当社は農業用作業機械、芝草管理機械、殺菌・脱臭機器などを製造販売している会社です。農業用作業機械は、主に酪農における飼料(牧草などのえさ)を栽培、刈取り、保管することに関する製品、芝草管理機械はゴルフ場やサッカー場などで芝生を刈り取ることに関する製品、殺菌・脱臭機器は医療機関や宿泊施設などでお客様に清潔に利用いただくために活用する製品です。私は、農業用作業機械を制御する装置の開発に携わっています。
学生のときは、農業用作業機械を牽引したり、作業機の動力となるトラクタの自律制御を研究していました。フィールドワークの際に農家さんから「トラクタを自動で動かすのは良いが、結局作業機側も自律制御されないと意味が無い」という話を聞いて、もっともだと思い、作業機のメーカーに興味を持ったのがきっかけです。
トラクタメーカーと対等な関係を築きながら一貫して作業機を製造している当社に可能性を覚え、入社を決めました。
開発部 ICT開発グループという部署で、農業用作業機械の制御部分を開発する業務を行っています。ICTグループでは、電気制御ユニットのプログラミングなどのソフト面、基板などのハード面両方の開発を行っており、また開発プロセスにおいては、設計から試験、量産にいたるまでの一連の流れすべてを担っています。
当社は、機種ごとに担当者が決まっており、設計から量産まで一貫して携わることができる点が特徴です。
この記事を書いているときはまだ3年目で、今の担当機種については開発の途中から参加しました。しかし、ソフトウェア開発に携わり、共同開発している取引先と行った実証実験で高い評価を得て、製品化に結びつけることができ、大きな達成感と喜びを味わいました。
雰囲気がとても良いです。機種ごとに担当者が決まっている一方で、製品には共通する部分もありますので、気軽に質問、相談、サポートし合える環境で風通しが良いです。上司部下・先輩後輩の関係を大切にしつつも、開発者としてフラットに接することができる点は、若年者としては嬉しいです。
また、外部研修への参加や休暇などのスケジュールについては、上司に相談すると、組織の全体感をもって調整してもらえます。そのため研修への参加も容易で、成長する機会が整っています。
今の担当機種の開発には途中から携わりましたので、今後は一機種の開発を最初から最後までしっかり担当することが当面の目標です。ソフト開発の知識だけでなく、機械工学などの知識も必要になりますので、多くのことを学ぶ必要がありますが、逆に機種を任されると、もっと多くのことを知りたくなってきます。
そして、担当した製品がお客さまの役立つものになれば嬉しいですし、技術力を高めて先輩たちへ恩返ししたり、後輩へ還元したいとも考えています。
就職活動の際に、仕事とプライベートの両立は企業選びの重要なポイントだと思いますが、当社はワークライフバランスを大切にする会社です。
また、1機種任されるとなると技術力も高いものが求められますが、私の部署では、初めてトライする仕事には余裕を持ったスケジュールを組んでもらったり、仕事に詰まってしまった時は相談したり、サポートしあう環境があり、学び、成長しながら働くことができる職場だと実感しています。是非、一度見学にお越しください。
