ディーゼルエンジン ニイガタL2Pが「重要科学技術史資料」に登録されました

 当社の前身である株式会社新潟鐵工所が1928年に製造した4サイクルディーゼルエンジン ニイガタL2Pが、平成22年度の重要科学技術史資料として登録されました。

 重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)は、独立行政法人国立科学博物館が「科学技術の発達史上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義を持つ科学技術史資料」及び「国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えた科学技術氏資料」の保存・活用を図るために、平成20年度より実施している登録制度です。
 本機関は、新潟鐵工所が1919年に開発した最初の国産舶用ディーゼルエンジンと同系であり、現存する機関としては最古級のものです。このディーゼルエンジンの成功を機に国産ディーゼルエンジンが舶用主機関や産業用機関として広く用いられるようになりました。
九州帝国大学(現九州大学)に納品され試験用機関として利用されてきたものが、平成17年に当社に寄贈され、現在、太田工場(群馬県)に保存、展示されています。黎明期の国産ディーゼルエンジンの姿を今に伝えるものとして、今回の登録に至りました。
 今年度は27社が登録され、10月6日に登録証授与式が行われました。国立科学博物館・地球館(東京・上野)において10月31日までパネル展示が行われています。

以  上



太田工場に展示中のL2P

登録証