内 部 波 動 水 槽
海洋の密度層間に発生する波をシミュレート

1.概要
1998年に東京水産大学殿に内部波動水槽を納入しました。
海中には塩分濃度が異なるいくつかの層が存在しており、その境界層には海面の波よりも遙かに波長の長い波が発生します。このような流体内部の波を内部波といいます。内部波に伴って魚類が移動するという説もあります。
内部波の運動はまだ十分には解明されておりません。本装置は水槽の中に濃度の異なる水の層を作り、水槽端のフラップ揺動により内部波を作り出し、内部波が大陸棚を上っていく様子や内部波の発生メカニズムを研究・解明するためのものです。

内部波動水槽全景
2.装置仕様
水 槽 寸 法
内部波発生装置
  発生方式
  最大揺動
  揺動周期
   造    波    
L7.0 x B0.3 x D0.7m(内法)

フラップ式

±200mm(フラップ端レベル)
3〜20 s
規則波および不規則波


装置説明図
注)左の写真やイラストをクリックすると大きく表示します。
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