ボート・カヌー専用回流水槽(ローイングタンク)
回流水槽を利用した漕艇研究・訓練装置

1.概要
2001年2月に東京都北区に新設された国立スポーツ科学センターに、ボート・カヌー専用回流水槽(ローイングタンク)を納入しまた。
ローイングタンクは、ボートやカヌーなどの漕艇競技の国際競技力の向上を目的とした研究・訓練用の設備です。
設備は、2基の縦型回流水槽とその中間に静止水槽があり、実艇を静止水槽に浮べます。被験者がオールを漕ぐ(ローイング)ことにより、摸擬走航することができます。実艇は上流側でバネで引っ張られており、オールを漕ぐたびに前後に動きます。
静止水槽の上流側には送風装置があり、漕艇中の風を模擬することができます。また静止水槽の真上にはデータ採取用ステージがあり、被験者を間近で観察し、指導することができます。
漕艇訓練と計測状況
2.訓練水槽および主要付帯装置仕様
  本体の寸法
  循環水槽開水路寸法
  静止水槽寸法
  駆動電動機
  最大流速
  
  
長さ 21m x 幅 8.0m x 高さ 4.5m
長さ 10m x 幅 2.5m x 水深 0.6m
長さ 11m x 幅 2.2m x 水深 0.6m
110kW x 4台(AC400V,50Hz)
5.5m/s
装置説明図
注)左の写真やイラストをクリックすると大きく表示します。
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