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本体設計
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システム設計

部署を超え、支え合うチーム

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SAYURI TAHARA

田原 沙裕理

技術センター 商品設計部 ディーゼルエンジン設計グループ シニアアシスタントマネージャー

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2013年入社。理系大学機械系学科出身。現在は高速ディーゼルエンジンの本体設計に携わり、顧客要望や不具合への技術的な対策の検討、試験、導入を担当している。

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SATOSHI TAKAI

高井 聡

舶用事業部 設計部 システム設計グループ シニアアシスタントマネージャー

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2009年入社。理系大学機械系学科出身。新卒で太田工場に配属後、新潟工場を経て2023年に太田工場へ復帰。現在は製品受注前・受注後の技術的な交渉やお問い合わせ対応などを担当している。

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普段の業務について教えてください。

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普段の業務について教えてください。

高井さん

今は舶用事業部でシステム設計のサポートを担当しています。自分の担当を持つのではなく、さまざまな案件の担当者を支援する立場です。具体的には、製品開発前の条件確認・見積・提案や、納入後のアフターサービスとの連携などを担当しています。車でいうところの価格やオプション決めなど、買う前の段階の対応から、納品後の対応まで全部関わるイメージです。とにかく幅広い知識が必要なので毎日新しいことを覚えながら過ごしています。

田原さん

私はディーゼルエンジンの本体設計グループとして、納入後のエンジン部品の状態確認や、不具合対応を中心に対応しています。巡視船などに使われる大型高速ディーゼルエンジンを担当していて、新製品設計だけでなく、お客様からの要望や不具合の対策・検証も行います。要望に対し、対策を考えて試験計画を立て、実施・報告して、承認を得た後は、現地で組み込みや使用状況のフォローまで対応しています。

高井さん

システム設計グループと本体設計グループって、密接に連携しなきゃいけない部署ですよね。私たちが顧客から集めた情報を田原さんの部署にフィードバックして、そこで設計に反映してもらう。お互いにコミュニケーションを取りながら進めないと成り立たない仕事です。

田原さん

そうですね。現場の声を拾ってまとめてくれるおかげで助かっていますし、その情報があるからこそ改良ができます。いい製品って結局「お客様視点」での改善があってこそ。だから部署間のやり取りってすごく大事だと思います。

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社内の雰囲気はどうですか?

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社内の雰囲気はどうですか?

田原さん

就活のとき大事にしていたのは「人として尊敬できる人と働けるか」でした。IHI原動機は面接でも難しい言葉を使わず、わかりやすく伝えてくれて。熱心に入社のお誘いをしてくれたのも印象的で、「一緒に働いていけるかも」と思って入社しました。実際に働き始めると、人として魅力的な方が多かったです。

高井さん

私は入社当初は「個性的な人が多い会社」という印象を持っていました。年数が経つにつれて、それぞれが得意分野を発揮して活躍している会社なんだと感じるようになりました。周りの意見を集約したり、一歩進んで物事を動かすコミュニケーションが得意な人間もいる。そして逆に、分析や解析が得意で、流体解析のような細かい技術や分析を専門とする人もいます。

田原さん

本当に高井さんは適材適所ですよね。どこに行ってもやっていけそうだけど。高井さんが太田工場に戻ってきてから、職場の空気が一気に明るくなりましたよ。

高井さん

それは嬉しいな。 私が心がけているのは先輩でも後輩でも、同じ目線で話をすることなんです。そうすることで、みんなが話しやすい環境につながるはず、と思って。相談しやすい雰囲気になると、人も自然に成長していくんですよね。

田原さん

私も話しやすい環境って本当に大事だなって思います。仕事って、結局人と一緒にやるものじゃないですか。

高井さん

そう。周りのサポートがあってできてるし、助け合いとかして協力してもらえる環境があるからこそ大規模な仕事ができるんだよね。

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これまでの仕事であった大きな挑戦は?

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これまでの仕事であった大きな挑戦は?

高井さん

僕にとって印象的なプロジェクトは、入社してすぐの2011年、新潟工場に転勤後に対応したプロジェクトですね。

田原さん

震災の復興支援の一環として、漁船を多数建造したプロジェクトでしたっけ?あれはスケールの大きなプロジェクトでしたよね。

高井さん

そうなんですよ。太田工場に来る前は、新潟で船主や造船所とやり取りしながら、エンジンの仕様や、船内の装置をどのような仕様にするかといった艤装(ぎそう)設計を担当していたんです。あのプロジェクトでは、様々な漁船を担当しました。マグロ漁船、底引き網漁船など、船の用途が違うと、エンジンの使われ方も違うし、装備する機器も違います。船とエンジンのマッチングの仕様も異なるため、一隻ずつ打ち合わせをしながら決めていきました。

田原さん

その漁船、私も宮城で見ましたよ。NIIGATAの名前が入った漁船がずらっと並んでいて。「これ全部高井さんがやったんだよ」と聞いて、本当に驚きました。

高井さん

本当にあのプロジェクトは大変だった。私も約10年前に、東北の配属の方から自分の担当船だけが載ったカレンダーをもらったんです。その時は流石によく頑張ったなと大きな達成感が得られました。当時はまだ入社3年目だったのですが、造船所や船主、機器メーカーなど複数社の重役が並ぶ打ち合わせにも、私が担当として参加していました。 緊張感がありましたが、最終的に約10隻分の低速ディーゼルエンジンの仕様を自分でまとめ上げたんですよね。今振り返ると、このプロジェクトが仕事に対して面白さを見つけられたきっかけだったな。

田原さん

私は、現場の海上運転試験中に起きたトラブルへの対応が一番記憶に残ってます。当時は、同様のトラブルが他の現場でも発生していたので、太田工場と複数個所を行き来しながら対応していました。あの時は、いつも頼りにしていた師匠のような上司も異動してしまい、頼れる人がいなかったため、人に頼ってばかりではダメだと自分に言い聞かせながら、根性でなんとか乗り越えました。

高井さん

それは大変そうだ…

田原さん

あの時は苦しかったですね。そんな中でも、他部署の仲間たちがいつでも部品が発注できるように待機していてくれたり、陰ながら支えてくれたおかげで乗り切れました。他部署の方々のサポートがなければ、正直あの時は乗り越えられなかったと思います。大変ではあったけれども、最終的に納品して、「来てくれてよかった」「また次もお願いするね」と言葉をかけてもらった時は、本当にやりがいを感じましたね。あの時のお客様からは今でも定期的に新しい相談をいただいたりしていて。今振り返ると辛かったけど、あの経験があったからこそ、今の私がいるんだなと思います。

高井さん

トラブル対応って大変だけど、解決した時は一番嬉しいよね。昔は自分の知識がなくて自信がなかったから、問い合わせ対応とかも頭を抱えながら対応していました。でも今はこういった問題解決を謎解きみたいに捉えていて、取り組むのが面白いんです。そして、それを超えて、お客様から直接「ありがとう」って言われた瞬間はもう本当に嬉しい。

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IHI原動機で成長できるのはどんな人?

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IHI原動機で成長できるのはどんな人?

田原さん

思いやりがある人は成長できると思います。後輩の子たちを見ていて「いい子だな」って思うのは、相手の立場に立って状況や意図を想像できる子が多い気がします。

高井さん

僕は「明るくて元気でいること」。本当にこれに尽きると思いますね。大学や専攻、学生のとき優秀だったかどうかよりもとにかくコミュニケーション(話)ができるかどうかが大事だと思うんです。勉強できる環境は整っているので、興味を持ってさえいれば、専門知識は入社後からでも追いつけます。

田原さん

本当それ!!私も、知識があることよりも大事なことはいっぱいあるなと思います。

高井さん

あと、特に技術系の仕事につく上で大事なのは、「分からないことを分からない」と言えること。1人で抱え込まずに周りに聞けることが大切ですね。分からないことに意思表明してくれる人は、どこに行っても成長できる気がします。

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熱い思いをもって一人ひとりが個性とスキルを活かしています。