VOICES 先輩社員の声

先輩社員一覧に戻る

資源・エネルギー・環境事業領域

株式会社IHI原動機

会社紹介

技術センター
技術開発部 基礎技術1グループ

  • 中里 隆文
  • Takafumi Nakazato

2016年入社
知能機械創製理工学教育プログラム

中里 隆文

事業の概要をご説明ください。

主に船舶、発電、鉄道車両向けのレシプロエンジン(ディーゼル、ガス)およびガスタービンの開発、設計、製造をしており、メンテナンスなどのアフターサービスも行っております。船舶向けでは推進装置(Zペラ)も自社で製造しているため、エンジンから推進装置まで一括してお客様に納入しています。発電向けでは幅広い出力ラインナップでお客様のニーズに対応します。

入社を決めた理由は?

私はエンジンが好きで、大学院ではエンジンに強い研究室に所属し、就職先もエンジンに携われる会社を中心に考えていました。入社の決め手となったのは工場見学でした。先輩社員との話から、少ない人数でエンジンづくりに取り組んでいると知ったのです。担当が細かく分かれているのではなく、少数精鋭のチームがエンジンの最初から最後まで携わっている体制に、きっとものづくりの実感が得られるに違いないと感じました。

現在のお仕事の内容を具体的に教えてください。

私は入社以来、ガスエンジンについての開発試験を担当しています。試験を行うのは製品化に向けて開発が進められているエンジン。試験内容の立案から報告書の作成まで、トータルに携われることも面白味につながっています。数値目標に対してどのような試験方法を採用するかといったことから検討するため、主体的に試験と向き合うことができます。

やりがいを感じたエピソードや魅力を教えてください。

燃費向上を目指し、開発が進む部品をテストエンジンに取り付けて、実際にエンジンを運転して各種の計測を行い、その結果をとりまとめて、考察とともに設計グループにフィードバックします。常に新しい技術を模索し、チャレンジし続けていけることが大きなやりがいです。

社風や職場の雰囲気について教えてください。

日本初のハイブリッドタグボート用推進システムやLNG燃料タグボート向けにデュアルフューエルエンジンを開発し、環境対応など時代の課題と要望に応えるため「ないものは自分たちでつくる」というDNAが受け継がれています。
私の職場は研究開発部門ということもあり、高い専門性を持つ方が多く、自己のスキルアップを感じられます。また、困ったときに先輩や上司にも相談しやすく心強いと感じます。

今後の目標は何ですか?

ガスエンジンに対してどんなニーズを持っているのかを把握するようなるべく視野を広く持ち、アンテナを高く張ることが重要だと考えています。目指すのは“ガスエンジンなら中里”と認めてもらえるようになること。入社直後、私は「世界一のエンジンをつくる」と周囲に夢を語りました。その夢は今も変わっていません。あらゆるニーズにたった一台で応えられるような“究極のエンジン”を、いつか自分の手で開発したいと思います。

就職活動中の学生に向けて、IHIグループや御社の魅力をアピールするメッセージをどうぞ。

当社は若手社員に対してさまざまな経験をさせよう、という風土があります。人数が少なく、業務の担当範囲が広いことで大変な面もありますが、製品が完成したときの達成感も大きいです。製品自体も大きなものが多いので、「ものづくり」の実感をより感じられる環境だと思います。

中里 隆文