IHI現地駐在員紹介 | 05

林 文洋

Singapore:Singapore

IHI ASIA PACIFIC PTE. LTD. Finance, Administration & Corporate Planning Div.

林 文洋

Fumihiro Rin

2008年入社
法学部法律学科

キャリアステップ

2008年 契約法務部配属。ドイツにおけるコンソーシアムパートナー破産対応,スイス事業会社買収支援,アルジェリアでの仲裁案件・税務紛争対応などを含む国内外の契約審査,紛争対応等の法務支援を担当。
2013年 USC Gould School of Law LLMコースに留学し,米国の法律を学ぶ。
2014年 米国法律事務所にトレイニーとして1年間出向。航空機ファイナンス・リース案件などの法務支援を担当。
2015年 米国ニューヨーク州弁護士登録。
法務部事業法務グループにて,タイにおける外資規制対応などを含む国内外の契約審査,紛争対応等の法務支援を担当。
2016年 現所属にてアジア太平洋地域内におけるコンプライアンス体制の確立,契約審査,紛争対応等の法務支援,域内グループ会社の内部監査,その他のアドミニストレーション業務を担当。

携わっている仕事

アジア太平洋地域におけるIHIのリーガルリスクをコントロールすることが私のミッションです。これには大きく2つの活動があります。
ひとつは契約リスクのコントロールです。具体的には、地域内のグループ会社が締結する各種契約について、その作成、内容審査、相手方との契約支援、さらには契約から生じた紛争の解決策を模索することなどが含まれます。
もうひとつの活動は、コンプライアンスリスクのコントロールです。地域内各社が法令違反を起こさないような仕組みづくり、独占禁止法や公務員贈賄規制などのハイリスクな法規制の内容に関する各社社員の教育、適切に法令を守れているかモニタリングすることなどが主な活動です。
IHI本社や現地の弁護士などの専門家のサポートを得ながらこれらの業務に取り組んでいます。

仕事のやりがい・面白さ

私の所属するIHI ASIA PACIFIC社は、アジア太平洋地域の地域統括会社として地域内各国に所在する各社のサポートをしています。これらの国々は言葉も通貨も宗教も文化も法律も社会体制も発展度合いもそれぞれに異なっているので、このように多様な各国各社のローカルな要望に応えるのは大きなチャレンジです。コンプライアンス教育ひとつとっても何語で資料を準備するのか、通訳は必要か、その国の法令に適合するかなど考えることは盛りだくさん。
一方で、ヨーロッパの企業が東南アジアで贈賄をするとアメリカの法律で裁かれる、というようにコンプライアンスの問題にもグローバルな対応が求められる昨今、ローカルばかり見ていては足元を掬われてしまいます。
あらゆる方面にアンテナを張り巡らせて様々な知識を吸収し、持てる力を総動員して大きな課題に取り組む日々はやりがいに溢れています。