韓国NH農協統合電算センター新設工事向け非常用発電装置として
6500kVA非常用ガスタービンを4基出荷

 新潟原動機株式会社(以下「NPS」)は, 韓国NH農協統合電算センター向けに軽油炊き非常用ガスタービン「NGT3B-T」(6500kVA) を4基受注, 出荷しました。
 「NGT3B-T」は, 40秒起動*1に適合した世界最大出力の非常用発電用ガスタービンです。
 *1)日本の消防法では,非常用発電装置に40秒以内での起動が要求されています。

 本プロジェクトは, NH農協が韓国京畿道義王市に新規建設中の延面積91,570平方メートル(地上10階, 地下2階の規模)のInternet Data Center (以下, IDC)です。IDCにおいて電源確保はシステム稼動の最も重要な要素の一つであり, 当社のガスタービンは, その非常用電源用として使用されます。
 主契約者である, 韓国GnCenergy社 (以下, GnC)は, 韓国非常用発電装置の市場でNo.1のメーカーとして多数の内燃機関の納入実績を持っており, 当社と2015年1月にガスタービンのパッケージャー契約を締結しています。本案件では GnCが, 発電機, エンクロージャー, NPS製ガスタービン等を発電装置のパッケージとしてまとめ、受注成約しました。
 韓国国内のIDCでは, ディーゼルエンジン非常用発電装置が多くの割合を占めていますが, ガスタービンには, ①軽量 ②省スペース ③空冷 (冷却に水の設備が不要) ④高周波音のため音の遮断が容易 等の優位点があります。今後も比較的市街地近郊に建設をされるIDC, 工場等の韓国非常用ガスタービン発電装置の市場性は高いと期待しております。

 NPSは, ガスタービン, ディーゼルエンジン, ガスエンジン等, 軽油・重油焚き,ガス焚きといった多様な燃料に対応したエンジン発電装置を各種とりそろえており,今後も引き続き海外市場への積極的な営業活動を展開して参ります。


非常用ガスタービン NGT3B-T