INTERVIEW転職者インタビュー

変革の旗手として
IHIのDXを推進する

高度情報マネジメント統括本部
LCBDX部H.U.

物流からデジタルへ、
きっかけは小さなデジタル化の成功体験

現在は高度情報マネジメント統括本部LCBDX部に所属しています。そこでは、ビジネスモデル・ビジネスプロセスの変革を通じてライフサイクルビジネスの拡大を図ることを目的とした戦略・施策の策定、及びIoT/ICTツールの企画・導入を実施しています。

私は前職では物流会社に勤務していました。元々物流に興味があったことから物流会社に入社をしましたが、仕事に取り組む中で徐々に物流における主導権はメーカーにあると感じるようになりました。例えるなら、メーカーがピッチャーで物流会社はキャッチャーであるように感じたのです。そして、自分でボールを投げてゲームを組み立てるピッチャーの仕事に携わってみたいとの思いが日に日に強くなり、総合重工業メーカーとしてグローバルにビジネスを展開しているIHIへの入社を決意しました。

私がIHIにおいて配属されたのはエネルギー関連のプラントを手掛ける事業部の物流部署でした。元々希望していた業務であり、強いやりがい持って業務に取り組むことができましたが、業務が多忙になるつれて自身の業務効率に疑問を抱くようになりました。その代表例がデータの入力です。物流・貿易関連の業務は、その性質上大量のドキュメントを正確且つスピーディに作成する必要があります。同じようなデータを様々なExcelファイルに繰り返し入力し、ひとたび入力ミスが発見されれば大業な手続が必要な訂正作業に奔走する、そんな業務の進め方に疑問を感じたのです。そこで同じ部署の先輩と協力して、デジタルの力で業務の進め方を変えていくことにしました。当時はデジタルによる業務効率化がほとんど進んでいなかったこともあり、専門的なITスキルが無くても比較的簡単に成果を出すことができました。今思い返せば非常に小さな業務改善ではありましたが、当時は周囲からの反響もあり、私の中には、それが非常に大きな成功体験として残りました。その体験をきっかけに、デジタルの力を強く認識した私はIHIが長年培ってきたノウハウや技術をデジタルの力で次世代へ繋ぐ仕事を本分としたいと考えるようになり、2019年に現在の所属部門である高度情報マネジメント統括本部に異動をさせて頂きました。

LCBDX部は人を巻き込み
流れを生み出す改革のど真ん中

LCBDX部に身を置いて以降、IHIの経営方針で示されている変革のど真ん中を担っていると日々実感しています。現在私は一スタッフであり、役職者ではありませんが、多くの裁量を持って変革を推し進める業務に携わっています。

現在私が取り組んでいるのが、ライフサイクルビジネスの拡大におけるキーファクターとなる「お客さまチャネルの拡大」です。お客さまとIHIグループの各事業部門を繋ぐためのポータルサイトや工事や機械の履歴を共有するためのプラットフォーム、BtoBに特化したECサイトなど今後IHIグループに広く展開していくツールの構築や導入支援を実施しています。

こうした活動においては、各事業部門の方とお話をする機会があり、カウンターパートには課長以上の方が出てこられます。そういった方々と会社を良くするための議論を重ね、企業としての価値向上を真剣に目指せる環境は、非常にやりがいを感じます。まさに改革のど真ん中にいると実感しています。

目指すは時代を
リードする変革の旗手

IHIで働く中で強く感じるのは、「個」が非常に尊重されていること、そして組織としての風通しが非常に良いことです。上長からの指示を盲目的に実行することを良しとする文化は全くありません。そんな仕事の進め方をしていたら、二言目には「頭が無い」と言われてしまいます。組織・職位の違いを超えた議論があちらこちらで常に巻き起こり、会社を良くしていくべく、常に社員全員が主体性を持って仕事に取り組んでいます。また、業務に必要なスキル習得をサポートする研修制度が非常に充実しており、その点は非常にありがたいと感じています。必要とあれば個人ではなかなか手が出ない数十万円するような外部講座の受講も可能です。また、業務に必要か否かの判断基準も決して近視眼的な基準ではなく、各個人が希望する今後のキャリアプランを踏まえた基準としている点も非常にありがたいですね。

IHIは今変革の真っただ中にいます。これからもIHIがお客さまと社会の課題に真正面から取り組み、存在価値を発揮し続けるためには、この変革の更に加速させていかなければなりません。より革新的な発想と行動力を備える人材が求められています。

私はこの時代において、企業の変革を実現する最も強力なツールはデジタルであると信じています。そのため、今後もデジタルによる変革、つまりIHIの”DX”に貢献していきたいと考えています。しかし、30年後に”X”を実現する最良の手段が”D”ではない何かに置き換わるのであれば、その新たな何かを手段として”X”を実現させたいです。これから先の未来、常にIHIの変革をリードする「変革の旗手」であり続けることこそが、私が掲げるビジョンです。変革は、常に自分自身が進化することで成し遂げられます。お客様の要望を叶えるために自分も変わっていく。自らの頭で考え、必要な技術や知識を身につけられてこそ、変革の旗手たり得ると考えています。是非そんな思いを持つ方と一緒に、IHIの変革を加速させていきたいと思っています。

INDEX