INTERVIEW転職者インタビュー

大企業だから実現できる
不動産の役割と未来

社会基盤・海洋事業領域
都市開発SBU 物流施設・住宅グループT.N.

本業を下支えする
縁の下の力持ち

現在の所属は都市開発SBUの物流施設・住宅グループです。IHIが保有している土地を活用して、主に不動産賃貸事業と開発事業を展開しています。オフィスビルや商業施設および物流施設の企画、開発、管理といった業務を一気通貫で行っています。

IHIにおける不動産事業はあまりイメージがわかないかもしれませんが、製造業一般にくらべ利益率が高く、IHIグループの収益を下支えする重要な役割を担っています。近年ではSGホールディングスグループの基幹施設である「Xフロンティア」をSGグループと共同で建設。最近では、豊洲で新しいオフィスビル建築の計画も進んでいます。

IHIへは2009年4月1日に入社しました。新卒後2社目の新興不動産会社が、2008年のリーマンショックの煽りを受けて倒産してしまったんですね。そこから転職活動を始めたところ、IHIの募集を見つけたんです。

実は当時IHIをあまり知らなかったので、募集に気がついたのは偶然でした。さらにたまたま元同僚に元IHIの方がいたので話を聞いたところ、人間関係や社内風土が良さそうだったので、入社を決めています。前職の会社が残っていたらそのまま働いていたと思うので、ご縁で繋がったように思っています。

街を育て見守る、IHIだから
できる不動産事業の魅力

重工業のIHIがなぜ不動産事業を?と思われるかも知れませんが、IHIだからできる不動産事業があります。IHIは豊洲を中心に工場跡地など多くの土地を保有しています。かなり規模の大きなものもありますが、すでに土地を保有しているということが大きなアドバンテージとなり、その時々で最適な事業パートナーと手を組みながら、主体的かつ長期目線にたって、一つの街をつくっていく、そんな開発事業を実施することができます。こうした歴史が長く大規模な企業だからこそ味わえる規模の事業は、IHIならではの魅力かと思います。

また、不動産は一般的に土地を買い、建物を建てて売るという回転型のビジネスです。しかし我々のビジネスの目的は、IHIの所有地を有効活用し、長期に渡り賃貸資産として運用していくことです。建てて終わり、売って終わりではなく、施設を建てた後には時間をかけてじっくり育てていくという思想があります。我々が手掛けた街や施設が、そこで暮らし働く人々とともに変化し、成長していく様子を見続けていけるのも、IHIならではの楽しみ方だと思っています。

IHIのような大きな会社ですと、そうした事業部門を子会社化するケースが多いと思います。しかしIHIは本体の中に不動産事業を組み込んでおり、そこに大きな意義を感じています。今IHIグループでは、事業構造改革をすすめているところで、ハードウェア供給中心から社会・顧客の課題を解決するライフサイクル重視へと変化を遂げつつあります。私たちの(不動産)事業はまさにライフサイクルビジネスの一部であり、また他の事業部門に不動産を通じた事業機会提供をすることにより、今後のIHIグループの発展に重要な役割を担うことができます。ただお金を稼ぐだけの事業に留まらず、プラスアルファの付加価値を生み出せる存在であり続けたいと思っています。

チャンスは平等、
目標に向かって
歩み続ける人と共に

IHIに入社以来、男性・女性、新卒・中途といった区別を受けることなく仕事に取り組んできています。どの立場であってもフラットに仕事を任されており、能力があればさらにその先へ、と平等にチャンスを与えられていると感じます。私自身が、男性が多く女性の少ない分野出身である影響もあるかもしれませんが、分け隔て無く非常に心地よく働ける環境であると思っています。

そのような環境だからこそ、性別や年齢、国籍などを問わず、叶えたい目標がある方と一緒に働きたいと思っています。現在IHIでは人事制度の見直しが行われ、能力や実績がより高く評価されるようになりました。しっかり目的意識を持っている人ほどステップアップの道が開けますし、新しい挑戦も歓迎される土壌が出来上がりつつあります。

IHIのような老舗企業ですと、流れの中にいるだけで生きていけるような会社だと思われる人もいるかもしれません。しかしIHIが求めている人材はそうではないと思っています。自ら掲げた目標に向かって努力し続けられるような人と一緒にIHIで働けることを楽しみにしています。

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