WORK STYLEIHIの働き方

充実した教育制度は
新たな仲間への信頼と期待の証

PROFILE

IHIが求めた新しい風は、
幅広い領域への挑戦心

藤井 IHIは170年の歴史を持つ重工業。重厚長大な機械、ハードウェア、インフラ系には強い反面、まだソフトウェアやセンシングはあまり得意でない一面があります。しかもこの分野はデジタルトランスフォーメーション(DX)には欠かせない技術分野です。現場のエンジニアが、自分たちなりにソフトウェア開発プロセスなどを勉強しながら業務に取り組んでいますが、さらなる発展のためにも、世の中のソフトウェアやセンシングのエンジニアが取り組んでいる仕事のやり方と経験を取り入れていきたいと思っています。そのためにも他社の最前線で活躍していた方を採用して、新しい風を取り込んでいきたいというのがキャリア採用の大きな目的です。

松田 私は前職で産業用ロボットのメーカーに勤務していました。元々もの作りに携わりたいという思いがあり、2016年に新卒で入社しています。5年半ほど勤務し、その間は製造現場に関わる事業領域の中で、ある程度細分化された業務に携わっていました。限定された領域に特化した仕事をする中で、だんだん特定の業務だけでなく、いろいろな事業領域、業務内容に関わりながら自分の裁量で仕事を進めていけるようになりたいという気持ちが強くなりました。そうして中途採用の募集を探している中でIHIの募集を見つけ、今に至っています。

藤井 IHIの採用選考を受けてみて、どんな印象を持ちましたか?

松田 私という人間を非常によく見ていただいているなと感じました。今までの働き方を経て今後どうしていきたいという私の希望を聞いていただいたうえで、いろいろなプロジェクトに関わり、さまざまな領域に価値を提供できるというお話をしていただけました。面接の雰囲気も自分と合うといいますか、自分が働くイメージがスムーズにできましたね。雰囲気と働き方の両面で私の気持ちと合致していましたので、ここで働いてみたいという気持ちが大きくなっていったのを覚えています。

上司と部下のギャップを埋める
「GAP面談」。
上司部下の
感覚をポジティブにすり合わせ

藤井 実際に入社した後に「思っていたのと違う」というところはありませんでしたか?

松田 IHIはとても大きな会社なので、いろいろな業務に携われるとはいいながらも、ある程度担当業務が細分化されると思っていました。大きなグループに所属し、その中で担当が細かく決められるのが前提なのではないかと。ところがプロジェクトごとに小さなグループがたくさんあり、そのグループ単位で動くケースが多くて。少ない人数のグループ内で、各人が広い裁量を持ってどんどん仕事を進めていく環境を見て、本当にいろいろやらせてもらえるんだと驚きました。
また、入社の1カ月目と3カ月目に面談をやっていただいたおかげで、会社が求めている役割や働きと私がやりたいことのすり合わせができたのは、働きやすさという面でもとてもありがたいと思いました。

藤井 「GAP面談」ですね。IHIではキャリア入社者向けに「Welcome Kit」という早期活躍支援プログラムの仕組みを取り入れており、GAP面談はそのコンテンツの1つです。入社して1か月が経ったところで所属長と本人の意識のズレを確認して、3か月目にそれがどう埋まったかを確認します。Welcome Kit導入前も入社直後の面談はありましたが、面談の観点とタイミングを定めてはいませんでした。お互い共通の観点で意識のすり合わせができるのはいい制度だなと思ってます。

松田 前職から通じて、こうした形で上司の方に面談をしていただけたのは初めてでした。お互いに感じていることのすり合わせをする期間を定めるのは、入社した側としても話やすいと思います。もちろん気軽に相談しても応えていただけるでしょうが、意識のすり合わせまでもっていくのは難しいと思いますので、この制度はとても安心してお話ができると思いました。

藤井 実際にGAP面談をしてみて、松田さんの考えと会社側の扱いにギャップを感じましたか?

松田 悪い意味でのギャップは全然無かったんですよ。キャリアを期待しての採用だったと思いますが、最初の1カ月は正直ちゃんとできているのかな、能力を発揮していると判断してもらえているのかな、という不安がありました。しかし藤井さんには私が適正にあった仕事をしていると認識していただいていたので、面談を通して不安というギャップが無くなったというのが正直な気持ちです。ポジティブな答え合わせをしてもらえたと思います。
藤井さんの側からはいかがでしたか?

藤井 同じ思いを持っていても、アンケートを取るだけでは数字上の評価が違うんだな、というのがわかりましたね。お互いに仕事はきちんとできていると思っているけれど、数字で表すとズレがでる。こちらはしっかりやってもらって満足と思っていても、キャリア採用された側はまだ力を発揮しきれていないと思っている、という話もありました。そういう意味では、私もポジティブなすり合わせができたと思っています。
3カ月目の面談はスムーズに入れましたね。お互いに順調だという認識の面談になったと思います。

松田 はい。1カ月目は少しずつ仕事をいただいて、初回の面談後から担当プロジェクトの問題解決に深く関わるような、重要な仕事を任せていただけるようになりました。他部署とのコミュニケーションも増えて、仕事面で貢献できているという実感が成長している最中に3カ月目面談を迎えましたので、不安なくお話できたと思います。

チャレンジしたい人ほど
やりがいあり。意見を
発信できる風土がIHIの魅力

松田 サポーター制度もWelcome Kitの一部ですよね。

藤井 そうですね。技術だけでなくIHI内での過ごし方や各種手続きの方法など、あらゆる相談を気軽にできる指導役をつけています。基本的には普段取り組んでいる仕事が同じ人をつけるようにしています。松田さんのサポーターも、松田さんと同じような仕事をしているソフトウェアの専門家で、同じキャリア採用の人を選びました。今はコロナの影響もあって職種によっては出社しない日が多いので、近い位置の人じゃないと顔を合わせないんですよね。

松田 サポーターという名前こそついていますが、一緒に仕事をしながら何でも相談できる先輩のような存在ですね。教育のための特別な存在という印象は感じていません。同じキャリア採用なので場違い感のようなズレを感じることもありませんし、キャリア採用ならではの苦労もわかっていただけるので、とても過ごしやすい関係を作ってもらっています。

藤井 ここまでの話を聞いた印象としては、IHIには満足していますか?

松田 はい。所属するグループが小さな会社のような役割で、中では自分たちでどんどん積極的に動いていける環境はやりがいがあります。まだ入社して数カ月ですが、下からもどんどん意見を発信していける環境には満足しています。これからも社内でキャリアを積んで、もっといろいろなことにチャレンジしていきたいですね。
社内の教育制度が充実しているのもIHIの魅力のひとつだと思います。スキルアップのための講座受講を業務の一環としてやらせてもらえるのはうれしいですね。今はまだ活用しきれていませんが、今後は積極的に使っていきたいと思っています。

藤井 教育制度は従業員一人一人の成長やキャリア志向に合わせて受講できる自律・選択型の研修プログラムが用意されています。IHIグループ内で技術講座やビジネススキル講座を提供していますし、必要に応じて社外のセミナー受講も認めていますので、ぜひ積極的に活用してください。今後はIoTやAIといったキーワードの社内教育も充実してくる予定です。
働き方からみたIHIは、他社では縦割りで役割が明確に決まるところ、広い範囲の仕事を任せられる風土がある会社ですね。自分から手を上げていけば、専門性以外の業務にも進出できます。それが大変という人もいると思いますけど、何にでも首を突っ込んでチャレンジしたいという人には、やりがいを感じられるいい職場だと思いますよ。

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