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資源・エネルギー・環境事業領域

株式会社ディーゼルユナイテッド

会社紹介

技術部 ソリューション事業室

  • 廣野 雅晃
  • Masaaki Hirono

2014年入社
工学部 機械工学科 卒

廣野 雅晃

事業の概要をご説明ください。

当社は、大型ディーゼルエンジンの設計・製造および関連機器の開発を行なっています。
主力製品である2ストロークエンジンは、大型のタンカーやコンテナ船等、海上物資輸送の原動力として活躍しています。また、環境対策型のRT-flex、W-Xタイプのエンジンは、燃費の良さや、スモークレスなどの特長があります。
4ストロークエンジンは、客船、フェリー、そして離島や内陸に設置される陸上発電用エンジンとして活用されています。

入社を決めた理由は?

特大サイズの大型エンジンに一目惚れしました!
学生時代に、あるテレビ番組で紹介されたエンジン部品をみて、「こんなにも大きなクランク軸があるのか」と驚いたことが、舶用業界に興味を持ったきっかけでした。その中で、商船に使用される舶用エンジンが、信じられないほど大きなエンジンであることを知り、さらに興奮したのは今でも覚えています。
就職活動中に、工場を見学し、まさに自分を驚かせた特大エンジンを目の前にしたとき、「自分でこのエンジンを作っていきたい!」と強く思い、入社を決めました。

現在のお仕事の内容を具体的に教えてください。

現在、低速エンジンの設計を担当しています。
ライセンサーの図面をもとに、さらに詳細な図面を作製しますが、その際にこれまで培った設計ノウハウから変更すべき点を洗い出します。そのアイデアを資料にまとめ、ライセンサーに変更の承認をとり、当社独自の図面にしていきます。
ライセンサーどおりの図面でよいのか、この図面で問題は起きないのかを考えることが最も重要な仕事です。そのためには、職場の上司や先輩に自らすすんで質問すること、工場・現場に行き、自分で調査・確認することも心がけています。

やりがいを感じたエピソードや魅力を教えてください。

お客さまに製品を長く愛用してもらうということが、私にとっての仕事のやりがいに繋がっています。就航船にエンジニアとして乗船した際に、船内が非常にきれいであったことにとても驚き、機関室を含めて船が大切に扱われているということを実感しました。
船のエンジンはおよそ30年使用することを想定して設計されています。つまり、自分が設計したエンジンは、自分が定年を迎える頃まで使われ続けることになります。長く大切に扱っていただけるよう、技術を持って応えていきたいと思います。

社風や職場の雰囲気について教えてください。

入社後、すぐに乗船し実際の運転を見たり、製品の強度評価をしオリジナル部品を一から設計したり、自分の目で確かめ肌で勉強しつつ、仕事に取り組める職場です。もちろん、不安な点や分からない点については、頼もしい先輩たちがフォローをしてくれて、親身になって教えてくれます!
また、年末年始・五月・夏季に長期休暇があります。私自身、外国語の勉強も兼ねて、バックパックの旅行や趣味の登山をしています。オンはしっかり仕事をし、オフは充分に遊ぶことのできる、メリハリのついた社風です。

今後の目標は何ですか?

1つの分野にとどまらず、総合的な視野で「ものづくり」ができるエンジニアになることです。
エンジンは様々な技術を結集してできており、それぞれに対してノウハウがあります。また、デュアルフュエルエンジンといったこれまでとはまったく異なる新しい技術も開発されています。種々の技術を吸収して、より良い「ものづくり」ができる人となり、社会に貢献したいです。
そのためには、どんなことも受け身にならずに日々挑戦し、向上心をもって仕事に取り組みたいと思っています。

就職活動中の学生に向けて、IHIグループや御社の魅力をアピールするメッセージをどうぞ。

日本から外国へ行くにはどうしても海を越えなければならず、外国との物資の輸出入の99%は船で運ばれているとも言われています。船の原動力であるディーゼルエンジンは、現代社会を維持するためには必要不可欠であることから、我々の仕事が人々の生活を支え、社会の発展に貢献していると感じています。
当社では、ライセンサーのあるヨーロッパだけではなく、アジアなど様々な国をフィールドに、自分の専門知識を強みとして活かし、視野や技術の幅を広げることができると思います。

廣野 雅晃