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当社は、エンジニアそれぞれの担当機種が明確になっており、開発から量産まで一貫して携わることが特徴です。
私はコンビネーションベーラという製品の機械部分を担当しており、入社2年目から副担当、４年目である今年度から主担当を任されています。
この製品は、牧畜における飼料用のトウモロコシなどの刈取り・成形・梱包を１台で行える製品で、従来2台の機械が行っていた作業を１台に集約したことで、農家の皆さまの作業効率を大幅に高めたものです。2019年に発売されましたが、刈取り部・機械内部のコンベア搬送部、成形部、梱包部と複雑な機構をもち、様々な改良の余地がありますので、主担当は自らのアイデアを積極的に形にして良い製品に改良していくことが求められています。
改良は製図などのデスクワークだけでなく、試作した部品を組付けて試験し、さらにより良い部品形状となるよう研削、溶接、穿孔といった加工も自ら行います。あれこれ工夫する過程や、思ったような動作・性能を出せた瞬間の達成感がこの仕事の魅力だと感じています。
これから新製品の開発にも携わります。今までの経験を活かしてより良い製品づくりをすることが今後の目標です。

街づくりに携わるお客様からの要望・要求について、基本設計者としてその場に最適なIHIパーキングシステムを提案していく仕事に携わっています。
基本設計といえば設計の上流部門にあたり、お客様の要望・要求を実現するための課題・問題を分析し、それらをクリアにしていくことでシステムを造りあげていくことが主な業務です。さらに、引渡しまでの物件のマネジメントも行っており、計画から納品まで携わることのできる社内でも数少ない業種でもあります。
また、業務を行っていく上では順調に物事が進むことばかりではなく、様々なトラブルや仕様変更が発生することがあります。その場合、迅速で且つ的確な対応を求められるため、社内・外との調整を行い、協力していくことで確実に問題をつぶしていくことになります。その際に私が気を付けていることは、現実を直視し、どうにかして自身で解決していくんだという姿勢でいることであり、日々の経験が技術者としてスキルアップしてると実感しています。
このような様々な経験を通して、技術者として成長し、よりよい街づくりに貢献していければよいと考えています。

私が所属するIHI回転機械エンジニアリングは、コンプレッサをはじめ回転機械の技術を通じて社会インフラを支える会社です。水処理設備、LNG火力発電設備、航空宇宙系の環境試験設備に至る多様なお客さまを相手に納入した製品の健全且つ持続的な運用をサービス事業(≒メンテナンス+α)の側面からサポートする、それが私の営業としての役割です。間接的であれ水陸空宇宙と繋がりを感じて業務に従事できるのは裾野が広い回転機械事業の魅力のひとつです。
社会インフラの根幹に関わるお客さま相手故、お客さまが直面する社会課題は日々の暮らしの課題そのもの。"環境負荷低減への移行プロセスの傍ら既存インフラは活かしたい"、"継続運用見通しの傍ら老朽化は待ったなし"、ジレンマに立たされるお客さまに真摯に耳を傾け社内にお客さまの声を届ける、社内で整えた施策を携えお客さまと一緒に課題解決に取り組む、私はこのプロセスを通じてお客さま満足を実現しています。
変化に富んだ時代故課題解決のアプローチも様々、物事を多角的に捉え課題解決にあたることでお客さまとのパートナーシップをより強固なものとしていきます。

私は、設計・開発に携わっています。通常の設計業務ではお客さまからの引合案件に対して受注前に、技術説明、仕様確認、設置場所の調査などを行ない、受注後契約仕様に基づき設計します。また、新製品の開発も担当しています。 お客さまの要求が高く、それを満足させるのに苦労しますが、それを達成することにやりがいを感じています。
自分のアイデアが実際に採用され世の中に出て、多くの人に必要とされ、そして使用していただいたときの喜びは何物にも代えがたいものです。時には自分が設計した装置がお客さまの要求を満足させることができないこともありますが、その問題点を分析し、解決したときには大きな充実感があります。このような時に、自らの成長を実感することもでき、とてもやりがいを感じます。

当社の中型ボイラ（炉筒煙管式ボイラ）の設計業務を担当しています。
普段の業務としては、見積に関して特殊仕様の工事金額を算出したり、受注工事に関してはお客さまのご要望どおりとなるよう、設計担当としてボイラのスペックをアレンジし、営業や製造部門に提案、協議しながら各種図面を調整していく仕事です。
また、お客さまや営業、メンテナンスの社員などから技術的な問合せを受け、それに対して回答したりする時にはアドバイスする相談業務も担当しています。
初めて自分の担当案件として設計を任されたとき、ボイラの製作図などを自ら調整しました。また、実際に工場でその出来栄えを見に行きながら（そこで配管が干渉するというミスも判明しましたが）、各種製造工程で工場の製造担当者や、設計部門の上司から自分のミスに対して一緒に考えていただきました。そして最終的に完成したボイラを見て、全て自分でプロデュースした成果を肌で実感し、感激したことを覚えています。そのような経験から設計業務の難しさだけでなく、課題を解決していく面白さを実感しました。記念すべき自分の第一号ボイラは、官公庁の関連施設に納入され、いまも活躍しています。

当社は、紙を生産・供給している製紙会社への生産設備を提案・供給する製紙プラントの総合システムサプライヤーです。ドイツのフォイトペーパー社との日独国際合併社として2001年に設立されました。原料を調成する「原質機械」、原料から紙を生産する「抄紙機」、紙の表面に薬品を塗る「塗工機」、紙に光沢を付け、裁断・巻上げる「仕上機械」、そして主要機械を制御する「オートメーション」。製紙工場内全てに必要な設備を供給しています。
20年以上稼働している原質機械のラインから、紙の品質向上や省エネの提案をし、最新機械を入れるプロジェクトや既設機械を改造するプロジェクトにおいて、スクリーンの設計を担当しています。製紙会社のお客さまの要求が高く、それを満足させるのに苦労しますが、それを達成することにやりがいを感じています。
自らの技術力を高め、お客さまのニーズにお応えするとともに、一歩先に行く原質機器設備を開発・設計することを目標にしています。

物流システムのプラント建設工事や機器の据付工事にかかわる全体工事の計画立案を主な業務としています。お客さまや建設会社、協力会社の方々との工程調整や工事の進め方など多岐にわたり検討・調整を行い、工事が予定どおりかつ円滑・安全に進むよう、日々さまざまな調整やサポートを行っています。
主なやりがいは3つあります。1つ目は、大規模な工事や複雑な設計の工事に半年〜1年間現場で携わり、最終的に各種機器が動き出したとき。2つ目は、工事が終わり設備を納めた際にお客さまから感謝の言葉をいただいたとき。最後に3つ目は、提供した物流プラント設備がお客さまの発展に寄与したと認められ、別設備の建造計画の際にまた指名いただけた時は頑張って良かったなと感じる瞬間であり、やりがいとなっています。
今後は、難易度の高いシステムや最新機器を応用したシステム、海外物流プラント工事等でも普段と変わらずスムーズに工事完成までサポートできることを目標としています。そのため、海外案件対応に向け外国語を覚えたり、新技術・システムが開発されるたびに習得したりと勉強することが多く大変ですが、その分飽きることのない楽しい仕事だと感じています。

入社以来私はコンベヤ設計一筋。そんな私の仕事の流れを説明しましょう。
まずお客さまのご要望や条件に基づいて、SEがコンベヤラインのプランニングをします。これをもとに私たち設計はコンベヤの全体図を描きます。出来上がった図面は上司の厳しい目で、誤りや機能に問題がないかをチェックされた上でお客さまへ提出をします。お客さまで全体図の最終的なチェックが行われ、ご指摘があればこれに対応をします。最終確認が取れたら各部品の図面設計やモータ、センサー等の購入品手配をします。出来上がった図面や手配表は再び厳しいチェックを通り調達部門に提出されます。図面や手配表をもとにして部品が製作・手配され、その後工場で組立、試運転調整、検査を経てお客さまに向けて出荷されます。
私の図面が実物に出来上っていく様子が、すぐ隣の工場で見ることができます！　これはハラハラドキドキもの…でも無事にお客さまのお手元に届けることができた瞬間は、設計冥利に尽きる思いです。
コンベヤを通して皆さんのお手元にさまざまなモノが届けられます。普段あまり目にすることはありませんが、皆さんの暮らしをしっかり支える製品を私たちは作りつづけています。