちは、アンモニアを主燃料とするレシプロ機関の設計開発・製造を世界に先駆けて行いました。 アンモニアを「使う」場面を広げることで、船舶業界での温室効果ガス(GHG)削減を推進し、持続可能な社会の実現を目指しています。
Keywords
1
世界初
2
エンジン
3
開発から保守整備まで
Keyword 01
IHI原動機では今まで世界になかったもの、日本になかったものを作ることに挑戦しています。
手がけるエンジンの中には、全長5メートル以上、重量10トンを超えるものもあります。
1919
1919年、当時の技術者たちは海外のエンジンを細部までスケッチし、帰国後、その図面を頼りに独自の技術でM4Zを完成させました。これが“日本初”の快挙であり、私たちが常に高い目標に挑み続ける原点となっています。
2005
出力5,800kWのマイクロパイロット着火方式ガスエンジン「28AG」で世界最高の効率を達成
2010
IMOのNOx二次規制に対応した世界最高水準の低燃費・軽量舶用中速ディーゼルエンジン「6MG28AHX」(出力:2,070kW)2台を初出荷しました。このエンジンは独自開発で、燃料噴射や過給機システムの最適化によりNOx排出量を従来比30%削減し、低燃費も2%向上。沖縄県の貨客船に搭載され、シリンダ径280mm、6~9気筒、出力2,070~3,330kW、質量18~30トンと幅広い船舶に対応可能です。
2012
同出力クラスで世界最高水準の発電効率を実現した火花点火方式ガスエンジン「28AGS」を開発
(発電機端出力:1,900~2,650kW)
2013
国内初となるハイブリッド推進システムを搭載したタグボート「翼」が就航
2015
世界最大の非常用ガスタービン「NGT3B-T」搭載する非常用発電装置(6,500kVA)を出荷。
新開発の舶用デュアルフューエルエンジン「6L28AHX-DF」搭載タグボートが竣工
~国内初のLNG燃料タグボート「魁」~
2019
新型舶用4サイクル低速ディーゼルエンジン「6M34RT」を開発 ~世界トップクラスの低燃費178g/kW・hを達成~
2020
デュアルフューエル機関「28AHX-DF」を搭載した日本初の内航貨物船「いせ みらい」が竣工
2024
アンモニア燃料タグボート「魁」が2024年8月23日に竣工しました。これは世界初の商用利用を前提としたアンモニア燃料船で、3ヵ月におよぶ実証航海を完了し、現在は東京湾で活躍中です。NEDOのグリーンイノベーション基金事業の一環で開発され、主機関のアンモニア燃料エンジンは当社が担当しました。従来のLNG燃料船から改造され、環境負荷低減を目指しています。
2025
IHIとIHI原動機は、2025年5月にスイス・チューリッヒで開催された「CIMAC Congress 2025」でアンモニア燃料エンジン開発について講演し、内容が高く評価されCIMAC会長賞を受賞しました。日本の大学や企業が同賞を受賞するのは初めてで、国内エンジン業界にとって画期的な成果となりました。
Keyword 02
IHI原動機が手がけるエンジンのサイズは、大きいもので全長5メートル以上、重量10トンを超えるものも。人々の暮らしや物流を支えるかけがえのない心臓部を製造しています。是非この迫力を工場見学で体感してください。
Keyword 03
IHI原動機では、エンジンの研究・設計から製造、試験、納品、アフターサービスまで。すべてを自分たちの手で行うライフサイクルビジネスを採用しています。“考える”ところから“動かす”ところまで、妥協のないものづくりがここにあります。
Data
45,000
台
1,400
台
約
5,800
台
4,600
万馬力
72
ヶ国
国内約
90
%
海外約
30
%
男性
88
%
女性
12
%
43.6
歳
(2003年新潟原動機設立からカウント)
14.2
年
20.0
時間
15.1
日
76.6
%
男性の取得率は、育児休業取得者としては54.2%ですが、会社独自の育児目的の休暇(配偶者出産休暇や復活年休使用など)を含めると、ほぼ皆さんお休みを取得しています!
54.2
%
100
%
IHI原動機の最前線で、ものづくりに挑むエンジニアたち。
熱い思いをもって一人ひとりが個性とスキルを活かしています。
先輩からのコメント
会社のパンフレットで見たときは、全然その大きさがわからなくて。結構小さいのかなと思っていたんですが、実際に見学してみたらびっくりするほど大きくて迫力がありました。こんな大きいものを人の手で作っているんだって驚いたのを今でも覚えてます。