PEOPLE
航空・宇宙・防衛事業領域
技術開発センター 要素技術部 空力技術グループ
設計
総合理工学研究科 創造エネルギー専攻 修了
2014年入社
赤上 佐織AKAGAMI SAORI
CAREER
-
2014年
航空宇宙事業本部 民間エンジン事業部 技術部 技術グル-プへ配属/旅客機向けジェットエンジン高圧圧縮機翼部品の維持設計を担当
-
2018年
部内異動/旅客機向けジェットエンジン(PW1100G-JM)低圧圧縮機翼部品の開発設計を担当 約1年間、米Pratt&Whitney社へ長期出張
-
2019年
要素技術部 空力技術グループへ異動/防衛装備庁向けジェットエンジン圧縮機の空力設計、エアロメカ設計を担当
さまざまな要因を考慮する。
小学生の頃から人工衛星、スペースシャトル、航空機といった「空飛ぶものづくり」に憧れていました。修士1年の夏に参加したIHIのインターンシップで出会えたのが、技術と真摯に向き合うプロフェッショナルでありながら好奇心を忘れず、そして親切な先輩たち。私もそんな技術者になりたいと思って入社を決めました。
現在は防衛装備庁向けジェットエンジンの圧縮機空力設計やエアロメカ設計に携わっています。実際に起こっている事象を想像力豊かにとらえ、さまざまな要因を考慮して検討に向き合う重要性を肌で感じる日々。社内の専門家に報告や相談をさせていただきながら、目の前の課題解決と改良設計に取り組んでいます。
仕事で常に心がけているのが、社内外を問わず、見る方にとって分かりやすいアウトプットを報告すること。「一緒に仕事をして良かった!」と思ってもらえるよう試行錯誤を重ねています。
提案できるエンジニアへ。
入社以来、ジェットエンジンの圧縮機のものづくりに携わってきました。目の前の課題に向き合うほどに、担当する部品に愛着が湧いてきます。
現在はHPC(高圧圧縮機)に強い思い入れがあります。技術の進歩がめざましいジェットエンジンにおいては、HPCはより高圧・高温の環境下で運用されることになります。フィールドではこれまでに経験がないような新しい知見が得られはじめており、エンジン運用に影響が及ぶことも考えられます。お客さまの困り事となりえる種をいち早く察知できるよう、アンテナを高く張って情報収集することを心がけています。
これらの課題解決に取り組む過程で、「HPCと言えばIHI」と思っていただけるような配慮の行き届いたものづくりを続けたいと考えています。そして、電動化や水素など、これからの航空推進のあり方を提案できるエンジニアをめざして日々の業務に取り組みます。
家族や親しい友人と、おいしいご飯を食べながらお喋りするのが癒しのひととき。また、飛行機が大好きで、空港はもちろん航空自衛隊のさまざまな基地に足を運んでいます。音を楽しんだり、ブルーインパルスのベストショットを狙ったりと楽しみ方は無限大!アメリカ出張時にはサンダーバーズとブルーエンジェルスを見ることができ、心から感動しました。この1年はフライトシミュレーターでパイロット気分を味わっています。
※記事内容は取材当時のものです。