PEOPLE
法務
2017年入社
山下 聡史YAMASHITA SATOSHI
CAREER
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2017年
法務部 コーポレート法務グループに配属
“攻めた判断”で解決に導く。
IHIグループのリーガルリスクコントロールを担当しています。そのひとつが、法律相談対応です。法律の知識も当然重要ですが、ビジネスの知識がないと的外れな指摘になってしまうため事業部との意見交換が重要です。もうひとつが、コンプライアンスに関する業務。ルール違反を防止するため、地道な社内教育やモニタリングを行っています。
入社1年目の指導員に言われた「基本を大事にすること」を心がけて仕事と向き合っています。大学で習うような細かな知識は必要とされませんが、回答の質やスピード、説得力を担保するために基本はおろそかにできません。また、法律を理解しているからこそ”攻めた判断”が下せます。
もうひとつは「お客さまの存在を意識すること」です。法務のお客さまは、IHIグループの全部門。法的な正論を振りかざすのは簡単ですが、それでは解決につながりません。リスク回避はもちろん、依頼部門の悩みややりたい事をできるだけ叶えられるよう、頭を使っていきたいです。
実践する。
入社2年目で経験した、契約約款の作成支援が印象に残っています。私が作った初期のドラフトは関係会社特有の業務手順や客層を理解しておらず「こんなやり方はやっていられない」と言われる状態。再ヒアリングを行い、数ヶ月かけて納得いただけるレベルまで引き上げました。完成した契約約款は外部機関からの指摘を解消し、業務の整流化にもつながりました。この仕事が「法務が発揮すべき価値」について考えるきっかけとなり、仕事の取り組み方も変わりました。
私の目標は、何かあった時に真っ先に頼ってもらえる法務パーソンになることです。そのためには、専門性の向上はもちろんビジネスのさらなる理解が必要です。現在注力しているのが、独占禁止法遵守に関する社内ルールの改定。部門ごとの画一的なルールを、事業部ごとのリスクの濃淡に合わせて作り替えようとしています。リスクを評価するためには、事業部門と対話を重ねる必要があります。理解を深めることで、ルール改定以外でも効果的なサポートができると信じています。
オーボエを演奏し、アマチュアのオーケストラや室内楽に参加しています。音楽が好きなのはもちろんですが、気心の知れた仲間と一緒に練習し、本番に臨み、お酒を飲むのが私にとってのかけがえのない時間。学生時代のように練習に何時間も費やせませんが、これからも上達していきたいです。
在宅勤務が増えてからは運動不足を解消すべくランニングを始めました。目標タイムや距離は決めず、行ってみたい場所をランニングコースにしています。完全なインドア人間ですが思ったより継続しているので、今後はもっと遠出してみます!
※記事内容は取材当時のものです。